2006 FIFA WORLD CUP

1 / 2 / 3 / 4


GROUP A
A組
ドイツ

4-2


1-0


3-0
コスタリカ ×
×
2-4

×
1-2

×
0-3
ポーランド ×
×
0-1


2-1

×
0-2
エクアドル ×
×
0-3


3-0
×

2-0


6/9(金)ドイツvsコスタリカ
実際に開幕戦が始まった。いやー開始直後はカオスに満ちてたねー。フートのシュートは素晴らしかったが
コスタリカ陣営はそもそも引きすぎ。・・・だが直後、ドイツ、オフサイドのかけミス。完全にエラーだな。
ドイツDFは不安に満ちていることを立証。しかししかし粘り腰のサイドアタックからゴール前にグラウンダークロス。
クローゼが決めてゴール。だからコスタリカ引きすぎだって。
・・・前半はこんな感じで混沌無法状態。DFミスのゴールばっか。
ようやく試合が落ち着いて、その後のドイツの追加点2つは実力で、とったという感じ。
そして2点目を取られた所もドイツDF陣の実力といった感じ。予選内でどこまで修正できるか?
レーマンがちょっと痛んだ所もあり、DFへの指示という点でまさかのカーン出場、というのは十分ありえる。

6/9(金)ポーランドvsエクアドル
開幕戦とは異なり、両チーム出足は落ち着いてるね。ポーランドは立地的にほとんどホーム状態。
黄色は1コーナーのみか。しかし、試合内容は全く逆。エクアドルの前線はドリブルがよく切れてる。
GKもペイントしてるけどいい動き。しなやかだね。視点を変えて審判の上川さん。
判定は正確。でもW杯は正確だからコントロールできてるわけじゃない。バランスが大事。
まあジャッジしたくねえよなあ。前半終了間際はファウルとってあげても良かったけどね。
ポーランドはいまいち波にのれず逆にダメ押しのデルガト。完璧なゴール。
ポーランドは2点取られて開き直ってからは良かったけど、時すでに遅し。
いやー、エクアドルいいね。ちょっとビックリ。よく組織されてるわ。

6/14(水)ドイツvsポーランド
ポーランドは国内で相当批判を浴びた模様。選手たちはかなりピリピリした面持ち。
ドイツとポーランドの関係性を考えると、お互い手の内は知り尽くした、という所か。
主導権はドイツ。これは仕方ない。ポーランドは集中力と、負けないことを目標に試合を進める。
クロアチアもそうだったけど、勝つことよりも負けないことを前提にくる相手と戦うことほど嫌なものはない。
そのおかげで、初戦で見え隠れしたDF陣のほころびを晒すことなくドイツの攻撃をポーランドがしのぐ。
ドイツで唯一人の「本物のクラッキ」バラックが復活。本調子ではないものの、随所で違いを見せてくれる。
後半、ドイツサポーターのあせりの中、ヘッド、跳ね返り、ゴールインもオフサイド。
これだけやって引き分けなら仕方ない。しかし、後半ロスタイム。ノイビルがクロスからダイレクトでゴール。
さっきやってた試合を思い出させる。俺の知ってる「ゲルマン魂」とは違うけど、気迫のこもった勝利だった。

6/15(木)エクアドルvsコスタリカ
この試合でエクアドルが勝てばA組は終わり。最も分かりやすい形で終了する。
負けられないコスタリカ。エクアドルのスキをつくいい動き・・・もつかの間、1点取られた。
DFがボールに行き過ぎて、人に行ってなかったか。それにしてもドンピシャのクロス。
エクアドルの前線のトリオは絶好調。コンビネーションも抜群。そして追加点!
コスタリカもまだ目が生きている。逆転を信じ、健気に攻める。しかし、実ることなく3点目。
日が悪かったね・・・って納得できないか。試合後のユニフォーム交換でエクアドル選手の筋肉を確認。
いやあ、いいカラダしてますね。バネもありそうだし。んで、早くもベスト16に2チーム決定。

6/20(火)ドイツvsエクアドル
今日から4試合だよ。しかも同時刻開始。つくづく泣かせるスケジュールだ。A組はすでに大勢が決しているので
ある意味消化試合に近い。予想されるのはホスト国は勝ちにくるってこととテスト的な使い方もしてくるってこと。
ファウルはどっちも抑えてくるはず。開始直後にエクアドルの決定的チャンス。さわれば1点。しかも無理じゃなかった。
これを決められず。客も大騒ぎしてない。うーん。逆にドイツの攻撃がエクアドルエリア内で続く。そりゃ決めるよな。
クローゼのシュート。ゴール。前宙が飛び出した。お互い手を抜いてるわけじゃないんだけど大味なプレー。
2位通過だと、多分イングランドと当たるわけでそれを避ける為の戦い。
前半終了間際、スペースはなかったが、考える時間を与えられたバラックがパス練習の様なトス。慌てたDFのおかげも
相まってクローゼの追加点。その後もドイツ攻勢。DFラインの確認を行っているフシもある。
多分3点目のカウンターはラッキー。クロスの名手、シュナイダーからポドルスキー。レーマンの状態がちょい気になるが
ドイツの修正は成功。上々の状態で決勝Tに向かう。逆にエクアドルは本気でなかったことを祈る内容だった。

6/20(火)コスタリカvsポーランド
上でも言ったけど、同時開始。A組はいいとしてE組&F組が続く22日の木曜日は死のスケジュールだろう。
同時開始の場合はカチャカチャ変えながら見るのもありなんだけど、どっちもわけわかんなくなるので、基本はメイン、
サブと決め打ちして見る方が集中できる。まあ、普通にいくとこっちの試合の方がサブ。仕方ないよね。負け同士だし。
録画したのをじっくり見てます。若干ポーランドが持ってる印象。意外とファウルが多い。なんでだろう。
コスタリカの抜け出しにもファウル。どうも、どっちもリアクションフットボールなんだよなあ。対策立ててないな、これ。
FKを低い弾道が突き刺した。GKの股を抜いた。ピョンピョン飛び跳ねたからだな。コスタリカペースに。
ところが、ポーランドのCK。飛び出したGKがポーランド選手と接触。頭上を抜けたボールにボレーで同点。ちょっと疑惑の
ゴール。B○解説は「オフサイド?」って言ってるけど、CKからオフサイドってあんの?もうダメだ国営。
ポーランドは2点目もCKから。背中から押さえ込んでのヘッドだったけど。綺麗に決まったのでお咎めなし。上手い。
ポーランドはメンツの為かわからんが、リードしてから引き気味に。未来に期待できない勝ち点3を手に入れた。




GROUP B
B組
イングランド

1-0


2-0


2-2
パラグアイ ×
×
0-1
×

2-0

×
0-1
トリニダードトバコ ×
×
0-2

×
0-2
×

0-0
スウェーデン

2-2
×

1-0


0-0

6/10(土)イングランドvsパラグアイ
イングランドを見て思ったことは、動きがクラブチームの様に組織されている、ということ。
あたかもずっと一緒にプレーしているチームのごとき連携を見せる。
そして意外な形でベッカムのFKがオウンゴールになった。早く、落ちるナイスボールだった。
98年=悪者。00年=戦犯。02年=スーパースター。04年=大黒柱。ベッカム、アンタえらいよ。
攻めてないとか、もっとやれたとかいう見方もあるかも知れないが、個人的にはイングランドつええ、と思った。
中盤のプレスや守備陣の安定感があるのが良く分かったから。FW陣もルーニーが戻ってくるだろうし。
ミドルをガンガン打つのは今大会のボールゆえだけじゃないな。中盤も点を取れるチームだ。

6/10(土)スウェーデンvsトリニダード・トバゴ
なんか黄色い綿みてーなのがいっぱい飛んでる。石綿じゃないことを祈る。
それは置いといて、ラーションとイブーがいい感じ。リュングベリも今大会は気合が入ってる。
こうして見るとスウェーデンはいいチーム。動きも圧倒。しかしトリニダードは1発があるから怖い。

後半開始直後、トリニダードのDFが2枚目イエローで退場。真正面からスライディングしたからね。
支配率はかなりスウェーデン寄りになった・・・のに1点が遠い。フィニッシュといより、お膳立てが不十分なのに打ってるから。
トリニダードは守って1発狙いで開き直ったか。結局スコアレスドロー。スウェーデンは狡猾さが足りなかったか。
勝てる試合を逃したのは大きい。

6/15(木)イングランドvsトリニダードトバゴ
ルーニーはまだ先発できず。凸凹コンビで2試合目。パラグアイ戦同様、落ちついて攻めるイングランド。貫禄がある。
前半、主審の上川さん、やたら笛を吹く。ちょいイングランド寄りの判定が続く。キチンと選手に説明しているところはOK。
前半の変な所でゴッドセイブザクイーンの合唱。何故?しかもイングランド攻めてるトコだし。
ファウルの線引きがされたので激しい当りはないかな・・・ってヨーク倒れてんじゃん。しかもやたら股間をケア。
ゴッドセイブザプリンスだな(笑)自由の多いイングランドが攻勢。しかし、焦りか?ゴールチャンスをフイにしまくる。
そんなことしてっからゴール前の混戦で大ピンチ。ゴールがら空き。テリーのファインプレーで救われた。
嫌な流れに飲み込まれたイングランド。後半にルーニーが入っても変わることはなかった。ランパードも裏目、裏目。
そんなスリーライオンを救ったのが、ナイトの称号、キャプテンベッカム。稲妻のようなライトクロスがクラウチの目の前に。
先制点!最高の時間に取った。ジェラードも上がれるようになり、十八番のミドル。本家本元ミドルシューターが追加点。
トリニダードトバゴは浮かれたイングランドゴールに技ありのヒール。オフサイドだったけど、もっと早く見たかった。
ゴッドセイブザクイーンが似合う時間になって、結果的には地力の勝利。

6/15(木)スウェーデンvsパラグアイ
圧倒的に押し込みながらついに1点を奪えなかった初戦のスウェーデン。伝統的に堅守で唸るパラグアイを崩せるか。
逆に後がないパラグアイの戦術は?攻めてくるのか?そんな思いを胸に始まった試合。
展開は予想に違わず「攻めるスウェーデン、守るパラグアイ」の構図が浮き彫りになった。初戦に敗れたパラグアイも
この試合は勝たなければならないのだが、そこは南米常連国。受けに回って隙を狙う。
何度も、何度もゴールラインのスレスレまで押し込みながら跳ね返るボール。1点が南米と北欧ほどの距離に感じられた。
内容だけをみればスウェーデンは強い。むしろ、驚くべき攻撃力だ。しかし、強いチームが勝てるとは限らないのがW杯。
スウェーデンに「予選敗退」の恐怖がのしかかる。そんな思いを吹き飛ばしたのが北の国の炎の男リュングベリ。
パンツのCMで世界中のアッチ系の支持を集めたリュングベリ。股を抜くシュートではなかったが、玉を抜かせるには十分。
永遠に思えた1点を手繰り寄せたスウェーデン。次節はすでに突破を決めたイングランド。
そしてスウェーデンは何故かイングランドにはめっぽう強い・・・・。

6/20(火)スウェーデンvsイングランド
有利な状況にあるが、一歩間違えれば予選敗退のスウェーデン。38年の呪縛を解き放つかイングランド。試合直後にオーウェンが
ただ事ではない体勢でピッチの外へ這い出た。スローで見るが蹴った瞬間に膝が怪しい、なによりあの倒れ方はヤバイ。
ワンダーボーイが並び立つことはないのか。ようやく試合が落ち着き、若干イングランドが持ち始める。J・コールが効いている。
スウェーデンはセットプレイは悪くないが、流れはイングランドが支配。狙ったかどうかは定かではないがJ・コールのドライブシュート。
恐ろしい山なり縦回転でゴールに滑り込んだ。スウェーデンピンチ。負けでも可能性は0ではないが・・・・。
後半立ち上がり、スウェーデンの動きが良い。そして前半から良かったセットプレイで同点に。無理をする必要のないイングランド。
若干、ポゼッションが変わってきた。イングランドも攻めあぐねる。パラグアイがリードらしい。これで1位、2位の取り合いになるか?
ドイツとエクアドルならやりやすい相手は明らかだ。ルーニーが下がりジェラード。「あわよくばミドルで。まずは負けないこと。」
がモットーか。そして「あわよくば」が現れた。キレキレJ・コールからジェラードのヘッド。1−2。ちょっと雲行きの怪しいスウェーデン。
CKのみならずロングスローで放り込む。1バウンド許すべきではないエリアでバウンドさせたイングランド。スウェーデン食らいつく。
同点。ロスタイム。もう無理はしない。試合終了。今回も勝てなかったイングランド。それよりオーウェンが気になる。

6/20(火)トリニダードトバゴvsパラグアイ
この試合の勝利でスウェーデンを抜く可能性のあるトリニダードトバゴ。





GROUP C
C組
アルゼンチン

2-1


6-0
×
コートジボワール ×
×
1-2
×

×
1-2
セルビア ×
×
0-6

×

×
0-1
オランダ


2-1


1-0

6/6/11(土)アルゼンチンvsコートジボワール
クレスポとサビオラの2トップだ。ボカ卒よりリーベル卒のが多いか?でもコートジボワールには「ボカ」がいる(笑)
ボールが良く回る試合展開。リケルメのなんてことない放り込みからこぼれ球をクレスポ。
ああいうゴールはセリエA向きの証。その後、コートジボワールも惜しいシュートがあった。あの辺を決めていれば
果たして、という所だったがメンタルの差か。予選でもアフリカ勢の精神力はイマイチだったから。
逆にしたたかさを見せ付けるアルゼンチン。ファウルの取り方、取られ方が絶妙。
ゆったりとしたリケルメ好みの攻めからじっくりラインを見極め、サビオラにお手本の様なスルー。1タッチゴール。
しかしコートジボワールも身体能力の高さを見せつけ守りに入ったアルゼンチンから1点を奪取!
その後、ゴンサレスの抜け出しもあったがオフサイド。いつまでも気付かないBSのバ○解説。
ノーゴールだって。結局、試合巧者アルゼンチンの前に敗れ去る。この国に逃げに入られたら辛い。
アルゼンチンは交代枠が納得いかんけど(テべス、メッシー、アイマールもっと出せ)今後も期待できる。

6/12(日)オランダvsセルビア・モンテネグロ
オランダ上下オレンジだ。良かった。下、白だせえもん。
予想通り、オランダのDFは怪しい。エリアの中に持ち込まれることが多い。
まあ、攻撃はいい感じ。完全に前輪駆動のチームだ。ロッベンは切れてるなあ・・・てな感じでポーンと出てきた。
足はえええええ!近距離カメラでリプレイ見たらものすげえはええ。フィニッシュも正確。
あのチェルシーでも一目置かれてるだけある。でもファウル受けやすいポジションだよね。
アルゼンチンとか削ってくるだろうなあ。その後はオランダがパン、パンといい所見せるも、セルビアに深い所まで
簡単に進入を許してる。安定感がないんだよなあ。
ファンデルサールが負傷っぽい仕草をみせるので怖い。今回の控えGKは危ないぞ。

6/16(木)アルゼンチンvsセルビア・モンテネグロ
開始からあっさりとサビオラのスルーにラインの裏をつかれたセルビア。2列目を意識してなかったか。早くもゴール。
あぶねえ。おしっこに行く所だった。家にいてもハーフタイムまで我慢しなきゃいけないみたい。
そして左サイドを効果的に使い、流れるようなパスワーク。カンビアッソが追加点。
というよりペケルマンボーイズの追加点。
ゴールまでのプロセスから、今のところ、今大会のマイベストゴール!
いいようにやられるセルビア。クレスポのオフサイドの時も危なかった。
ここでBSのバ○解説がまた訳の分からん事を。
「オフサイドへの講義でイエローです」ちげえよ。オフサイドなのに笛シカトして続けたから。
抗議はイエローに対しての抗議だよ。「聞こえなかった」のジェスチャーしてるだろうが。
マスメディアの報道を鵜呑みにしない様に。
にしても、つええ。3点目も完全に崩してから取った。優勝予想して良かった。ここでケズマンが退場。
勝敗は決まったな。ようやくテベスとメッシー登場。もはやテスト状態。
メッシーがドリブルで交わしてグラウンダーにクレスポ。誰が出ても取れる。
テべスもドリブルで交わして5点目。スルーからメッシー6点目。笑いが止まらない。
セルビアは弱くないよ。アルゼンチン強すぎ。

6/16(木)オランダvsコートジボワール
なんだか2戦目でどんどん決勝進出が決まっていく。C組もそうなるのか。オランダは結構うまく繋がってる。
ジリジリ攻めている中でいい位置でFK。ファンペルシのシュートは「突き刺さった」という表現がピッタリな高速FK。
GKも位置は悪くないのに反応できず。さらにその直後、ロッベンがドリブル。ファンニステルローイが上手くPチェンジ。
キープ。キープ。振り向いたら彼がいた、みたいなスルー。個人的にはオフサイドだと思うけどゴールだった。2点差。
ゾコラのシュートがバーを叩く。危ない。ロッベンのドリブル。シュミレーション。うーん。ありゃ転ぶだろ。
かといってファウルでもないね。
オランダ安心できず。あーやっぱし。1点返された。しかしシュートするタイミングすげえな。
フットボールは1点返された後が1番怖い。
コートジボワールの攻勢が続く。明らかにビビっているオランダ。完全に不安定な状態に。
ここで若きチームが選んだ戦術は・・・。
逃げ切り、オランダらしさを封印した眠たいフットボールだった。
これがファンバステンの指示とは思えないが、ゲームが始まってしまえば監督にできることは限られている。
逃げ切るしかないオランダは「ぶざまにも」逃げ切った。C組もこれで決定。
期待していたオランダらしさ見せてくれなかっただけに、このゲームはとても褒められない。

6/21(水)アルゼンチンvsオランダ

6/21セルビア・モンテネグロvsコートジボワール







GROUP D
D組
メキシコ

3-1


0-0

×
イラン ×
×
1-3
×

×
×
0-2
アンゴラ ×

0-0

×
×
0-1
ポルトガル


2-0


0-1
6/12(日)メキシコvsイラン
開始からイランの動きは悪くない。しかし、メキシコは独特の切れがある動きで常に得点の予感をさせる。
こりゃいい試合になるかな。と、しばらく見ていたら。FKからヘディングのこぼれ球を1タッチでメキシコ先制。
あの辺の反応速度はもはや本能だろう。荒野の早撃ちガンマンだね。
イランは先制されたショックもなくサイドを駆け上がる。その甲斐あってかCKから先ほどのお株を奪う足元からゴール。
前半はどっちも割とルーズな所があって変に噛み合ってるね。後半に入って、明らかに早い時間からイランのラインが
下がるのでメキシコに何度となく攻め込まれる。監督の指示だとしたらとんだチキン野郎だ。
攻め疲れか、中だるみみたいな時間もあったけど、メキシコの攻勢は続く。そしてDFのパスミスからあまりにも痛い再ゴール。
ラインを上げるしかなくなったイランだが、待ってましたとばかりにメキシコの速攻。
センタリングに対して、これまでの守備がウソのように呆然と見上げるだけのイランDF。大勢は決した。

6/12(日)アンゴラvsポルトガル
悲劇のゴールデンエイジの生き残り、フィーゴ。インテルでまだまだ錆びついていないことは証明済みだったが
開始3分のドリブルからのアシストは圧巻。完璧に抜き去った。運良く、レアルでキレキレのフィーゴを
TOYOTACUPで見た事があるけど、相手のコーナーまで持っていって、
さらにエンドラインの上をドリブルで抜いてったからね。もう自己中とかそういうレベルじゃないんだよ。
そんなフィーゴに代表されるポルトガルはやっぱり全員ドリブルが凄いね。
それを止める術は・・・ファウルか。ちょっと目立つようになってきたなあ。アンゴラはここ一番でミスっちゃう所が厳しい。
ポルトガルも前回の教訓からか深追いはせず、という感じか。最後は強引に追加点を取りにいく様子はなかったな。

6/16(金)メキシコvsアンゴラ
メキシコが勝てばD組も終了。どんどん行くね。展開としては、若干メキシコが押し気味。マルケスのプレーは頭一つ抜けてる。
押せ押せのはずなのにイマイチ波に乗り切れない。アンゴラのGKジョアン・リカルドは好調。そしてメキシコのFWが不調。
決められない決まらない。かっぱえびせんを食うことにした。夜おせえのに(てか朝)。ダイエット効果出るのか?
なんだかそんな感じで後半まで膠着状態が続く。メキシコにフォンセカ登場。粘り強くゴールを狙う。
アンゴラは故意のハンドで一人退場。これでメキシコの攻勢が顕著になった。しかし、アンゴラも開き直った。
引き分けを狙うアンゴラ。ポルトガル戦を残し、勝ちたいメキシコ。ジョアン・リカルドのセーブが試合を決めた。
スコアレスドロー。この結果でもメキシコの優位は変わらないが、面白い展開となった。

6/17(土)イランvsポルトガル
B○の解説がアホなので、たまには民放で見ましょうか、とフジテレビで観戦。民放は無意味な贔屓があるので嫌なのだが
中田のおかげで青嶋、風間ペアの実力はぐんぐん上がったので期待。そしてら違うヤツだった。個人的にはCSの倉敷さんが好き。
んなことは置いといて、ポルトガルが中、外、中とボールを回す試合展開を。イランも自由にはされているが最終ラインはガッチリ。
ほぼマンマークのイラン。徐々にチャンスも作るようになってきた。苛立つポルトガル。ポルトガルが負けるとしたら短気がゆえにだろう。
事実、ちっちゃい仕返しを繰り出しはじめるポルトガル。後半15分までのイランのミッションは完璧に遂行されていた。
しかし、苛立ちをボールにぶつけることに成功したデコがあまりにも美しいミドルシュートを突き刺す。キャプ翼なら必殺シュートになっても
おかしくない。ガッツの消費はない模様。フィーゴがデコに抱きつく。もはやこのチームにわだかまりはない。
イランはこの1点で、崩れるかと思いきや、かなり善戦。しっかーーし!フィーゴがアカデミー賞もののPKをゲット。熟年の魅力。
C・ロナウドに任せる。まとめ役に徹したフィーゴ。イランはこの1点、さらにキャプテンの交代で完全に下を向いてしまった。
試合終了。支配率63-37 シュート数10-1 得点2-0 これだけを見ればワンサイドゲームだが、実際はかなり拮抗した試合だった。







GROUP E
E組
アメリカ ×
×
0-3


1-1

×
1-2
チェコ

3-0

×
0-2

×
0-2
イタリア

1-1
×

2-0


2-0
ガーナ ×

2-1
×

2-0
×
×
0-2

6/12(月)アメリカvsチェコ
これまで何度となくダークホースの役回りを演じてきたアメリカと、ユーロ04で、内容的には最強だったチェコ。
スコアレスでは終わるはずのない試合が予想された。ずばりでした。サイドからのクロスにコラーのパワーヘッド。
コレル、コレルって言われてる。「セリエええだろうが、ああだろうが・・・」みたいな?
「ソルスキア」と「スールシャール」みたいな?・・・いや、あれは酷かったよ。面影ねえもん。くだらない話はやめましょう。
点差はあっても気は抜けないのがアメリカ。基本的にスポーツが上手い。ポストに弾かれたシュートも1点もんだった。
反撃ムードを見事に振り払ったのがロシツキーの一発。追加点。この大会のボールはホントああいう弾道多いね。
バーを弾いたけどリプレイのようなシュートもあった。万全に見えたチェコもコレル・・・もといコラーが負傷。やべえ。
復帰したばっかなのに。バロシュも怪我してるし。ロクベンツで大丈夫?ポポルスキがトップ寄りになるかな。
それでもアメリカはあきらめない。いいね。好感度あがるよ。でも、満身創痍のネドベドからロシツキーが抜け出しダメ押し。
アメリカ残念。チェコは2年前のユーロも怪我人に泣いた。あの日、天に向かって吼えたネドベド。今年は歓喜に吼えるのか。

6/12(月)イタリアvsガーナ
トッティさっぱりしてる。襟立ててた頃思い出すね。襟といえばユニフォームなんだけどイタリアのアウェイはいただけねえな。
オランダも体育着みたい。現地ではコートジボワールのユニが大人気だそうな。今大会はどこもセンスわりい。
ユニの話は置いといて、本番になったらなんだかんだでいつものカルチョを見せるかと思ったイタリアだったが、中々どうして
攻めのフットボールをしてるじゃないすか。いいじゃないすか。得点の予感。そして待望の先制点はちびっこピルロ。
頭もでかいので余計そう見える。そんな体から繰り出された早いシュートはドンピシャでゴール。
トッティ不在でも戦えるイタリアも、ピルロ不在じゃ戦えないだろう。ガーナは身体能力に任せた戦い。
今大会、このパターンで勝ち上がった南米、アフリカ勢はいない。
後半・・・・・・・やっぱちょっと引いてきたじゃんリッピ。カルチョだもんなあ。それでもいままでのイタリアとは雰囲気が違うね。
そのせいってわけじゃないだろうがイアクインタがゴール。旬だね。

6/17(土)チェコvsガーナ
開始直後の出来事だった。アッピアーのクロスに名DFウィファルシが目測を誤る。むしろ、あそこで無理にダイビングヘッドで
クリアする必要はなかったのかもしれない。急遽どフリーになった所を蹴りこみ、まさかのガーナ先制。
この時は、ラッキーゴールだと思っていた。そして、チェコなら当然逆転するだろうと。事実、先制された直後も動きは良かった。
10分が過ぎる頃、画面に大量の選手が映りこんでいる事に気付く。TVが引きで撮っているわけではない。
ロクベンツが引き気味に構えているのに2、3列目が走りこみ、ガーナのプレッシャーがコンパクトに決まってしまった。
この状況を打開するのはドリブル突破・・・じゃないんだよな。ロングボールだよ。特にアホみたいな一つ覚えのヤツが望ましい。
勤勉なチェコはウルチカでがんばりすぎ。ミドルも悪くないが、狭すぎる。もはやゲリラ戦のごとく展開される形になった。
後半のPKの場面はコケただけに見えたが・・・。抗議したウィファルシ退場。現時点で最強のGKを信じて我慢して欲しかった。
ガーナがPKを外し、ツェホがファインセーブを連発。連発。・・・オイオイ、攻めろよチェコ。数的不利のチェコ。DF最終ラインは崩壊。
ついにツェホの壁も破られた。2点目。ムンタリしゃくれてる。なんか魚みたいな顔してる。腹立つ顔だな。
逆に隠れた逸材、キングストンの好守に最後まで阻まれたチェコ。万事休す。ガーナと勝ち点で並ぶ結末になってしまった。
ピッチに祈りを捧げ、去っていったネドベド。この状況でチェコはイタリアを迎える。

6/17(土)イタリアvsアメリカ
衛星放送の数秒のタイムラグが待てず、一斉に地上波に乗り換えたイタリア国民。逆に70%がW杯を全然見ていないアメリカ国民。
人気がないのにかなり強いアメリカ。序盤はアメリカが攻め、イタリア(というよりネスタ)が守る展開。ちょっと荒れてきた。
いい所のないイタリアのFK。DFをトニが押さえ込んだようにも見えたが、フリーになったジラルディーノがヘッドで先制。
しかし、同じような位置からFKのアメリカ。ザッカルドが物理の法則で考えられない方向にクリア。オウンゴール。えーー。
もっとまずいのがデ・ロッシ。肘打ちを特等席で見られ一発退場。痛んだトッティに替え、リンギオ投入。ピルロを上げるか。
「守備固めというよりも支配率を上げようという意図ですね。」B○の解説もやっとまともな事を言った。
ここでこれまで削られてきたピルロにさらなる一撃。これも特等席で見ていた主審が一発レッド。どっちも妥当なレッドだと思う。
審判のジャッジは正確。てか位置取りが正確。しかし後半開始直後も退場者。うーん。正しい。でも荒れた試合を制御できない。
10対9の変則マッチ。今度はアレックス投入。さらにイアクインタ。アメリカも、ドノバン、ビーズリーが入る。まだ後半15分。
ビーズリーの逆転ゴール!しかしオフサイド!?ビミョー。超ビミョー。イタリア人でも意外な判定。そして試合がまた荒れてきた。
どちらも惜しい場面を見せつつ試合終了。どちらが勝ってもおかしくなかった。E組が予想外の大混戦となってきた。

6/22(木)チェコvsイタリア
まさかの混戦のせいで地獄の木曜日がやってきた。睡魔との戦い。すいません部長。あたくし明日は使い物になりません。
チェコはバロシュが戻ってきた。大舞台での強さを見せられるか。ネドベドからのフライスルーにバロシュ。おしい動き。悪くない。
ポゼッションはチェコか。ネドベドの得意のミドル2連発。ネドベドのシュートは枠内に入ってくるので怖い。そしてアクシデント。
ネスタが怪我で交代。うわあマテラッツィかよ。ネスタは毎回こうなる。負担が大きいんだろうなあ。ここでガーナリードの知らせ。
チェコ敗退の危機。と同時にマテラッツィのゴール。チェコ青ざめる。うーんそうか。馬鹿にしてスマン。
ディフェンス下手でも点が取れれば、価値あるわ。2点必要になったチェコ。攻めるしかない。逆に負ければイタリアが敗退。
デスマッチ。この1分1秒の興奮がW杯だね。フジテレビ西岡君の解説はgood。と、アメリカが同点に。チェコ引き分けでもOK。
なのに無意味なファウルでポラク退場。暴走族みたいな頭だし。チャンネル変えたらガーナが2点目取ってた。目まぐるしすぎ。
後半になってもイタリアは退かない。むしろピッポを投入。この試合は数的有利を生かせるか。ピッポはいい動き。
チェコも強引にチャンスを作る。絶対に「そこにいる男」ネドベドのシュート。ブッフォンのセーブ。これが世界レベル。
ピッポは5回に4回はオフサイドの選手。しかし20回は仕掛けるので点が取れる。さらにエゴイスティック。だからこそ点が取れる。
チェコを地獄に叩き落とす2点目。試合終了。戦いきって敗れたチェコ。イタリアの選手誰もが敗れたネドベドに駆け寄る。
そこには2年前のような涙はない。清清しく散っていった彼らに拍手。


6/22(木)ガーナvsアメリカ
序盤、アメリカがボールをキープするが、やたらリトリート。ビビッてんのか。探ってんのか。アメフトじゃないんだから。





GROUP F
F組
オーストラリア

3-1
×
×
0-2
×

2-2
日本
×
1-3
×
×
1-4


0-0
ブラジル

2-0


4-1


1-0
クロアチア

2-2


0-0

×
0-1

6/12(月)オーストラリアvs日本
開始早々からオーストラリアの狙いは明らかだった。上、上、上。とにかくポンポン放り込んでくる。
しかも前線から激しいプレス。1点とって逃げ切るペースである。ルーズへの対応も狙ってきている。
そんな折、ホントにラッキーな形で俊輔のFKが決まる。まあ7割がたファウルなんだけどね。
今日の審判はファウルをあんまりとらないし。・・・の割にはカードが出るんだよ。小さいファウルを流すから。
予想通りヒディングが動いて、より露骨にハイボールの応酬が始まった。
危ない場面も川口が乗ってるセーブでディフェンスした。
守りきるには長い時間が経ち、チャンスも思うように活用できない中で、この試合で何度見ただろうというハイボール。
川口が飛び出したところで交錯。駒野が倒れて見失った所に最悪の展開。同点ゴール。
まだ引き分けがある!とは思えなかったね。勝ちに行け!って思っちゃったもん。したたかにいけなかった。
逆転のゴールは相手の弾道が良すぎた。思い切りのいいシュートだったし、あのコースは無理。
ジーコが大黒を投入し、取るか取られるかのゴチャゴチャした展開を目的に。裏目にいっちゃいました。ああ3点目。
贔屓目なしで冷静に考えて、予選突破はかなり厳しくなりました。

6/13(火)クロアチアvsブラジル
しかし眠いな。W杯が始まってから睡眠時間の平均が3,4時間になってる。でも幸せ。ガチンコの連続だもん。
全試合、ちゃんと見てますよ。HDDに録画して確認してますよ。極力LIVEですよ。
女性に言うと引かれるだけなのでなんの自慢にもなりません。
さあ、注目のブラジル戦。ここはブラジルに勝ってもらわないと。だって訳わかんなくなるもん。
クロアチアはまさしく予想通り。対ブラジル用の戦術。相手のシステムもよく研究してきてるようだし、キープもできてる。
でも、ブラジルの大事な部分には全くと言っていいほど踏み込めず。持たされてる感あり。シュートの勢いはいいけどね。
ブラジルはブラジルで攻めあぐねるだろうと思っていた矢先のカカ!ミドル炸裂!今回はもう2006ミドルW杯だな。
クロアチアは先制されてもドラスティックな変化がなく(できず?)依然として対ブラジルパターンの模様。
98年の日本の戦術を思い出す。そのまま終了。クロアチアの選手は敗戦後とは思えないほどサバサバしてた。
予定通りの敗戦といったところか。明らかに精神的に差がある日本戦。不利だ。

6/18(日)クロアチアvs日本
先週日本はどこいっても敗戦の話ばかり。諦めムードが漂いながらどこかに期待を抱く状況。ジーコバッシングが始まり
FIFAが日本にPKを与えるべきだったと報道。ジーコが戦術使えないのは3年前から知ってるし、PK与えるならゴールは
取り消しだろう。まあ予選中に意味のない非を認めたFIFAの神経は信じられんが、冷静にいきっましょい。
クロアチアはオーストラリアほどではないが高さを武器に上手く突いてくる。宮本、福西は格好の獲物となった。
逆に日本は俊輔のテクニックが相手を凌駕。8年の月日がクロアチア人を凌ぐテクニシャンを生み出した。
押し込みながら押し込まれる。攻守の切り替えにいつまで付いていけるか。最初の脱落者が宮本だった。
1テンポ遅れたカットは明らかなファウル。絶体絶命のPK。ゴールマウスの川口にアジアカップが重なる。
いやー!本当に止めよった!これで乗るか!と思ったらチョンボ。相変わらずよくわからん。
30度の中スーツ姿のクラニツァール監督。常に憂いのポーズ。ちょっと○゛○っぽい。スルナは長パンが嫌なのか和史スタイル。
日本は人に対して動くのと、約束事に縛られたカバーリングに頼りすぎ、相手のミスをつく速攻ができない。
特にFWはもっとエゴイスティックに行って欲しい。パルマ時代のムトゥを見習え。三都主が唯一、その片鱗を見せるがテクがイマイチ。
純粋なFWではないし。結局、走ることができなくなった2チームに言えた事は、決定的なチャンスを逃しすぎってこと。
暑さのせいもあるだろうが、この内容ではどちらのチームも決勝Tにいけるチームじゃない、と思わせる試合内容だった。

6/18(日)オーストラリアvsブラジル
この試合の結果如何で突破が決まるブラジル。しかし、ブラジルにとっては突破など問題ではなく、世界最強のチームであることを
予選で確認する事が重要だった。クロアチア戦の様な苦戦を強いられるわけにはいかない。ロナウドには最終通告が与えられ、
ここで結果が出なければ次回(日本戦)は若手(ロビーニョ)の先発が予定。日本してみればやる気満々のロビーニョは避けたい。
どちらにしても、そこそこテキトーにブラジルに勝ってもらえたら理想的だ。期待は意外すぎる内容で裏切られる。
ペナルティエリアで必死に滑るブラジルDF。怒号を飛ばすジーダ。そして地べたに這いつくばるロナウド。
オーストラリアに気負いがなかったはずはない。彼らにしてもここで勝てば決勝T進出が決まる。
「かつてここまで圧倒的な優勝候補はなかった」と言わしめたブラジル。今日のピッチにはオーラのかけらもなかった。
ジャイアントキリングを信じ始めた頃、アドリアーノがのそのそしたシュートを決める。だせえ。
まあこれでやっぱブラジルか。・・・・・・・・と思わせないピンチぶり。オイオイ。まあさすがに攻め込まれてばかりもいられない。
ようやく登場のロビーニョがポストに当てたところをフレッジ。うーん控えの方がこええ。結局ブラジル面目躍如?で勝ち抜け。
次節もデリケートなハートのロナウドに出てきて欲しかったが主力は休むらしい。残念。

6/22(木)ブラジルvs日本
ジーコは初めて戒厳令を敷いた模様。スタメンはともかくフォーメーションは選手に伝えといた方が・・・。まあいっか。
開始早々クロアチア先制のニュース。いいぞ。もうとるなよ。ブラジルは立ち上がりからルーズなマークできた。攻撃もルーズ。
緻密に計算された日本のパスも良く回り、悪くない。バンバン打ってくるブラジル。怖い。眠い。そんな眠気を吹っ飛ばす先制弾。
玉田のミドル。ようやく出た日本のゴールらしいゴール。このシュートは国際レベル。俄然盛り上がる日本!
しかし、前半終了間際、エリア内でフライ壁パス。ロナウドが合わせただけで同点。振り出しに戻った。
チャンネル変えたらオーストラリアが同点。点数計算わけわからん。一応、ドキドキしながら後半。
FKの超天才。ジュニーニョがドリブルからミドル。FK同様回転ゼロのシュートが突き刺さる。悲鳴。怒号。
クロアチア再リードらしい。それどころぢゃねえ。ブラジルが乗ってきた。イマイチ精度に欠けた連携がはまり出す。
突如放たれたシュートは想像を絶する速度で抜けていった。日本に最後通告のような追加点。
こういった一つ一つの基本動作が水準以上なのがブラジリアン。3−1。勝ち抜けるにはあと4点必要となった。
オーストラリアが同点らしい。あっちは盛り上がってんだろうなあ。なんて言っている所にロナウドの振り向きざま。
3点目同様、シュートスピードが2段階ぐらい速い。「入る予感」がある速度だ。あと5点・・・。気持ちは切れたか。
試合終了。 ブラジルは手を抜いてはこなかった。約束事がなくルーズだったのは事実。日本もそこを突いていった。
が「それでもなお」であった試合だった。勝ち点1。それが全て。自慢できる内容ではないが悲観する必要もない。
ホスト国という裏技なしで世界代表の32カ国相手に堂々と勝ち点1を取れるチームになったのである。

6/22(木)オーストラリアvsクロアチア
日本が母国でなければ当然この試合を見るだろう。日本の負けは容易に想像できる。
開始直後だった。スルナのワールドクラスのFK。キーパー届かず。日本戦ではおとなしかったクラニツァール監督も大はしゃぎ。
その後はどちらもガツガツした展開。しかし、徐々にオーストラリアがキープするように。得意の放り込み。アクシデント。
ジャンプの時に思わず手が上がり、もらってはいけない場所でハンドの判定。もらったPKをムーアが落ち着いて決めた。
後半、ちょうど日本が2点目を取られた頃、ニコ・コバチが遠目からシュート。GKが弾ききれずに後ろにそらす。
決勝Tでオーストラリアの控えGKが出てくるのは難しそうだ。現状ではクロアチアが突破の権利を獲得。
サポーターも発炎筒で大暴れ。クロアチア人こええ。ピッチの中でもそれが現れ、クロアチアのラフプレーとキレぶりが目立つ。
オーストラリアも負けてない。放り込まれたボールにFWが突っ込む。GKがキャッチするも。GKごとゴールに蹴りこむ。
当然ファウル。でも、この気迫がなければワールドカップに来る資格はない。その気迫が実を結ぶ。
交代で入ったブレッシャーノがセンタリング、交代で入ったケネディが囮になりキウューエルがゴール。
ヒディングの采配は意図が明確で、きっちりと結果を出す。クラニツァール監督激怒。やっぱこういう人だったんだね。
その後はハードな当たりの連続。笛がなりまくる。どちらもフィジカルでは劣らない。オーストラリアふんばってゲームセット。
おめでとうオーストラリア。今後のアジア地域では優しくしてね。



GROUP G
G組
韓国

2-1
×

1−1

×
0-2
トーゴ ×
×
1-2

×
0-2

×
0-2
フランス

1-1


2-0


0-0
スイス ×

2-0
×

2-0


0-0


6/13(火)韓国vsトーゴ
イ・ウンジェを見て、吉本芸人でいそうだな。としみじみ思う。でも、コイツすごいんだよね。
なんかテレビ見ながら94年とか、日本が出れないから韓国を重ね合わせるしかなかったよな。と思い出した。
だって日本、決勝T厳しいんだもん。韓国にちょっとがんばってほしいと思うなんて・・・。
パク・チソンはやっぱ上手いな。と思いつつ見ていたら、なんだか判んないミスで強烈に決められた。
えーー?何それ?しかーーーも!その後の韓国も必死さがない。どーした韓国?不甲斐ないぞ。
そのまま前半が終わってしまった。そしてハーフタイムに思ったこと。
加茂周のしゃべりはダメだ。つーかあんな酷かった?酔ってんのかと思う。まあどうでもいいか。
後半になってパク・チソンがドリブル。うーーーん、欲しい。日本に欲しい。ファウルで止められ一人退場。
ゴールの予感もなんもなく、同点のFK。止められそうだったけどなあ。ようやく息を吹き返した韓国。
数的有利か、プレッシャーからの開放か。上手く抜け出すシーンが出てきた。こうしてみると韓国はよく走る。
信ずるものは救われる。やや遠目の距離からアン・ジョンファンが逆転ゴール!うらやましいぞ!!
その後はトーゴも無茶してくることなく試合終了。んで思ったことは・・・やっぱ加茂のしゃべりはダメ。ここは屋台か!

6/13(火)フランスvsスイス
おりょ?レベル高いフットボールしてるね。なんだろうパスのつながりとかプレスとかどっちも悪くないじゃん。
ヨーロッパ同士だし、噛み合ったフットボールだからそう見えるんだな。リベリ先発か。ちょっとだけコンビずれてるけど
動きはいい。試合内で修正可能だな。フランスは最終ラインがなーんか怪しい。ポスト叩かれてるし。攻撃は悪くない。
リベリチャーンス!アレ!?戻すの?若さだな。あ、手に当った。故意じゃなきゃいいの?いつから?
もちろんユーロ2000の後だよね(笑)
ゲームの流れとしては、パスを繋いで一見攻勢に見えるフランスだが、実は決定機はスイスの方が多いくらい。
ジダンが起点となって終点となって。頼りすぎ。受けやすいし出しやすいのは分かるけど。
アンリがアーセナルの時の様にガンガン行ければ良かったのに。気の抜けたシャンパンは4年間寝かされただけか?

6/18(日)韓国vsフランス
刺激の強いキムチと気の抜けたシャンパン。まさしくそんな試合。韓国は本当にプレスの位置が高く、積極的に詰めてくる。
「フランスは前半回せていた」らしいが攻撃が良かったわけじゃない。フランスのDFが良かっただけ。
両国とも立ち上がりはプレスが効いている。そんな中ジダンにマークを集中しすぎたか、ヴィエラの上がりが目立つ。
中央を自由にするケースが増えた。そこを突かれ、フランス先制。しかし、韓国は逆境に強い。動じない。
動じはしないが、攻めの方はイマイチパッとせず、CKからヴィエラに疑惑のヘッドを与えてしまう。読んでいたイ・ウンジェだが
なんでそんな後ろで弾いたのか?本当ならゴールの所、タイミング的にノーゴールの雰囲気だったので仕方ないだろう。
後半に入ると、予想通り、韓国の走り勝ち。攻めの回数が増え、徐々にゴール前まで歩を進める。全員で守り、攻める。
韓国が日本と最も違うのはゴール前に張るFWの数。パク・チソンが折り返しのこぼれに食らいつき、強引なゴール。
韓国らしい。あの場所にいれば、何かが起こることを彼らは知っているのだ。
その後も、最後まで走る韓国がドローをもぎ取る。・・・・本当に心が強い国である。

6/19(月)トーゴvsスイス
どちらの国も、意外な実力を見せ付けた前節。面白い展開が期待された。早い時間で期待に応えるかのようなファインゴール。
クロスからのダイレクト。ヨーロッパフットのお手本ともいえる、スピーディーで正確なクロス。的確なタッチ。
非常にレベルの高いゴールだ。これを見るだけでこのグループ自体のレベルの高さが伺える。大丈夫か?グループFの方は?
スイスはフランス戦同様、質の高いパス、ランを使う。トーゴも悪くはないが、若干インテリジェンスに欠けた印象。
サイドをワイドに使い、ピッチを有効活用するスイスに対し、カウンター時も自滅でチャンスを潰すトーゴ。アデバヨールも良くない。
「ボールは疲れない」を魅せてくれたスイスだが、後半残り10分ぐらいから守勢に入ってしまった。トーゴが自由になってきた所
これまでの流れか、思い切りのいいスイスのシュートが突き刺さる。DFが中央に寄りすぎたのがまずかった。
運もなかったトーゴが敗れる。が、結果は内容に見合ったものだった。

6/23(金)フランスvsトーゴ
今大会も苦戦中のフランス。これまで期待を裏切った強国が順当に駒を進める中、唯一低迷中。
目標は一つ。勝ち点3。状況によっては2点差で。しかもジダン不在。ここで負ければ、あまりにも早いフランス王朝の滅亡だ。
前線にトレゼゲを配置。アンリは左サイドか。この2トップはあんまり機能しないという実績があるのだが・・・。
おしい当たりはあるも、決定的な雰囲気はない。逆に、ちょっと怪しいフランスDF。前半、早い時間でカウンター。
抜け出してゴールも、オフサイド。自分で打つべきだった。リベリは起点にもなるけどブレーキにも見える。ジュリがいれば・・・。
トーゴGKアガサはライン指示から飛び出し、セーブまで、獅子奮迅の活躍。攻め込まれる回数は多いが安定してる。
後半に入り、トーゴが攻めに転じてきた。これでフランスにチャンスが生まれるようになる。完全にトーゴDFを崩してシュート。
おしくも外れる。今度はヴィエラがスルスルと駆け上がり振り向きざまシュート。ゴーーール!やっと手に入れた。
強引だったが、少し落ち着きを手に入れた。別会場の韓国vsスイスはスイスが勝っている。このままいけばフランス、スイスが
勝ち抜けだ。同点になっても勝てるようにもう1点は取っておきたい。と、またもスルスル上がるヴィエラ。頭で1タッチ。
落としたところにアンリ。キャプテンの代役として申し分ない活躍。これで他会場の結果は関係ない。
2点取られてからトーゴの回しは崩壊。最後はもうダメ。フランスが苦しみながらようやく決勝Tを手に入れた。

6/23(金)スイスvs韓国
結果は他会場で知らされてはいるんだけど・・・。




GROUP H
H組
スペイン ×

4-0


3-1


ウクライナ
×
0-4


1-0


4-0
チュニジア ×
×
1-3
×
×
0-1


2-2
サウジアラビア ×
×
×
×
0-4


2-2
6/14(水)スペインvsウクライナ
前半が半分過ぎる頃には自分の予想の大はずれを覚悟した。
早い段階でCKから先制点を取られたことも、ビジャのFKが壁で角度が変わった2点目もあくまで結果論。
そこに持っていかれるまでのウクライナのプロセスが悪すぎる。取られるべくして取られたと言えなくもない。
経験の差というべきか。予選までのウクライナとは別物である。高い位置でいいようにやられている。
後半の追加点は、それを象徴するシーン。まあPK与えるなら1発レッドじゃなくても良かったかもね。
泣きっ面に蜂。今大会初のPKをビジャが沈める。スペインは攻めの手を緩めない。
プジョルも久々にSBのごとく上がり、トーレスが4点目。ラウールも上々。カシージャスも余裕かまして出すぎ。
正直、ここまで結果的にも内容的にも差が付くとは思わなかった。ダークホースに挙げてたのに。
・・・・・・・・・うーーーん。・・・・・・・・うーーーーーん。もーーー主審、水飲みすぎ!

6/14(水)チュニジアvsサウジアラビア
失礼ながら、最も魅力に欠ける試合と予想。実際はどうなったか。
いい勝負してるんだけど、どー見ても50歩100歩。ウクライナの惨敗を見た後でも、この2チームには勝つ気がする。
各国の力の差が均衡してきたのは認めるが、狭まった差が埋まることは当分なさそうな予感。
少林サッカーみたいなボレーを決めた所とか面白みはあるけどね。
ボクシングも世界戦より4回戦同士の方が面白かったりするし
あんまり酷評すると原油価格があがりそうなので褒められる点を。いやね、試合としては素晴らしいよ。
追いついて、逆転して、さらにロスタイムで逆に同点弾。
CLの決勝でもユーベ対ミランみたいなハイレベルで眠い試合もあるわけで、魅力に欠けるという予想は覆した。

6/19(月)サウジアラビアvsウクライナ
雨が降ってる。(注・止んでた)初じゃないだろうか。惨敗のウクライナvs好ゲームを演出したが、ハイレベルではなかったサウジ。
立ち上がりは得点のチャンスが意外と多い。コーナーからフライングニーみたいなゴールでいきなり奪われる。
その後もウクライナペース。しかし、シェフチェンコ自体はイマイチ。絶好機を何度かフイニした。なんとなく間延びした展開。
そんな中、ウクライナの放ったミドルが決まる。今大会を彩ったミドルとは明らかに異なる、意外性のある、山なりのボール。
あれは、取れなくもない気はしたが・・・・。後半に入り、また雨が降ってきた模様。かなりスリッピー。
立ち上がりは得点のチャンスが意外と多い。(2回目)かなり遠目のFKからシェフチェンコのヘッド!ドンピシャ!
ようやくシェフチェンコが乗ってきたか?動きは良くなってきたが、フィニッシュにまだ精度を欠く。世界最高のFWもまだ1得点。
稲本よりも下の点数だ。こんなもので満足するはずがない。攻めるウクライナ。スペイン戦での4失点も頭にあったのだろう。
「得失点差」予選の怖さはどの国よりも知っている。シェフチェンコの爆発的なドリブルから完璧なアシスト。4点目。借りは返した。

6/19(月)スペインvsチュニジア
ウクライナが大勝したのなら、それに大勝したスペインはどうなるのか。・・・大苦戦だよ。開始直後の先制パンチ。
一度、カシージャスが止めた所をさらに蹴りこんで決めたシュート。やべえ。気合が違う。スペインも動きが悪いという程ではない。
しかしどうしてもチュニジアのゴールが割れない。この感じは・・・アレですか?今大会もやっちゃいますか?
ここでアラゴネスが腹をくくる。前節で、ようやく復調の兆しを見せたばかりの悩めるエース、ラウールを投入。より縦の繋がりを重視。
この策が外れれば、大エースは今後もベンチを暖めるだけだっただろう。キーパーが弾いたところをラウールらしいゴール。
試合を支配していた重苦しい空気が解けたのが分かる。すばやい抜け出しからF・トーレスの鮮やか過ぎるアウトのループシュート。
見た目以上に相当なクオリティのシュートが決まった。息を吹き返したとはこういうことを言うのだろう。
トーレスはスペースの生まれたチュニジア陣営を切り裂き、PKを獲得。すこし危ないシュートだったがゴールイン。
ラウールの一発がなかったら、間違いなく負けていたスペイン。フットーボールの怖さを見た。

6/23(金)ウクライナvsチュニジア
ようやく調子を取り戻したウクライナだが、この試合の結果如何では敗退もありえる。
試合開始直後から思ったが、チュニジアのDFはちょっとヤバイ位ショボイ。技術的にはもちろん、精神的にも焦りが見える。
そしてこれを崩せないウクライナ。これも信じがたい。ハッキリいって前半を見る限り、この中にスタープレーヤーがいる試合とは
思えない。スペイン戦をメインで見るべきだったか?と、そこへスペインリードの知らせ。これで引き分けでもウクライナは突破だ。
さあ、どーなるかなーと思ったら久々に聞いたシェフチェンコの名前。粘る。粘る。あ、こけた。PK。おお!ラッキー。
チュニジアGKが挟み込むようにいっちゃったからなあ。これでウクライナ先制。
初めてのワールドカップ。このプレッシャーか。ウクライナはサウジ戦のような強さが全くない。退場劇もあって時間を過ごすだけ。
ノルマは果たした。この先こそは最終予選で見せた力強さを見せて欲しい。





1 / 2 / 3 / 4