カメラってナンだ? |
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2011年現在で「カメラ」といえば、普通はデジタルカメラが出てくるはず。 技術の進歩によって、デジタルカメラもフィルム(銀塩)と遜色ないほどの画質に向上し、価格も低下した。 プロもデジタルを使うのが一般的になり、フィルムカメラは過去のものとなりつつある。 フィルムカメラ全盛の時代は、一般的に写真を撮るという場合「使い捨てカメラ」が主流だったが 現像に費用と時間の掛かる上、キチンと撮れているかどうか分からず、共有には焼き増しが必要。 多少、本体の価格が高くても、デジカメは撮ったその場で画像が確認できるし、データをコピーすれば 費用もかからず、メールで写真を送ることも可能。 結果、写真を電子化するメリットはあまりにも大きく、フィルムカメラの淘汰が進んでいる。
コンデジとはコンパクトデジタルカメラのこと。 デジイチとはデジタル一眼レフカメラのこと。 ただし、こうした呼び方をする場合は両者を対比する場合に限られる。 普通「デジカメ」と呼称する場合はコンデジのことを指し、「一眼レフ」と言えばデジイチのことだと思っていい。 ここでは差異を図るために、あえてコンデジ、デジイチと呼ぶ。 両者の違いは色々あるが、最も大きなポイントは「レンズ」だ。 内蔵されたレンズで撮影を行うコンデジは、マクロもズームも行える上、ピント合わせもオートで可能。 逆に言えば「ボケ」を生かした撮影を行うのは非常に困難である。 「ボケ」は「ピンボケ」のボケと同じこと。ただし、被写体にはピントが合っていて、その周囲がボケているのが 正しい「ボケ」の使い方。これは「空気感」や「味」などとも表現され、デジイチの持ち味と言える。 その為、コンデジでは必ずしもファインダーを覗く必要はなく、背面液晶で写真を撮るのに対し、 デジイチではボケの感覚は背面液晶では捉えにくく、ファインダーで確認する必要がある。 価格が安価で、コンパクトかつスタイリッシュなコンデジと 一般にも購入しやすい価格になった機能多彩だが、若干サイズの大きなデジイチ。 両者の良いトコどりしたのが『ミラーレス一眼』と呼ばれる新ジャンル。 コンデジサイズのボディに、デジイチのレンズを取り付けることが可能。 デザインも良く、カメラ女子に受けそう。 弱点としては、その利点でもあるミラーレス構造。一眼レフにあるべきミラーが無いため、電子制御によって 処理をしつづける必要があり、発熱、電力消費が大きくなるほか、フォーカスの速度や色つぶれ、歪みなどが 少なからず存在する。発展途上ではあるが、それらが改善されれば、主流になる可能性は秘めている。
フィルムカメラで現像と言えば、フィルムのネガから写真にカラー転写することを言うが デジタルでも現像という言葉は残っている。 一定クラス以上のデジカメはJPEG撮影のほかにRAW撮影という形式があり(JEPG+RAWもある) これはRAW用のソフトウェアを使用してJPEGに変換することができる。 JPEGはレタッチソフトで修正を行うと、画質が劣化する。しかしRAWは露出や色合いなど、撮影時にカメラの 設定で変更できる部分であれば、無劣化で修正してJPEG化することができる。 これがフィルムでの現像作業に酷似していることから、デジカメでは現像(RAW現像)と呼ばれる。
プロカメラマンが使っているカメラってどんなものか? カメラは10万〜30万くらいでも、レンズは300万くらいするのを使ってたりする。結局、カメラってレンズで決まる。 一眼レフのレンズは、基本的に同じメーカーであれば、合わせられる。 レンズだけを作るメーカーも存在し、カメラメーカー公式のレンズに勝るとも劣らない性能で、比較的安価で購入 することができる。ただし、レンズメーカーは、カメラメーカーに合わせて同じレンズを複数マウントで作成する 必要があり、基本的にはCanon用とNikon用、一部Sony用をつくっとけばいいやというのが方針である。 レンズは単焦点、ズーム、マクロ、魚眼、広角、超望遠など用途によって様々。 価格的には、超望遠レンズがレンズの枚数、サイズなどの理由から最も高価なレンズといえる。
写真は光があって、初めて対象を記録することが可能となる。 屋外では太陽光があるが、レフ版という光を反射する白い布などを使って、さらに光を当てて撮影を行う。 スタジオ内では多くの照明が使われるほか、ストロボなども使用される。 写真を撮るにはカメラ(レンズ)以外では光が最も重要な要素となるのである。 ![]() カメラを買うならどれがおススメか。 コンデジであれば、どのメーカーでも別に関係はない。 ミラーレスだと、メーカーは限られてしまう。 デジイチだと・・・・これは簡単。CanonかNikonの二択である。(特にこだわりがなければね) 理由はレンズの時に述べたとおり、市場に出回っているレンズの数が圧倒的に多いから。 それはデジイチのシェアにも直結するわけだが、CanonかNikonなら、とりあえずレンズの種類で困ることはない。 ブランドイメージで言うと「大衆志向のCanon」と「プロ志向」のNikonという構図なのだが、最近はCanon使用の プロがNikonを上回ったという話もあり(プロカメラマンの集団で白い望遠=Canon 黒い望遠=Nikonを参考に その比率で調査するという方法論から)会社規模としてもプリンタやコピーなどの多岐に渡る商品を提供する Canonに信頼性を置く人が多くなった結果かもしれない。 個人的な話で恐縮だが、自分を含めた周囲のキャリアは、9割Canon派である。 (ただ、Nikon派はCanon派をミーハーとして下に見る人も、たま〜にいるので注意) |
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