写真を撮ろう

@細かい話は置いといて

基本、色々と本やネットで調べて学ぶスタイルなワタクシですが、
コレは「タメになった」というネタを。
まず『3分の1理論』というヤツがそれ。

 
上の構図。
どっちの方がなんとなくアートっぽいかというと、まあ左の図も「日の丸構図」と言って
何かを主張したいときにあえて使うやり方ではあるんだけど、なんか素人のスナップ構図っぽい。
右の写真はさりげなく被写体が写っていて、ピントはびったしそこに合っている。
これだけで、なんとなく芸術写真らしくなるんですね〜。


もう一つ、『無理に全体を収めるな』
写真には「メッセージ」が無いと意味がないので、全体を収めると、それがぼやけるそうな。
例えば「親子の絆」というメッセージを表現したいとき

左の構図だと、まあ絆と言われればそうかな?と思うけど、言われないと、色んな受けとりようがある写真。
右の構図は、手を握っているところが中央に、さらに子供の顔をフォーカスすることで
より、絆というポイントに注力した写真。
見えない部分になってしまった、父親の表情が、逆に色々と想像できる点もポイントです。

え〜?ホントかよ〜?と思った方。
試しに被写体を斜め下においてみて、空間を大きく撮影したり、
今まで、全体像を収めようした写真を、アップにして、カメラからはみ出させてみたりしてみてください。
雰囲気が、だいぶ変わると思うんですよ。
好き嫌いは置いておいて、ようするに、「スナップ写真からの脱却」が大事なんですな。


Aフィルターってすげえ

PhotoShopとの差別化

デジタルやってると陥りがちな台詞が「あとでPhotoShopで加工すりゃいいや。」
うん、まあそうなんだけどね。
撮る時にキッチリ撮ってれば数十分、へタすりゃ数時間かけて一枚の写真を修整する必要はないんだよね。
PhotoShopを使うのは、できれば取り直しができない写真を修正する時だけに留めたい。
そうしないと、時間がいくらあっても足りやしない。
特に仕事でDTPやってる人は。時間短縮は基本中の基本だ。

そんなわけで、写真を撮る時点で、加工や色調整までできてしまうのがフィルターである。

そもそもレンズというのは高価なので、キズや汚れがつかないように、何の効果もなくとも「保護フィルター」は
つけておきたい。

キチンと効果のあるフィルターで、もっとも人気が高いのは『PLフィルター』だろう。
これは色調整を行うフィルターで、青い空が、ホントに鮮やかな青空に。
白い雲が、白飛びせずに、キッチリ白く写るのである。
風景写真を撮るなら、是非抑えておきたいフィルターだ。

あと、個人的に大好きなのがクロスフィルター。
光をいくつかの方向に伸ばすことができる効果があり、

↑こんな感じに写せるフィルターだ。

他にも柔らかく、ぼかし効果のあるフォギーやNDフィルターもある。が、この辺はデジタルレタッチができない
フィルム時代に重用されたもので、このぐらいの効果ならPhotoShopでレタッチした方が早いと思う。



B夜景を撮ろうぜ

一眼ならではの夜景撮影

携帯で夜景を撮ろうとすると、目で見たようなキレイな写真が撮れない。遠景などは真っ暗になるほどだ。
コンパクトデジタルでも、けっこう難しい。光が届かない距離ではレンズの限界がある。
そこで一眼レフ(高性能レンズ)の登場なわけだ。
 
(左がコンデジ。右が一眼レフ。)

レンズの性能はもちろん、それ以上に夜景撮影で最も大事なものが『三脚』である。

なんで、三脚があると、暗いところでもキレイな写真が撮れるのか。
暗い→光をたくさんレンズに集めればキレイに撮れる→長い時間シャッター開ける必要がある
→シャッター開けてる間にカメラが動くとブレブレの写真になる。
要は「光を集めてる間、カメラを動かさなければ、キレイに撮れる」という"悟空の元気玉の理論"なわけだ。

三脚があれば、コンデジでもそこそこの光が集められるので、意外とキレイな写真が撮れる。
固定することが重要なので、一眼を持ってなくても、ミニ三脚は持っておきたい。



C世界の見方が変わる

あらゆるものが被写体だ

DTPやっちゃうと、職業病(オレ、専門職じゃねえんだけど)で、電車の中吊り広告や雑誌、ポスターなど
何を見ても「あ、このフォント」とか「この構図」とか「この色合い」なんて感じで見えてしまう。
常に「作り手側」の目線を考慮しちゃうんで、純粋に、広告のメッセージ自体がすんなり入ってこないという
弊害があるんだけど。
それと同じで、写真を趣味にしてしまうと、あらゆる光景が「この構図で撮ったら・・・」という感じになってくる。
よく、コントとかで手を組み合わせて四角形を作るカメラマンのシーン見るけど、あれってダサいよねww。
まあ、気持ちは分かるけど。ああいう風に考えちゃうんだね。
でも、その「見方」の変化って実はすごいことで、この世に存在する全てが作品に見えてくる『もう一つの目』を
手に入れたことになるので、写真やってる人って、何気なく暮らしてる人より、ちょっと得してる気がする。
そんなわけで、写真を撮るのはおススメな趣味なのです。