Camera うんちく

カメラが趣味なんです

デジイチの部分で後述するが、一般に「カメラが趣味なんです」という場合は、一部の中年セレブを除き
デジタル一眼レフカメラのことだと思っていただきたい。
(中年セレブではクラシカルなフィルムタイプやライカなどの機種を指す場合がある)
このHPでアップし始めた通り、デジイチ歴は3年程度。
ぶっちゃけ初心者の域を全く出ていないわけで。
しかしながら、会社で「写真部」なるものが設立されて(しまった)為に、半強制的に部活動があるわけで。
自分自身の備忘録も兼ねて、つらつら書いてみようかな〜と思うのです。


 

カメラってナンだ?

@フィルムとデジタル

2011年現在で「カメラ」といえば、普通はデジタルカメラが出てくるはず。
技術の進歩によって、デジタルカメラもフィルム(銀塩)と遜色ないほどの画質に向上し、価格も低下した。
プロもデジタルを使うのが一般的になり、フィルムカメラは過去のものとなりつつある。
フィルムカメラ全盛の時代は、一般的に写真を撮るという場合「使い捨てカメラ」が主流だったが
現像に費用と時間の掛かる上、キチンと撮れているかどうか分からず、共有には焼き増しが必要。
多少、本体の価格が高くても、デジカメは撮ったその場で画像が確認できるし、データをコピーすれば
費用もかからず、メールで写真を送ることも可能。
結果、写真を電子化するメリットはあまりにも大きく、フィルムカメラの淘汰が進んでいる。

Aコンデジとデジイチ

コンデジとはコンパクトデジタルカメラのこと。
デジイチとはデジタル一眼レフカメラのこと。
ただし、こうした呼び方をする場合は両者を対比する場合に限られる。
普通「デジカメ」と呼称する場合はコンデジのことを指し、「一眼レフ」と言えばデジイチのことだと思っていい。
ここでは差異を図るために、あえてコンデジ、デジイチと呼ぶ。
両者の違いは色々あるが、最も大きなポイントは「レンズ」だ。
内蔵されたレンズで撮影を行うコンデジは、マクロもズームも行える上、ピント合わせもオートで可能。
逆に言えば「ボケ」を生かした撮影を行うのは非常に困難である。
「ボケ」は「ピンボケ」のボケと同じこと。ただし、被写体にはピントが合っていて、その周囲がボケているのが
正しい「ボケ」の使い方。これは「空気感」や「味」などとも表現され、デジイチの持ち味と言える。
その為、コンデジでは必ずしもファインダーを覗く必要はなく、背面液晶で写真を撮るのに対し、
デジイチではボケの感覚は背面液晶では捉えにくく、ファインダーで確認する必要がある。

価格が安価で、コンパクトかつスタイリッシュなコンデジと
一般にも購入しやすい価格になった機能多彩だが、若干サイズの大きなデジイチ。
両者の良いトコどりしたのが『ミラーレス一眼』と呼ばれる新ジャンル。
コンデジサイズのボディに、デジイチのレンズを取り付けることが可能。
デザインも良く、カメラ女子に受けそう。
弱点としては、その利点でもあるミラーレス構造。一眼レフにあるべきミラーが無いため、電子制御によって
処理をしつづける必要があり、発熱、電力消費が大きくなるほか、フォーカスの速度や色つぶれ、歪みなどが
少なからず存在する。発展途上ではあるが、それらが改善されれば、主流になる可能性は秘めている。

B現像

フィルムカメラで現像と言えば、フィルムのネガから写真にカラー転写することを言うが
デジタルでも現像という言葉は残っている。
一定クラス以上のデジカメはJPEG撮影のほかにRAW撮影という形式があり(JEPG+RAWもある)
これはRAW用のソフトウェアを使用してJPEGに変換することができる。
JPEGはレタッチソフトで修正を行うと、画質が劣化する。しかしRAWは露出や色合いなど、撮影時にカメラの
設定で変更できる部分であれば、無劣化で修正してJPEG化することができる。
これがフィルムでの現像作業に酷似していることから、デジカメでは現像(RAW現像)と呼ばれる。

Cレンズ

プロカメラマンが使っているカメラってどんなものか?
カメラは10万〜30万くらいでも、レンズは300万くらいするのを使ってたりする。結局、カメラってレンズで決まる。
一眼レフのレンズは、基本的に同じメーカーであれば、合わせられる。
レンズだけを作るメーカーも存在し、カメラメーカー公式のレンズに勝るとも劣らない性能で、比較的安価で購入
することができる。ただし、レンズメーカーは、カメラメーカーに合わせて同じレンズを複数マウントで作成する
必要があり、基本的にはCanon用とNikon用、一部Sony用をつくっとけばいいやというのが方針である。
レンズは単焦点、ズーム、マクロ、魚眼、広角、超望遠など用途によって様々。
価格的には、超望遠レンズがレンズの枚数、サイズなどの理由から最も高価なレンズといえる。

D光

写真は光があって、初めて対象を記録することが可能となる。
屋外では太陽光があるが、レフ版という光を反射する白い布などを使って、さらに光を当てて撮影を行う。
スタジオ内では多くの照明が使われるほか、ストロボなども使用される。
写真を撮るにはカメラ(レンズ)以外では光が最も重要な要素となるのである。





カメラを買うならどれがおススメか。
コンデジであれば、どのメーカーでも別に関係はない。
ミラーレスだと、メーカーは限られてしまう。
デジイチだと・・・・これは簡単。CanonかNikonの二択である。(特にこだわりがなければね)
理由はレンズの時に述べたとおり、市場に出回っているレンズの数が圧倒的に多いから。
それはデジイチのシェアにも直結するわけだが、CanonかNikonなら、とりあえずレンズの種類で困ることはない。
ブランドイメージで言うと「大衆志向のCanon」と「プロ志向」のNikonという構図なのだが、最近はCanon使用の
プロがNikonを上回ったという話もあり(プロカメラマンの集団で白い望遠=Canon 黒い望遠=Nikonを参考に
その比率で調査するという方法論から)会社規模としてもプリンタやコピーなどの多岐に渡る商品を提供する
Canonに信頼性を置く人が多くなった結果かもしれない。
個人的な話で恐縮だが、自分を含めた周囲のキャリアは、9割Canon派である。
(ただ、Nikon派はCanon派をミーハーとして下に見る人も、たま〜にいるので注意)