2008〜2009 Foot ball Talks
2009/6/6

ヨーロッパのシーズン終了。そして舞台はW杯の最終予選に。

日本はついさっき4度目の切符を手にした。
ヒデという大黒柱がいなくなって、俊輔が引っ張った岡田JAPAN。
アジアの枠が増えて、いつの間にかW杯が憧れじゃなく、義務になった21世紀。
高校生の頃に初めて日本がW杯に行くって決まったときはドキドキしたもんだ。

ただ、このまんまじゃ、また予選G突破はできそうにない。
FWは森本の成長次第なところがある。中盤は誰が出ても同じだろう。でもDFがダメだ。ぶっちゃけ中澤とトゥーリオは安定という
DFの最重要要素が欠けている。世界レベルのFWを相手にした時・・・止められるイメージが無い。
トルシエの頃は絶対に個人対決の試合にしなかった。良くも悪くも組織VS組織。
フランス人が一番日本らしい戦いしてたと思う。

まあ、日本の話しは置いといて、ストーブリーグの話をしましょう。

まず、プレミアから
どうやら監督人事はチェルシーの後任にアンチェロッティが座った以外、大きな動きはなさそう。
ユナイテッドはパクが売られるか知れない。そしてテベスは英国内で移籍が済みそう。自分の首を絞めることになりかねないマンU。
昨年最大のテーマだったロナウドの移籍話は、レアルがカカに照準を定めた為、なくなってしまう可能性が。
結局、ファーガソンの粘り勝ちということか。そうなるとリベリーの新天地はここではなさそう。
個人的に一押しのテクニシャン、ベナユンは移籍の可能性。リバプールは優勝したくないのだろうか?
オーウェンはマンCとも言われているが、ガラスのエースは10代がピークだったのだろうか。

いつになく揺れるセリエA
理由はイタリアの税制度か?国外脱出が始まった。
ミランの監督は鹿島にもいたジーコの後継者レオナルドに。当初はカカのためかとも思われたが、首相であり、オーナーのベルルスコーニによる
「財政難」発言により、カカはどうやら売りに出されそう。ロナウジーニョで代わりが務まるとも思っているようで・・・。
同じくミラノの怪物、イブラはレアルのライバルのバルサに行くのでは?ともっぱらの噂。正直、テクニックは問題ないものの、
バルサのスピードについていけるのか不安ではある。そうなると、インテルは代役をドログバかエトーで補うしかない。
ユーベはOBのフェラーラが監督に。ここ数年、青年監督ブームだが、果たして・・・。まあ、この人事はW杯終了後にリッピを迎え入れる準備とも
言われており、ユーベはいまだ再建中というところか。
ちょっとマイナーな話では、破天荒な元名GKのゼンガ監督は森本のカターニアからライバルのパレルモに禁断の移籍。
イタリアマフィアのうずまく地域で、両チームの対戦時に死者も出ただけに、ゼンガはぶっとんだことをしたもんだ。

そしてリーガ
バルサは世界最高と世界最強のダブルネームを獲得したが、イブラ獲得に動くなど余念が無い。
逆に、大改革が必要なレアルはペジェグリーニを紳監督に迎えた。なんだかサプライズもクソもない監督人事だが
選手獲得は相変わらず主役だ。ロナウドへの触手はもちろん、カカはミラン自体とは了承を取り付けた模様。
リベリーに加え、イブラにもジダン経由で横やり。個人的にはレアルを勝たせるのにイブラ獲得は最も有効な対応策だとは思う。
バレンシアは6位でCLを逃した。そしてソリアーノが辞任。よってビジャ、シルバをはじめとする大物のバーゲンが始まる可能性が大。

今年はW杯もEUROもない谷間の年。最終予選とコンフェデは上手い具合に選手の見本市になっており
久々に大移動が始まる模様。



 
UEFA CHAMPIONS LEAGUE
CL
順位 チーム
優勝     バルセロナ
2位 マンU
ベスト4 アーセナル
チェルシー



UEFA EUROPE LEAGUE
EL
順位 チーム
優勝     アトレティコ・マドリー
2位 フルハム
ベスト4 リバプール
ハンブルガー





LIGA ESPANOLA
LIGA
リーグ順位 チーム CL優先権
1位 バルセロナ CL出場
2位 レアル・マドリー CL出場
3位 セビージャ CL出場
4位 バレンシア CL出場
以下 ビジャレアル UEFA杯出場
カップ順位 チーム
優勝  バルセロナ
2位

クラシコの勝利で優勝は決まったも同然だったが、勝てば優勝のビジャレアル戦に、なんとロスタイム同点弾を叩き込まれたバルサ。
ハッキリ言って縁起が悪すぎる。

レアルもビジャレアルの魔の手にかかり、敗退。これでバルサの優勝が決定。
レアルはチームとして、決して暗黒の時代などと呼べるはずがないのだが、どうもバルサと比較すると
悪いようにしか映らない。

会長選挙しだいで新たな黄金期を生み出せるか




 
PREMIER LEAGUE
PREMIER
リーグ順位 チーム CL優先権
1位 マンU CL出場
2位 リバプール CL出場
3位 チェルシー CL出場
4位 アーセナル CL出場 ?
以下 アストンヴィラ UEFA杯出場
カップ順位 チーム
優勝 
2位




結局、リバプールの奮闘虚しく、マンUの連覇が決定。
他の2カ国と違うのは、マンUが自力で手繰り寄せた優勝ということだ。

かつてないほど優勝に近づいたリバプール。
そして、明らかにビッグ3+1と成り下がったアーセナル。
来シーズン、この差が広まるか、縮まるか。




 
SERIE A
SERIE
リーグ順位 チーム CL優先権
1位 インテル CL出場
2位 ACミラン CL出場
3位 ユベントス CL出場
4位 フィオレンティーナ CL出場
以下 ジェノア UEFA杯出場
カップ順位 チーム
優勝 
2位




インテルの優勝が決定!!
といっても、ミランがウディネーゼに負けたからだが・・・。
なんとなくパッとしなかった今年のセリエA。大物はどんどん他の2カ国に逃げていくし。

ジェノアの奮闘など、光るべきものは見れたが、上位陣がだらしないと、見てるほうも大番狂わせとは思えなくなっちゃった。
ミランのサイクルは終わったように思えるので、アンチェロッティが退陣する可能性はある。
次期監督の候補は・・・ミラン関係者か?




      
OTHER

ブンデスリーガはどうやら、マガト率いるヴォルフスブルグが優勝しそうな感じ。バイエルンもクリンスマンの解任でばたばたしているし。
史上初の優勝らしい。長谷部や大久保にとっても快挙だろう。

フランスは、長らくつづいたリヨン王朝がようやく終焉。どうやらボルドーかマルセイユで決まりそうだ。
マルセイユは長い、長いトンネルを抜け出した模様。
ボルドーはグルキュフ様様か。

そして、オランダはあのファンハール率いるAZが優勝。
アヤックスはCL圏内も逃し、ファンバステンは飛ばされる。
3強を崩してのAZ優勝は、オランダのフットボール事情を変える事になりそうだ。