日本人アーティストの単独公演なんていつ以来だろう。
くるりのLIVEか、へタすりゃ10年以上前のGLAY辺りか(笑)
ROCKの根っこがSTONE ROSESなら音楽の根っこはBOφWYだ。
BOφWYの重要性は30代の日本人男子には言うまでもない。
6月の復興チャリティーLIVEの時は、プラチナと言われたチケットを取ったのに、出張がキャンセルできなくて
泣くハメになった、公演のリベンジ。
2004年の21th boowyLIVEも行けなかったしなあ。
チャリティーLIVEの時のお土産で買ってもらってきたタオルマフラーを抱えて「LIVEハウス・武道館」へ。
武道館は、好きだけど、嫌いだ。
この矛盾。まあ、行ったことある人は分かるだろう。
会場は、堀を渡って、一箇所しかない門を入り、すげえめんどくせえルートをぐるっと回って場内へ。
しかも通路がクソ狭く、入退出にありえないほど時間がかかる。
場内は驚くほど狭い。これは良い。一体感がハンパないのだ。
TVなんかだと、すごく大きな会場に見えるが、ぶっちゃけ地方の公民館レベルだ。
天井が高く、360度、急勾配の2階構造なので、キャパがあるように見えるが、ホントに狭い会場だ。
で、今回、獲った席は・・・北の1階・・・。前から2番目。
アリーナじゃない・・・・・・って北!?北なんて開放すんの!?
そう、通常は北は開放されない。
だって、真裏だから。
うえええええ。超先行予約で獲ったのに。
図で見るとココ。

会場に入ると・・・・おお、近い。花道がある。ココとおるなら握手できる位置だ。

でも・・・裏。
確かにこれだけ近い・・・というかほとんどステージの上に立ってるのと同じ感覚、だとお得感はあるが
それでも・・・・ねえ?
17:10 客電が落ちて氷室登場。歓声の男女比は5:5くらい。素晴らしい比率だ。
・・・だが、やっぱ田舎のヤンキーが大人になった風貌の大人が3割くらいwww。
開始から数曲は、氷室のソロの中でもアッパーでソリッドな感じの曲が続く。
この辺の予定調和な「オイオイコール」は日本の座席指定のLIVEでキライなノリ。
パンク(オフスプとか)でもたまにあるけど、アレは自然発生的なノリだから、ちょっと違う。
で、いきなりの BOφWY連発モードへ。
心の準備ができてなかった。もはや、ノリがどうとかという意識は吹っ飛んだ。
サルのようにタオルマフラーをぶん回す。
特にBLUE VACATIONはGIGSのバージョンが超カッコいいので、正にその通り歌ってくれてホントに感動した。
もう、ホントにマジで何と言っていいかわからない。
生きている間に、氷室のナマ歌でこれが聞けるとは思わなかった。
この日のセットリストは以下の通り。
1.BITCH AS WITCH
2.DRIVE
3.BANG THE BEAT
4.PARACHUTE
5.RUNAWAY TRAIN (by BOφWY)
6.BLUE VACATION (by BOφWY)
7.ハイウェイに乗る前に (by BOφWY)
8.BABY ACTION (by BOφWY)
9.ONLY YOU (by BOφWY)
10.SUMMER GAME
11.WILD ROMANCE
12.LOVE
SHAKER
13.Sarracenia
14.JEALOUSYを眠らせて
15.ROXY
16.KISS
ME
17.LOVE&GAME
18.PLASTIC BOMB (by BOφWY)
19.WILD AT NIGHT
20.NO, NEW YORK (by BOφWY)
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21.IF YOU WANT
22.VIRGIN BEAT
23.ANGEL
わがままジュリエットはソロで何度かやってるから、可能性は今後もあるとして
ドリーミンやB・BLUE、メモリー、武道館なんだからイメージダウンは聞きたかった・・・とか色々要望はあるけど、
そんなこと言ったら、氷室のLIVEじゃなく、BOOWYのLIVEになっちゃうもんなあ。
そう考えるとやっぱ6月のLIVEは凄かったんだなあ。
でも、氷室自身のソロもヒット曲ばかりで、マジでどの曲聞いてもベストアルバムクラスだし、やってない名曲も数え切れない。
そんなこと言ってたら、氷室が花道を歩いてきた。
おおおおおおお。ちけええ。
手を伸ばす。一人と握手すると後が大変だからか、その辺はスルーされて花道を練り歩く。うーむ、惜しい。
近くで見ると、氷室、背ひくいな。そして、ブーツのヒール、高いな(笑) オレが思い描いていた氷室より老けたな。
なーんて色々思うことはあるが、やっぱ「カッコイイ」な。
MCは相変わらず、なんて言ってるか聞き取りづらかったけど、基本、ほとんど休憩無しで突っ走る。
すげえ、すげえ。
多分、オールスタンディングのフロアLIVEスタイルだったら
オレ、モッシュピットでずっと暴れてるな。
座席指定無しのLIVEハウス級でやってくれないかな。
そんな思いを抱いた氷室LIVEなのでした。
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