春のヘッドホン祭 2012 2011.5.12 at スタジアムプレイス青山
  

さて、お馴染みのヘッドホン祭。今回も会場はスタジアムプレイス青山。
今回の目玉はモチロン・・・・・


ゼンハイザーのHD700だーーー!!

ヘッドホンの大本命。ゼンハイザーがここにきて大攻勢!
前回のIE80につづき、ハイエンドモデルを投入してきている。
ゼンハイザー最高のHD800は定価18万(実勢12万)というお値段のため、中々手が出ない。
手持ちのHD650は発売からそろそろ10年近く経つ。
ここらで中間モデルを・・・という最中のHD700登場!700番台ということで、その位置づけは明らかだ。

会場に着くなり、一気に9階へ。
長ーい人の列を待つこと30分。

まずは基本のKID Aと ( )を視聴・・・・。うん。さすが。HD650よりもHD800の方向性だ。クラシック向けかもしれない。
そこで、今度はケミブラやアンダワあたりを放り込む。
・・・・・・・・・・・う〜む。やっぱりこの辺りは苦手なのか?それともアンプで調整可能なのか?
ちょっと大人しすぎる。繊細さは文句のつけようもない。臨場感もある。
だからこそ下品さが全くないのだ。無いものねだりなのかも知れないが、下品なロックが大好きなオレとしては悩む・・・。
価格次第で、もう一回検討するかな。その名のとおり、7万くらいなら考えやすいのだが・・・。
せめて1000ドル切ってほしい。

 
今回は、イヤホンよりもヘッドホンが元気いい。
そんなわけで、前回人が多すぎて聞けなかったウルトラゾーンのシグネイチャーPROとベイヤー(TEAC)のDT990を聞く。
シグネイチャーはエディションシリーズとは一線を画したモデルで、音の鳴りが非常に面白い。
耳の中を反射している。これはエレクトロなんか聞いたら脳みそおかしくなりそうだ。
非常に面白い。価格も8万を切る価格。まあ、遊びとしては高いけど。
で、990は硬質な感じ。ある意味、正しいヘッドホンの音。フラッグシップとして申し分はない。
ちょっと掛け心地が合わなかった。側圧つよいかも。

 
今度はシュアー。オープンイヤーのヘッドホンを作ったってんで聞いてみた。
う〜む。低音が・・・。ドンシャリは好きじゃないけど、ここまで弱いのはどうだろう。
ちなみにイヤホンのフラッグシップモデル535も同じ系統。
イヤホン最強の一角である535だが、オレはやっぱりUE派かな。

 
iPadでDJプレイが簡単にできるようになったということで、DJ用のヘッドホンもチェック。これは国内組が面白かった。
パイオニアの1500.使いやすそうだし音質もクリア。上位モデルの2000は3万以上ということで
「はぁ?」という感じだけど、1500は適度にプラの部分を多くして、それが軽さにもつながり、価格も18000円。
実売はもっと下がるだろうから、これは良い感じになりそうだ。
ドンシャリの代名詞、ソニー。イヤホンは、もはや聞く気にならないのでスルーしたが、DJイヤホンは5980円。安!!
音は、及第点。DJイヤホンはドンシャリでOKなのだ。
しかし、それ以外の部分がちょっとチープすぎて、実際には使いものにならないかも。


その他では、こんな「色合いがフルカスタマイズできる」KOTORIシリーズなんかもあったり
iPhone専用のオールインワンアンプがあったり
ニーズに合わせて色々出てきたのが面白い。


イロモノとしてはこんなお茶とセットの缶に入ったイヤホンが登場。
ご想像の通り、中国製なのだが、iBassoのおかげで「本気の中国」は評価が高い。
ただ、信頼性にかけるのがやはり難点なんだよなあ。


最後に、新進気鋭のイヤホンを一つ。宇宙をモチーフにしたPCメーカーのマイクイヤホン。
新しいメーカーというものはチェックしてみないと。
・・・・ダメだった。あまりにダメすぎたので社名は避ける。ヘッドホン祭なめんな。

まあ、こうして良し悪しがあるというのも耳が肥えた証拠として、前向きに受け止めよう。