Sigur ros 2013.5.14 at 日本武道館
OPEN18:00 START19:00
 
振休が余ってて、次の出張まで取るヒマがなさそうなので、シガーロスのLIVEにあてることに。
せっかく早く会場に着けるのに、チケットを家に忘れ、慌てて取りに帰る。
チケットを忘れると言うのは、やらなそうで一番ありがち。
俺の知り合いの伝説では、フジのチケットを忘れて、当日券も売り切れだったために、苗場~東京に戻った人。
そうはなりたくないものです。

早めに気付いたので、なんとか戻れたものの、
道路は中央道の集中工事・・・・本気で調布~高井戸で100分やられた。

武道館に着いたのは、なんと10分押し。

唯一の救いは、北の丸公園の駐車場。
警備の人いわく「ガンガン空いてますよ」
チケットはソールドだが、平日と言うことと、
「え?武道館の入口の駐車場って一般の人とめていいの?」状態でガラガラ。

停めていいんですよ、ココは。

おかげで駐車場から徒歩30秒で武道館へ。
すでに音がしている。

場内はスタッフしかおらず、しかもズンズンアリーナのド真ん中へ進む俺は、まるで出演者のようだwww

ステージを見ると、でかいベールに囲われた中でシルエットに映され
幻想的に音を奏でるシガーロスの姿が。
まだ、始まったばかりのようだ。

そして、ベールが落とされ、一気にドラマチックに音圧を強めるバンドの姿が露わになる。
武道館は、音響が良いわけではないのだけど、すごく、このバンドのスケールに合っている。
こじゃれたオーチャードホールや、手狭なスタジオコーストではこの感じは出ない。

今回は新譜を6月に控えたLIVEなんだけど
セットリスト的にはベストに近い。
まさに剛柔一体となったバランスだった。

yfirborð(新譜)
Ný batterí
Vaka ( )1st
Hrafntinna(新譜)
Sæglópur
Svefn-g-englar
Varúð
Hoppípolla~Með Blóðnasir
Olsen Olsen
kveikur(新譜)
Festival
Brennisteinn(新譜)
-EC-
Glósóli
Popplagið

シガーロスのLIVEは何度も見ているけれど、確信を持って
今日のLIVEが一番だ。と言えるだろう。

そのぐらいバンドの出来は素晴らしかった。
ヨンシーの声も、見事に伸びて消えていく。
メンバーの脱退なんかがあったはずなのに、
いや、だからかもしれないが、
今日の内容は、すごく彼らのメッセージのようなものが
こちらに訴えかけてくるようなステージに感じた。

時にはオーケストラのように、時には聖歌隊のように
そして時にはへヴィネスバンドのように、
圧倒的に、武道館と言う、大きくて小さいハコを支配していた。

サマソニの時は、何というか、良いステージだとは思ったものの、
こうしたエネルギーを感じることはなかった。

これこそが真のシガーロス。
LIVE中に鳥肌が立つのが、このバンドの演奏の真骨頂なのだ。

MCはほとんど無い。
びっしり120分。まさに、音の塊として会場を満たしていた。


場内は拍手喝采の嵐。今日は、来ていた人は本当にラッキーだ。

東京・名古屋・福岡・神戸を毎日おこなう強行ツアー。
もう一回見たい・・・。
東京で一日しかやらないのが、あまりにも惜しい。
そう思わせる、あまりにも素晴らしいステージだった。