CDreview 2005


くるり
NIKKI
 

私的採点:★★★★★

Baby I love you は好きな人がいる人に
聞いてほしい。 Superstar は本当の自分を
見失ってしまった人に聞いてほしい。
今年の自分自身にとって、あまりにもといえば、
あまりにもな1枚だったと思う。


 

FRANZ FERDINAND
you could have it
so much better

 

私的採点:★★★★☆

前作で疑いようのない存在感を確立したにも
かかわらずの攻め気。
本物から大物へと。
メインストリームを最短距離で突っ走る勢いを感じる。
現在進行形でよかった作品。

  

OASIS
don't believe the truth

 
 
私的採点:★★★★

ロッキンオンでは1位とされているが、
それほどの作品とまでは言えない。
他の評価では10位とか7位とか圏外とか
言われているが、そんな作品とは思えない。
オアシスとして、確実にグッとくる作品だったということ。
なによりサマーソニックの大合唱は一生ものだ。
タンバリンに手が届きそうだった夏である。

 
New Order
waiting for the sirens call
 
私的採点:★★★★

この際、ニューオーダーに対する世間一般の扱いは
無視したい。 祭り上げられたり、こき下ろされたり、
本人達はおかまいなし。
こっちもそのつもりで聞くからこそ素直に「グレイト」と
呼べる作品。


 
GORILLAS
demon days
 
私的採点:★★★★

ブラーのサイドプロジェクト的だったゴリラズはiPodの
シンボル的な扱いと共に世界各国、特にあれだけ
そっぽを向かれたアメリカに支持された。
今年のある時期とりつかれたように聞いた一枚である。

 
James blunt
back to bedlam
 
私的採点:★★★★

チャートを騒がせた、といっても楽曲そのものは
喧騒とは無縁のメロディ。
ヒットチャート経由というのはこちらとしては
情けない話だが、実力が物語る最も効果的な
プロモーションにアーティスト側は万々歳だろう。



 Jack Johnson
in between dreams
  
私的採点:★★★☆

サーフロック。スローライフ。
こういう流れをそういうのだろう。
ただひたすらに身をゆだね、
花鳥風月を愛でるかのような感覚。
なんだろう。こういうの好むなんて。
年取ったかな。
 
 GREAT ADVENTURE
ROCKS
   
私的採点:★★★☆

iTunesで発見した作品。
なわけで、2005というか、ダウンロード環境の
本格化というか。
今後の音楽の聴き方、買い方を象徴する作品。
別段、アーティストや楽曲との結びつきはないのだが、
個人的に時代を感じる作品となった。
 
Super Furry Animals
love kraft
 
私的採点:★★★☆

今年はこういう感じのアルバムよく聞いたなあ。
サイケというか、スローというか。上位や圏外は
元気いい作品があるけど。
要は今年の自分自身が混沌としていたことの
象徴であろう。
 
Norah Jones
feels like home
 
私的採点:★★★☆

これもなだらか系。やっぱり落ち着く。
毎年1枚は女性シンガーにやられるなあ。
これは世間的に多いのか少ないのか。
温かみをくれる一枚。


 
KILLERS
hot fuss
 
私的採点:★★★

キャッチーでメランコリーなんだけど、
もう一ひねり、惜しかった。
ちょっとゴージャスな雰囲気が逆に安っぽく
映ってしまった。

Little barrle
we are little barrle
  
私的採点:★★★

LIVEは最高だったのに、音源はスカスカ感が否めない。
これってもったないパターンの典型だろう。
次回に超期待。

 
Stereophonics
langyage sex
violence other
  
私的採点:★★★

良かった。いいアルバムだ。
ステフォという概念がどうしても評価の邪魔をしてしまった。
これだけのキャリアを持ったバンドだけに
数曲の良曲だけじゃなく全体のクオリティを
上げるような作りを期待したい。
 
NIN
with teeth
  
私的採点:★★★

元々NINは分かるほうではなかったので、
これを聞いて少しいけるようになった。
そういう意味でよかったが、これも今一歩。

 
Coldplay
X&Y


私的採点:★★★

前2作に比べるとピンとこなかった。
もっと聞き込む必要があるのだろうか。
全体にメロウな展開というのが理由ではないが
メリハリが弱いのがネックか。






Foo fighters
in your honor
 
 
私的採点:★★★

2周りの評価は異常に高い。
でもなんか釈然としない。
せっかく3歩進んだのに2歩下がった感じ。
荒削りな感を意図的に出せるのがデイヴの
魅力なんだから、今さらカッチリやるのも・・・。

Sigur Ros
Takk
 
 
私的採点:★★★

やっぱり前作と比較してしまう。
究極の静寂と空間を残すあのアルバム。
同じ感動を得られるとは思わないが
スケールダウンしたのが大きなマイナス。

White stripes
Get behind me satan
 
 
私的採点:★★★

すごく挑戦的で面白い作品。
でも少々難解か?
感覚だけでも理論だけでも足りない。
満たされない。
 
Beck
Guero
 
私的採点:★★★

帰ってきたベック節。
よりテクノっぽさを取り入れた作品。
LIVE映えもするし、良い・・・のだが
シーチェンジでの冒険心はどこへ?

Paul Weller
as is now
 
 
私的採点:★★★

これぞUKモッズ。
さすがウェラー兄貴。
いぶし銀です。
次はいぶし金を!期待を込めて★三つ。

KAISER CHIEFS
employment
 
 
私的採点:★★★

後輩はすっげーハマったらしい。
新しいのに、古い。
それが斬新なんだろうか。
ちょっと埃くさく聴こえてしまうのでちょっと低め。
 ★私的ランキング(2005年末)


1位
くるり
NIKKI

2位
FRANZ FERDINAND
you could have it so much better

3位
OASIS
don't believe the truth

4位
New Order
waithing for the sirens call


5位
GORILLAS
demon days

6位
James blunt
back to bedlam

7位
Jack jhonson

in between dreams


8位
GREAT ADVENTURE

ROCKS


9位
Super Furry Animals

love krft

10位
Norah Jones

feels like home



 2005'Disc雑記

2005年は人生が変わった。
いい事もあったし、悪いこともあった。…多分、悪いことの方が多かった。それでも時は流れるものだし、いつかは振り返って、この時があるから今があるって言えるようになりたい。色んな選択が間違いであったとしても後悔はしない。この年に聞いたアルバムはメンタルに作用するものが多かったかもしれない。だから、違う年に聞いていたら評価は違ったかもしれない。それでも、今ここにある音楽をともに生きるのだ。