1 SUMMER SONIC 2013 2013.8.10〜11 at 幕張メッセ&千葉マリンスタジアム
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サマソニ1日目


朝、あまりの熱帯夜(朝)のためにN氏が就寝を諦めて帰宅した後。

俺は、と言えば30分くらい格闘したものの、ついに寝るのを諦めて洗顔と歯磨きを。
ぼけーーっとしながら辺りを見回す。

今夜はもうちょっとテントが増えるのかな?結構ガラガラだけど。

シャワーがAM7:00から始まるのでシャワー受付へ。
タオルがあるが、ハイキャンプユーザーへの粗品らしい。
駐車場も停められるし、ハイキャンプは優遇されてる。

・・・・・・いや、違う。
プレミアチケットもそうだけど、今回から始まってるサマソニの「優遇制度」はプレミアムとは言わない。
単純に、通常の客が冷遇されてるだけなのだ。
プレミアのラウンジやゲートは、これまでの通常客の休憩スペースや通路をつぶしたもの。
なんだコレは。消費者をバカにしてんのか。
ブッキングもこうした手法で契約取ってきてんのかなあ。
ちょっと考えれば改善できることもしない会社が。

クリティブマン批判をしてもしょうがない。運営はクソだが、それはそれだ。

なんて考えてシャワー前に来たが、すでに7、8人の列が。
・・・・・。
そうか、AM7:00スタートだけど、それ以前に並ぶのはOKなわけだ。
やられたな〜。

朝だというのに炎天下。暑い。
シャワーを浴びる前に汗だくだ。過酷だなあ。運営のせいだけど。
シャワーは水のみ。炎天下なのでぬるくて助かる。
結局、このシャワー待ちのせいで、時間は8:00近い。

スッキリして着替えを済ませ水を買いにコンビニへ向かう。
途中でマリンを横切ると、すでにグッズ待ちの列が。

コンビニに着くと、ようやくエアコンにありつく。
涼しい・・・・・・。

メッセへ。昨日のうちにリストバンド交換しておいて良かった。
メッセでは開場したばかりで無意味な入場規制が始まってる。
クソというかバカなんだなこの運営は。

規制が終わって、誰でもすぐに入れるようになった所で入場。
お、企業ブースも始まってる。なんか貰うか。

WOWOWブースでなんかミストのやつが当たった。

HMVでタオルを貰う。
よしよし、順調だ。

オフィシャルバーに行くと、ナースのコスプレとCAのコスプレバーになってた。
エロいなあ。

が、カクテルメニューを見てビックリ。あれえ!?スクリュードライバーがねえ。
そんなバカな。

つーかカシスオレンジとウォッカコーラがあるじゃねえか。
・・・・・・Hな(恰好をした)おねーさんに聞いてみるか。
「スクリュードライバーって作れない?」
「えっと、スクリュードライバーですか?」
Hな(恰好をした)おねーさんなのに知らんようだ。カクテルでも有名な方だと思ってたが・・・。
「このウォッカとオレンジジュースを混ぜるだけなんだけど」
「あーそうなんですか、ちょっと待って下さい」
後ろで作ってる兄ちゃんに聞いてる。
「OKです」
よっしゃ、こういうのはノリの良さそうな娘に言うのがポイントでもある。
ありがとうHな(恰好をした)おねーさん。

Hな(恰好をした)おねーさんのおかげで別注したスクリュードライバーを飲みながら
朝めしを食うことに。ジンギスカン丼に決定。


・・・・あんまり美味くねえ。フジのジンギスカン丼は美味いのに。
総じてサマソニのメシは不味い。フジは米と水が新潟で買ったやつを使うのか、美味い。
まあ、それだけじゃないんだろうな。

腹が膨れたら眠くなってきた。まだステージ見てんねえのに。
まあ、昨日は1時間寝れたかどうかだし。
ちょっとしたスペースを見つけたので靴も脱いで寝ることに。

zzzzzzzzzzzz。

快適だ。結構寝た。2時間近く寝たんじゃなかろうか。
12:00近いぞ。

というか、起きたら俺の周りが就寝スペースと化している。
俺が寝てたので、そういう場所だと思われたのだろうか。

なんか面白そうなのを探すが・・・・。うーーーん。
あんまり無い。

メッセ内にある大画面でマリンのワンオクを見る。
てか、LIVE見ろよと突っ込まれそうなので、仕方なくマウンテンへ。
一人だとダラダラしちゃうなあ。

マウンテンは終わったばかりで、次のALT-Jまでは30分待ち。
まあ、ちょうどいいやと座ってボーっとする。



そういえば、3DS持って来てたんだった。逆転裁判5をプレイしよう。
もはや、フェスに来んなよ、と言われてもおかしくない時間の過ごし方をしてALT-Jが登場。

ふむ。なかなか面白い。
前評判が高いというのは聞いていたが、新しい境地を開拓しそうな音楽性だ。
おまけに若手だというのに、上手い。
演奏のタイミングなんかバッチリ。・・・・10年前にMEWを見た時は、上手くないけど面白いな〜と感じたなあ。
そういやMEW来てるんだっけ、と、ちょっとノスタルジー気分。

曲のバリエーションも豊富で、ベテラン顔負けのステージでした。
さて、次は・・・ホントは大橋トリオ見たいんだけど、俺がビーチに着くころには終わってるな。

・・・ここは仕方ねえ。
逆転裁判の続きをしよう。

・・・・・・
・・・・・・・

よし、そろそろ次のジェイク・バグだ。
お、出てきた所みたい。混雑はしてないけど人は多い。
注目の新人だしな。
ちょっと前の方行こうかな〜と思っていたら、隣の知らん奴が「アレ、ジェイク・バグですか?」って。
え?まあ、ジェイク・バグ見るの初めてだから、そっくりさんが出てきても分からんけど
「そうですよ」って答えた。
「うん、ありがとうございます」ってそいつは前の方にズンズン進んでいった。
なんだったんだろう。

いかん、いかん、気を取り直して。
おおおお。
おおおおおおおおお。

上手い!!

なんだろう、コレ、どっかで聞いた感覚。
あーそうか、若いころのボブディランの声だ。(生で聞いたことないけど)すげえ雰囲気が似てる。
へええええ。コイツは本物だ。間違いない。

真っ白なTシャツ1枚というラフなステージ衣装でフラッとやってきて、ここまで会場を飲み込むとは。
my フェイバリットソング、と言って歌い出したのは
ニールヤングのHeyHeyMyMy。あーーー俺もこの曲好きだ―!
カートコバーン云々は置いといて、この曲は凄いと思う。
(↓ベルギーのフェスでも同じようにフェイバリットで挙げて歌ったようだ)

ちなみにOASISもカバーで歌ったよね。CDにも収録されてて、このハードバージョンもカッコいい。


後日談で恐縮だが、WOWOWのブースにジェイクが来てたようで「第二のボブ・ディランて呼ばれてるけど、どう?」
って、そうか、俺だけがそう思ってたんじゃないんだな。
ジェイクの回答は「誰かと比較されるのは好きじゃないけど、ボブ・ディランなら、いいかな」だって。

こうしてジェイクのLIVEも終わり、ちょっと乗ってきた。
ソニックでU2の系譜と呼ばれるKODALINEをちょっと見る。

ふむ、まあ、そう言われれば・・・かな。

このまま見ても良かったが、リンキンパーク見てみたい。
一度もLIVEを見たことがないのだ。

マリンへ向かう。
あ、そういえばマリンの3Aブースで3A会員はビール券貰えるんだった。
途中でビール券を貰って酒を仕入れる。
・・・ミニストップブースでミニ扇風機が売ってる。500円だ。安い。
 
強さを確かめる。おおお、結構ちゃんとしてる。
店員のおっさんが「これ据え置きもできるんですよ。まあ今日はあんまりそういう使い方はしないでしょうがね」
「するよーーーー。オレ、するよーーー。テントがサウナなんだもん」
こうして夜中の対策を仕入れて、満足げにマリンに向かうオレ。

・・・・あれ?
「スタジアムのスタンド席は、1F満席で2Fも混雑しております!」
だって。
うえええええ。まじか!
リンキン〜メタリカってそんなにすげえのか!?

ちょっとだけ会場を見てみる。

・・・・・
うわ。こりゃだめだ。帰ろう。

寄り道が過ぎたのか、泣く泣くバスでメッセに帰るオレ。
ビールと扇風機を買いに来ただけの人になってしまった。

それでもリンキン見たいな―。
そうだ!

・・・・・
・・・・・・

TVで見ることにしました。

ここの音はモニターの音(スピーカーから流れる音)しか拾わないんで
客席の歓声や熱狂は伝わらないのだが
ヒット曲のオンパレードで、中々楽しめる内容じゃないか。
やっぱり生で見たかったな。

こっちはもう、諦めてマウンテンで過ごすことを決めよう。

マリンが混んでるということはメッセは空いてるということで、
チープトリックはわりと空いてる。

大ベテランのチープトリック。

武道館のLIVEが凄過ぎて世界中で人気が出たという、異色の経歴を持つ
究極の日本びいきのバンドでもある。
王道のパワーロックだ。ハノイとか思い出すなあ。

と、なんかすげえギター出てきたんだけど。

(左端に注目)6×6で36弦あるギターだ。
基本的には上下の2つくらいしか使わない模様(笑)
あんなギターあるんだ。すげえな。

さて、チープトリックが終われば、ビーディーアイのキャンセルで、
トリ代打のために時間変更となったステレオフォニックスだ。
リアムが新作をどう歌うかは見たかったものの、
ステレオフォニックスも見ておきたかったバンドの一つ。

ちょうど10年前のサマーソニック2003。
消化不良で終わったステレオフォニックスのLIVE。
当時は「爽快なバンド」として捉えていたステフォが
3作目、4作目の「ダークな時期」になってしまっていたこともあり
完全に裏切られた格好になってしまった。
しかし、今のステレオフォニックスは、むしろそのダークさのバランスが素晴らしく
味のある大人のバンドになっている。こっちも今ではそれを期待もしている。

しかし、日本でここまで評価されないバンドも珍しい。
少なくとも彼らはグラストのトリも務めたこともあり、MUSEと同等と言ってもよい。


とにかく、10年前の借りを返そうと、モッシュピットの最前線に向かう俺。
まあ、すんなりいける。

ただ、驚いたことに、混雑度は少ないくせに、メッセにいた客が集まり始めた。
おお、さすがステレオフォニックス。

そして・・・来た!
うん。10年ぶりだね。

OPはやっぱり新作から。
うん、もう完全にアメリカのバンドのフィーリングだな。
カッコいい。いいぞ、これが今のステフォだ。
新作中心にLanguage.sex〜から何曲か持ってくるんだろう
・・・・って思ってたら、
うおおおおお1st、2ndからバンバンやるじゃねえか。
しかもアガるやつ中心に。

すげえ。10年前に欲しかった音だ。涙が出そうだ。
期待してなかった分、どう反応していいのか分からない。

1.Catacomb 
2.Local Boy in the Photograph 
3.A Thousand Trees
4.Graffiti on the Train 
5.Just Looking 
6.Indian Summer
7.Superman 
8.Mr Writer 
9.Violins and Tambourines
10.Maybe Tomorrow 
11.Pick a Part That's New
12.The Bartender and the Thief 
13.Dakota

最後のDakotaの盛り上がりはハンパなかった。
ちょっと盛り上がりが伝わりづらいけど、これの前の方で暴れてるのがオレだろうと思う。

ステレオフォニックス、完全勝利!
ジェイク・バグがベストアクトかと思っていたけど、これは完全にステレオフォニックスの勝ち。
圧巻のステージだった。
10年前の借り、十分すぎるほど返してもらいました。

さて、ステフォが終わって、テントに帰るかミッドナイトを見るか迷っていると
大画面ではメタリカが終わった模様。

結構、長くやってたんだな。

テント小屋は山崎まさよしがやってる。見に行くのはいいけど、超混んでるだろう。
・・・・・・・・・。
こういう時は逆転裁判だ。
と、カバンを開けると・・・・・・・・
ぬぁ!?ステフォで暴れ過ぎてソフトが抜けてる!!
セーブしてねえのに!!

どうなってるか見るのは怖いのでやめておこう。

・・・・・・
AOKI待つか。
座って酒を飲んでたら、ちょっと眠くなってきた。
いかん、ちょっと歩くか。
・・・いつの間にかレインボーに来てしまった。
クロスフィッシュとかいうバンドがやってる。

wwwwww。すげえハードコアwwww。
たしか、この後はチャン・グンソクがやるはずだけど、場所取りのオバ様達、あの中にいるのかな?
PETボトルがガンガン宙を舞ってるけどwwww。死んでるんじゃねえか?
しかもリンキンのカバーをやり始めた。あぶねええ。

ふと、思ったけど、モッシュは相変わらずあるけど、
ダイブは最近、ほとんど見なくなった。なんでだろう。規制が厳しくなったんだろうか。
10年前はオレですらダイブしてたのに。
まあ、理由は分からんが、AOKI見に行ってみるか。

始まってる。

なんか危ない教祖さまみてえだなあ。
うーーん。まあ、こう言っちゃ悪いけど予想の範疇だ。

・・・・・・・・寝るかーーーーー。

仕方なくテントに戻る。
夜道を最短ルートで。と、アートな高架下に来た。

アートというか・・・・・見た目的には夜、普通の人が歩いてはいけない道のようだwww

ちょうど山崎まさよし終わりのようで人がたくさん出てきた。
ハイハイ。みんな帰ってくれよ。

コールマンのブースでサマーベッドが売ってる。1800円。
・・・・・・・・・。
そうか、今夜も暑いし、テントの外で、コレ使って寝ればいいじゃん。
人はそれをキャンプではなく、野宿と呼ぶのだが、あの暑さには替えられん。
買ってしまった。現地で。

よしよし、とビーサンに履き替えていると、稲川順二の声が。
???
あ、稲川順二の怖い話やるんだ。

いそいそとテントからステージに向かうオレ。
風が出てきて涼しいステージエリア。
稲川順二が怖い話をしている。

・・・・・・・ふんふん。
・・・・・・・・・ふんふん。
・・・・・・・・・・
!!うわ!!

なるほど。

あれ、他にもあるの?
ふむふむ・・・・・。
その話、関係ないんかい!

なんて感じだ。
稲川順二の話は、関係ない描写が多かったりするので、
どれが怖い本線なのか分からないという手法なんだろうが
気を抜くと、状況が理解できなくなってしまう。

30分くらい聞いて、よしテントに帰るぞ。
テントに帰ってサマーベッドにミニファンをセットして、快適だ、なんて思ってたら
稲川順二の怖い話が、普通にスピーカーから届く距離じゃねえか。
怖いわ!!

うーーーん。
こうして、結局、最後まで話を聞いた後で耳栓の存在を思い出した。
・・・しまった。

時間はいつの間にかAM1:00。外は実に涼しく、快適だ。昨日も外で寝れば良かった。
zzzzzzzzzzzzzzzzzzz。


(その4につづく)

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