CDreview 2015
2015年 ベストアルバム
第1位
★★★★★
Alabama Shakes
Sound & Color
第2位
★★★★☆
Zedd
True Colors
第3位
★★★★
Adel
25
第4位
★★★★
Noel Gallagher
Chasing Yesterday
第5位
★★★★
The Chemical Brothers
Born in The Echoes
第6位
★★★★
Avicii
Stories
第7位
★★★★
Jamie xx
In Colour
第8位
★★★★
Kendrick Lamar
To Pimp a Butterfly
第9位
★★★★
Grimes
Art Angels
第10位
★★★★
The STRYPES
Little Victories
【2015年間ランキング】
2015年、終わっちゃいましたね。
今年は、なんというか、今までで最も早く通り過ぎた感がありますな。
特に後半。
だってサマソニのレビュー終わってねえもん(笑
そのあと、サムスミスのLIVEやらハイスタやら行ってるんですけどねえ。
まあ、フジのレポと年間アルバムだけは、
なんとかやっていきたいんで、これぐらいは頑張ります。
しかし、今年はロック不作です。
MuseとColdplayは消化不良だし、ノエルの兄貴もホームラン狙いじゃなく
アベレージヒッターって感じ。
Blurもポッと出して、それっきり。つまんねえな。
1位 Alabama Shakes
いつの間にかiPadのCMソングにも使われてやがる。
まあ、それだけ期待を担う感じなんでしょう。
とにかくジャンル無視のアルバムでビックリ。で、バンドの風貌見て二度ビックリ。
2位 Zedd
前作よりもスケールアップ。完全にトップofトップになった感がある。
Avicii、Zedd、カルヴィンハリス、デヴィッドゲッタのトップ集団に続いて
スクリレックスやデッドマウス、アフロジャックなんかが続く感じか。
3位 Adel
アデルはやっぱすげえ。そう思うアルバム。
一枚目で世界を驚かせて、二枚目でひざまづかせた。
三枚目は、代わり映えしないねなんて意見を言ってるやつもいるが
2015年を見渡して、このアルバムより出来が良いやつが何枚あるっていうんだ。
4位 Noel
すっかり我が世の春を謳歌するノエル兄貴。
oasisやろうかな、もリップサービスに近い余裕。
貫禄出てきた。
5位 The Chemical Brothers
意図的なのか、結果、そうなったのかは分からないが
どこか抑えの効いたアルバムである。
突き抜けない美学ってやつか。大人の作品である。
6位 Avicii
トップ10にEDMが二枚。うーん。
時代…じゃないよ。ロックがふがいないだけ。
2015年は、こうやって振り返ると、ロック的に結構ひどい年だったな。
7位 JamieXX
XXからソロで参戦。自由である。
特にバンドを意識する必要もないソロ活動だから。
気負うことなく聞ける美しい一枚。
8位 Kendrick Lamar
ちょっとhiphopを超越した一枚。
ネイティブではないんで、基本ブラックミュージックには
辛口になるんだけど、これは分かりやすい良さがある。
9位 Gimes
ジャケが酷い。とにかく酷い。でも音楽は素晴らしい。
日本でもちょっと独自感ぶる女子は多いが、この辺まで振り切ってるやつはいない。
ガガ様や、ビョーク様まで行っちゃうと、手に負えないけど。
10位 The STRYPES
2015のロックを救ってくれたのは若造達だった。
恐るべき才能を持った子供たちは順調すぎるほど順調な成長を遂げてました。
【ヘビロテ なう】
今回はこの曲。
Noel Gallagher's
High Flying Birds
Chasing Yesterday
私的採点:★★★★ (年間4位)
もはや貫録のクオリティ。
リアムがビーディーアイを解散させたので
解散から6年、OASISそろそろ復活か?という期待もあったけど
兄貴がこのタイミングで、このレベルの作品をリリースしちゃったww
もう、OASISはいらないのか。
というか、ノエルがOASISなのか。
皮肉にも、ノエル単独のLIVEは安定してる。
フジのトリも、ソロで十分に張れるし
さすがにローゼズみたいに20年近く聞けなくなると嫌だなあ。
・・・つーかローゼズのアルバムはどうなった?
Blur
The Magic Whip
私的採点:★★★
デーモンの発言は
「Blurを終わらせたい」
「新しいアルバムを作ってる」
「これが最後の日本公演」
迷走しまくり。結局、どう思ってるんだろう。
そんな感じが出たアルバム。
いやあ、聞きにくいwwwそれも味なんだと思ったけど
ちょっとアレアレ?なんだよね。
ソロでやってるのと何が違うの?
他のメンバーの意見聞いてる?
グレアムの良さは?
ちょっと残念。
Fall Out Boy
American Beauty/
American Psycho
私的採点:★★★☆
前作は非常に良かったが、
その勢いが、まだ残ってる感じ。
パトリック、歌上手いのに、ソロではその良さが引き立たなくて
バンドだと出るという不思議な感じ。
ただ、前作の勢いを上回ってるとは言い難いので
ちょっと★落としました。
Bjork
Vulnicure
私的採点:★★★
Bjork先生、相変わらずです。
まず、ジャケットがエグイwww(注:限定版のヤツ)
で、これまた難解。
難解でも、良い難解と悪い難解があるんだけど
ちょっとスルメっぽくないんだよなあ。
まあ、私のような若輩者には
まだまだBjork先生の域には達せないかも知れませんが。
Madonnna
Rebel Heart
私的採点:★★★
やたらレビューが高かったんで
期待してたんすけどね。
音質は良いですw
さすが世界最高の音響スタッフ。
でも、ちょっとなあ。
決して難解ではないので、単純に合わなかったんでしょう。
Mr.Children
REFLECTION
私的採点:★★★★
9.11から希望を歌うことが多かったミスチル。
日本代表だもんね。
でも、そろそろやりたいことやるよって感じか。
結果、やっぱり日本では頭一つ抜けてる。
キャッチーでもあり、飽きのこない展開。
やっぱミスチルってすげえなあ、と思う。
ただしながら、俺の中で年間No1になることはないのかも
みたいな。
Zedd
True Colors
私的採点:★★★★☆ (年間2位)
EDM、EDMって言っても、
結局はD・ゲッタとAVICII、Zeddが引っ張ってるシーンなんだよねえ。
で、TOP3の名に相応しいアルバム。
これ聞いちゃったら強引にでもアガルと思う。
今、流行りの音楽ってなんですか、と言われたら
とりあえず聞いとけってぶん投げられる作品。
好き嫌いは置いといて、
時代を寵児というべきアーティストなんで
知らないのはヤバい。
DARLIA
Petals
私的採点:★★★★
Zeddが流行りの最先端なら
こちらは今どきグランジテイスト?という感じの新人。
まあUK系得意の一発屋になりかねない
怪しい雰囲気もプンプンするし
それはそれで、最近は楽しめる。
ハイプでもいいじゃないか。
早耳のサマソニに来日するようなので
要チェック。
ImagineDragons
Smoke+Mirrors
私的採点:★★★☆
人気があるのもうなずける。
美しい旋律に、骨太な部分を時折みせる
ロック界の期待の星。
成長がみられるというのが頼もしい。
うまくいけばColdplayクラスになれるかも。
万人受けする感じなので
後悔しない作品。
Serph
Hyperion Suites
私的採点:★★★☆
幻想的でファンタジーなインストバンド。
女子におススメできる。
深夜にオシャレな感じで、
自宅で一人のみするお供に。
キラキラしてて、
ふわふわできる。
Muse
Drones
私的採点:★★★☆
過去2作の壮大なロックオペラの風体から
原点回帰とも言えるようなギターサウンドに戻し
ネオナチっぽいアンダーグラウンドな怪しさを出している新作。
ネット上には好意的な評価が多く、
これぞMUSEなんて意見もチラホラ。
たぶん、LIVEで聞けば価値観も変わると思う。
だけど、今のところはちょっと違う感じなんだよなあ。
逆にLIVEも見ないで絶賛できてる意見がちょっと怖い。
音楽を盲信的に聞いてるんだろうか。
やりすぎな感じがMUSEの真骨頂だと思っているだけに
音質だけ戻しちゃって、トーンダウンな感じ。
Coldplayは当たった感があるけど、MUSEに関しては
ガンガン、スケールでかくした方が気持ちいんだけど。
The Chemical Brothers
Born in The Echoes
私的採点:★★★★ (年間5位)
前作がLIVE映えするというか
突き抜け感がハンパないアルバムだっただけに
今作の出方が気になったけど
伝説的なフジロック以降のステージ以降
フラストレーション溜める感じ。
まあ、それもまた良しっていう絶妙な所をついてくるんだよ。
普通はネガティブな評価がされがちだけど
今さらながら、振り幅の広さというか
懐の深さを感じさせる良作。
サマソニのステージもそんな感じだっただけに
主催者はフジ越えを期待したんだろうけど
そうはならないんだよね。
まあ、あれは奇跡だったから仕方ないでしょう。
Alabama Shakes
Sound & Color
私的採点:★★★★★ (年間1位)
カテゴライズできません。
ソウル、ジャズ、ブルース、カントリー、ロック、エレクトロ・・・
まあ、なんだって構わないんだけど。
ひとことだけ言えるのは「大人の音楽」ってことです。
まあR30くらいに指定したい音。
古くて新しい、通好みの作品。
デビュー盤から比べると、今作は圧倒的に練りこまれて熟成した感がある。
イギリスのバンドだったら、こういう成長線は描けなかっただろうな(笑)
今年は6月末のグラストに出るそうで、今のところ日本のフェスにはこなそう。
サマソニの方が呼べる可能性は高そうだけど
個人的にはFUJIの夜のステージで聞きたい。
ひさびさにカッコいいアルバムだと思います。
Grimes
Art Angels
私的採点:★★★★ (年間9位)
年末に飛び込んできた快作。
ぶっとんだセンスのジャケットから
ヤバい人の音楽性をビンビン感じるが
楽曲の方は正統派。
ポップな要素もあり、
それが逆に怖かったりするんだけど
落ち着いた雰囲気の中で
ちりばめられたメロディの数に脱帽。
KendrickLamar
To Pimp a Butterfly
私的採点:★★★★ (年間8位)
ブラックミュージックは歌詞が命なので
エミネムやカニエ級の雑食さが無いと
個人的には受け入れられないんだけど
このアルバムはちょっと別格。
オペラというか、ラジオというか
リリックとメロディが自然に組み合わせられていて
ラップやHIPHOPというジャンルを感じることが無い。
Jamie xx
In Colour
私的採点:★★★★ (年間7位)
もともとデュオユニットであるXXだけに
ソロでやるというのに
バンドから離れて一人でやるとか、そういう気負いはない。
単純に、一人でやってみたら
こんな感じのアルバムできました、という感じ。
こういう場合、力は抜けてるけど
名作になる可能性ってのは皆無なのに
運か実力か、素晴らしい出来になってしまった。
もう一枚、ソロで同じクオリティのアルバムができたら
その才能はジャックホワイトに匹敵するだろうという
恐るべき若者。
KeithRichards
Crosseyed Heart
私的採点:★★★
キース御大、カッコいいですね。
世代の人たちに、絶大な評価をもって
崇められてます、この作品。
まあ、ストーンズらしい
というか、ちゃんとキースの音だし。
こういう風に、
しっかり年を取って、その通りの音が出せるって
やっぱり凄いことなんだよな。
JustinBieber
Purpose
私的採点:★★★☆
お騒がせなジャスティン君
音楽は聞いたことないけど知ってるって人多いでしょう。
いまやYahooニュースで
その存在は知れ渡ってます。
そういう意味ではMJ化してるな。
音楽の方は、結構、ちゃんとやってて
やっぱり才能の高さはさすが。
本物だけに、そっちの方でもMJ狙ってほしいんだけど。
Coldplay
Head Full of Dreams
私的採点:★★★☆
良作ですよ。ええ。
「前作の鬱憤を晴らすかのような」って
表現が多いんだけど
あれはあれでColdplayの本質でもあるからねえ。
もうちょっと言うと
なんか、変なアルバムなんだよなあこれ。
リリース時期もそうだし、
空気的にも。
それでも良作。
旨いんだけど、原材料なんですか?
みたいな感じですかね。
Adele
25
私的採点:★★★★ (年間3位)
この人は天才ですね。
マジで。
多分、歴史に残るアーティストになるんでしょう。
マイケルジャクソンやマドンナ
プリンスと同じレベルと言えるクオリティ。
前前作、前作の激賞があるばっかりに
同じレベルでは満足されず
良作どまりになっている感があるけれど
このアルバムのクオリティはメチャクチャ高い。
安定して、このレベルでリリースできることについての
評価が低すぎるので
個人的に、高評価にしてます。
Avicii
Stories
私的採点:★★★★ (年間6位)
ゴリゴリのEDMから一歩引いた
引きの美学を巧みに使い
相変わらず、抜群のセンスでシーンを引っ張るアビ君。
3年連続の来日キャンセルは
オ○スリやりすぎなんじゃないんでしょうか
という不安があるんだけど
脳味噌やられる前に、一度見ておきたいなあ。
作品のレベルは相変わらず高いし
LIVEでトリの長さに耐えられる量の楽曲もあるし
やっぱり、来日に期待なんだよなあ。
Disclosure
Caracal
私的採点:★★★★
結構、前評判が高かったせいか
謎のアンチが増えだして、
叩かれている感もあるけど
良い作品だと思うよ。
そもそも、シーンを背負って立つ感というか
勝手に責任を押し付けすぎなんだよね。
本人たちは楽しくやってるぽいんで
このまま、次作も普通に、期待できると思うんだけど。
Stereophonics
Keep the Village Alive
私的採点:★★★☆
ステレオフォニックスくらい
変わらずに支持を受けているバンドも少ないんじゃないだろうか。
ある程度のキャリアを重ねちゃうと
飽きられたり、方向転換や原点回帰などの文字が並ぶのが
生き残る為の秘訣なのに
全く変わらずに、人気を保ち続けられるのが凄い。
一時、アメリカンテイストに傾倒したのかなという時期が
あったけど、結局は、方向転換や
変化じゃなく、あれもステレオフォニックスの
一部でしかないんだというのが分かっただけに
初期から最新作までランダムで聴いても
なんの違和感もなく、ただ、それが心地いい。
日本のツアーも予定されてるらしいんで
行かなくちゃ。
The Libertines
Anthems for Doomed Youth
私的採点:★★★☆
リバティーンズ復活!!
ていう看板が無ければよかったのに。
でも、それ以外の何物でもないしなあ。
期待しすぎた人達は、
このアルバムで何を思うんだろう。
期待しすぎてない人たちには
一定の満足感を与えただろうと思う。
リバティーン節が健在だし。
でも、それだけ。
「今」のリバを表現した部分は特にないし
何年後かに、これは復活作だった
て、言われないと分かんないだろうな。
The STRYPES
Little Victories
私的採点:★★★★ (年間10位)
毎年、何枚かはロックの王道で「おお!」と思わせる
アルバムが何枚か出るものなんだけど
今年は多分、これぐらいです。
ノエル御大は、あれだけできて当たり前の人だし
それ以外のロック系のアルバムは、大物が軒並み期待外れ。
というか、大コケしないのが、逆につまらない。
唯一、ストライプスだけが、順調に育ってきている。
アークティックモンキーズくらいまで伸びてくれるだろうか。
この辺で行ったり来たりするバンドが溢れかえるのを
見過ぎてしまったので、不安でもある。
Dornik
Dornik
私的採点:★★★
新鋭登場。フランクオーシャンぽい感じ。
ゆったりした中に独特の音。
女性アーティストではFKAとか
この辺の音楽が流行なのかも知れないけど
男ではDornikがその役を担いそうな感じ。
万人受けはしないだろうけど
好きな人はハマる音。
NewOrder
MusicComplete
私的採点:★★★★
うーーーん。
悩んだけどねえ。
悪くはないんだよ。
出た瞬間は、おお!って思ったし。
で、何度聞いても、なんつーか、
ちょっと違うんだよなあ。
この辺はフッキーのいないせいなのかもしれんけども
原点回帰うんぬんじゃなくて、
ちゃんとした
ニューオーダーが聞きたいんだよなあ。
期待度がハンパなかっただけに
失望感がでかい。
SelenaGomez
Revival
私的採点:★★★★
安心して下さい。はいてますよ。
のアルバムジャケット。
なんか国ごとにNG出てるっぽい。
残念。良い写真なのに。
そんな、とにかく明るいセレーナさんは
同時期にアルバムを出したジャスティンさんと
ゴシップもなんのその。
非常に良作だと思います。
特にキャッチーから逃げずに
かつ新しさも追及するという
アーティスティックな感じ。