仕事が終わり、お台場。
やっぱ電車で新宿から台場は遠い。
会場に入ると、なんとブロック分けが!
マジか!UDO主催だからか!
そんなわけで今回はBブロックという中途半端な位置で見ることに。
昨年の夏と今年の一月にダイバーシティは来てるんだけど、
今回、真ん中で見ることになってビックリ。
ここ、こんな広い会場だったんだ。
ブリッツの倍以上ある。
ライブハウスっていうか小ホールだ。
・・・・。
MUSEとBLURだったし、最前線で見たから
この広さが全く分からなかったわけだ。
開始前にアナウンスが流れる。
「本日は二部構成になっております」
え、そうなの?
舞台じゃねえんだから、トイレタイムいる?
なんか変な雰囲気。
そして7時すぎ。
ディラン登場。73才だって。
毎年100本以上のステージをこなすんだって。
そりゃ二部構成にもなるか。
それでも化け物だね。
予想よりもしゃがれ声ではない。
ディランに関しては、ポールとは全く印象が違う。
現在進行形のアーティストであり、究極の自然体。
この例えでは、しっくりとはこないかもしれないが
まるで、スズムシが羽の音を響かせているような感覚だ。
生き物が、音を出す。
演奏ではない。
音を身体から出している。
あまりに音楽が自然すぎるのである。
2009年以降のブルース再編の流れのままに
ムーヴメントを再構築しているかのようだ。
旧作からのナンバーを弾いても、フォークでもロックでもなくブルース。
原曲を探ることすら難しいほどのアレンジ。
50年近くもリリースされた年代が違うのにまるで同じ時に生を受けたかのような響き。
これがボブ・ディランか。
曲というよりも人なんだなあ。
オーラスに
Blowin in the windをもってきたものの
普通のLIVEアーティストにあるような
待ってました感では無く、さすが、としか言いようのない出来だった。
SetListは以下の通り。
1.Things Have Changed シン グス・ハヴ・チェンジド
(『Wonder Boys"(OST)』 2001/『DYLAN(2007)』他)
2.She Belongs to Me シー・ ビロングズ・トゥ・ミー
(『ブリンギング・イット・ オール・バック・ホーム/Bringing It All Back Home』
1965)
3.Beyond Here Lies Nothin' ビヨンド・ヒア・ライズ・ ナッシング
(『トゥゲザー・ スルー・ライフ/Together Through Life』2009)
4.What Good Am I? ホワッ ト・グッド・アム・アイ?
(『オー・マーシー/Oh Mercy』1989)
5.Waiting for you
(『ヤァヤァ・シスターズの聖 なる秘密 Divine Secrets of the Ya-Ya Sisterhood)
6.Duquesne Whistle デューケ イン・ホイッスル
(『テンペスト/Tempest』 2012)
7.Pay in Blood ペイ・イン・ ブラッド
(『テンペスト/Tempest』 2012)
8.Tangled Up in Blue ブルー にこんがらがって
(『血の轍/Blood on the Tracks』1975)
9.Love Sick ラヴ・シック
(『タイム・アウト・オブ・ マインド/Time Out of Mind』 1997)
休憩(約20分)
10.High Water (For Charley Patton) ハイ・ウォーター (フォー・チャーリー・パッ
トン) (『ラヴ・アンド・セフト
/Love and Theft』2001)
11.Simple Twist of Fate 運命 のひとひねり
(『血の轍/Blood on the Tracks』1975)
12.Early Roman Kings アー リー・ローマン・キングズ
(『テンペスト/Tempest』 2012)
13.Forgetful Heart フォゲッ トフル・ハート
(『トゥゲザー・スルー・ラ イフ/Together Through Life』2009)
14.Spirit on the Water スピ リット・オン・ザ・ウォー ター
(『モダン・タイムス/Modern Times』2006)
15.Scarlet Town スカーレッ ト・タウン
(『テンペスト/Tempest』 2012)
16.Soon after Midnight スー ン・アフター・ミッドナイト
(『テンペスト/Tempest』 2012)
17.Long and Wasted Years ロ ング・アンド・ウェイステッ ド・イヤーズ
(『テンペスト/Tempest』 2012)
Encore:
18.All Along the Watchtower 見張塔からずっと
(『ジョン・ウェズリー・ ハーディング/John Wesley Harding』1967年)
19.Blowin in the wind/風に吹 かれて
(『フリーホイーリン・ボ ブ・ディラン)
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