2006 FIFA WORLD CUP

1 / 2 / 3 / 4

BEST 16



1回線勝ち上がり予想チーム(開催前のものなので既に敗退あり)
ドイツ、チェコ、イングランド、イタリア、
アルゼンチン、スペインオランダ、ウクライナ
ドイツ、アルゼンチン、イングランド、ポルトガル、
イタリア、ウクライナ、ブラジル、フランス
1回戦
ドイツ 2-0 スウェーデン
アルゼンチン 2-1 メキシコ
イタリア 1-0 オーストラリア
スイス 0-0
×PK○
ウクライナ
イングランド 1-0 エクアドル
ポルトガル 1-0 オランダ
ブラジル 3-0 ガーナ
スペイン 1-3 フランス

6/24(土)ドイツvsスウェーデン
今日は人ん家で観戦です。いやー、酒があってフットボールがあって仲間がいる。人生の喜びを感じるね。
そんなわけで、あーでもない、こ−でもない、を語りまくり。マニアじゃないヤツがいたら帰りたくなる光景だな。
キックオフ。ドイツについて色々うんちくを垂れる間もなく、クローゼが抜け出す。弾かれるが、こぼれ球にポドルスキー。
DFがものすごい反射神経で頭を伸ばすが、若干コースを変えるのが精一杯。意外なほどあっさりドイツ先制。
クリンシーも大絶叫。お前は選手か。Aさん宅で今のゴールの賛辞が語られる。さらには「日本も若いスターが必要」とか
日本代表へのあれこれを語ってみたり。と、そんなこんなの内に、またもクローゼ、ポドルスキーの流れで追加点。
Aさん宅、熱狂!お隣さんは平気なのか?そんなこともチラホラ考えつつ、意外なほどのワンサイドゲームに感心。
ドイツがこれほど攻めるとは。しかーし!ちょっと甘めの判定でラーションにPKの判定。これで面白くなるかな。
ポロっと「外しそうじゃない?」の一声が。なんと、その通りの展開に。明らかに力みすぎのふかし。致命的。
スウェーデンは一人退場になり、挽回が厳しい状況に。もうその後はバラックがドカン、ドカン打って、一方的な展開。
頼みのセットプレーも不発に終わったスウェーデン。開催国のプレッシャーを、開催国に対するプレッシャーが上回ったか。
ドイツの順当勝ち。

6/24(日)アルゼンチンvsメキシコ
お互いを知り尽くした戦い。しかし何度も言うけど夜おせえよな。Aさん起こしてくれてありがとう。
いやー、眠たい試合はしないでほしいな。と思いつつ、見ているとアルゼンチンが全然マイボールにできない。
オイオイ。と思っていた矢先、FK、頭、滑り込みマルケス!でメキシコ先制!うっわー、マジスかー?
その後もメキシコの速いプレスに自由に回せないどころか、ポゼッションで完全に負けているアルゼンチン。
日本の目指すフットボールの理想系は多分、このメキシコだな。体格や技術の差を、動きでカバーしてる。すごい。
いいの所ないアルゼンチンだったが、CKにクレスポ!?なんだかよくわかんねえけどゴールイン。オウンゴールぽいけど。
あとで調べると、足の先が当ってたらしい。さすがクレスポ。ようやく落ち着きを取り戻したアルゼンチン。
しかし、メキシコは一向に衰えない。完全に互角の試合展開。特にサビオラが抑えられてしまった。後半に入っても展開は
変わらず、お互いがいい攻めを見せる。ここでアルゼンチンが層の厚さを発揮。アイマール、テべス、メッシーを投入。
さすがペケルマン。自分の選手を信じきってる。しかしフレッシュな顔ぶれだなあ。メッシー、テべスがドリブルでガンガン切れ込む。
ドリブルって大事だよね。しかし決着付かず延長へ。・・・・ああ!Yさん寝てる!!まあ時間が時間だしね。
PKはやめて欲しいなあと思っていた矢先、ポーンと上がったクロスに今大会絶好調のマキシ・ロドリゲス。
胸トラップから直接ボレーのドライブシュート。まさかのスーパーゴールで決着。思わず声を上げたらAさん、Yさん「何?」みたいな。
ええ、苦しんだけど勝ったよ。しかし、メキシコはホントに「チーム」として強かった。日本代表もいつかはメキシコ!に。

6/25(日)イングランドvsエクアドル
Aさん、背中痛いっす。自分だけベッドに布団敷いてたからね。まあ俺は掛けるものがあっただけマシですが。
昨日の2試合とは対照的に落ち着いた序盤展開。テリーが不用意なDFをして抜け出た所にコールの早送りのような滑り込み。
これに救われた格好でボールはバーを叩く。ルーニーが何度かいい攻めを見せたり、エクアドルもいい飛び出しを見せたりしたが
他にこれといった印象はなく前半終了。後半も淡々とした展開。イングランドはよろしくない。そんな流れを突如吹っ飛ばしたのが
ベッカムのFK。かなりの距離だが、ゴールの狭いところに見事に収まった。一部報道で「ベッカムの調子が悪い」と書かれていたが
イングランドの得点の殆どがキャプテンの右足から生まれているわけで、スタメン落ちだの言われる筋合いは全くないと思う。
若干イングランドの調子が上がりだすが、ゴールを奪うには至らず。ゴッドセイブザクイーンが歌われて、時間を使うイングランド。
ロビンソンがリターンを取ろうとしたときに足を捻ったようで倒れる。と、ベッカムも足を負傷した模様。大事でないことを祈りたい。
早めにベッカムを下げる。レノン登場。時間を使うという点では最適の選手。その甲斐あってエクアドルはイライラ。
そのまま試合終了。終わってみれば、偉大なキャプテンの一振りに尽きる。そんなゲームだった。

6/25(日)ポルトガルvsオランダ
ついに始まった強豪国同士のガチンコ対決。負ければ終わり。開始からオランダが積極的に打ってくる。打ち合いの予感。
中盤でC・ロナウドがかなりえげつない蹴りを腿にもらう。アレは痛い。しかし、打身で終わりそうな感じだったが一向に回復しない。
アレレ、おかしいぞ。試すようにフェイントを入れてドリブルしてるがダメっぽい。完全に11対10の状態。堪えるポルトガル。
仕方ないとばかりに代わりに右に開くデコ。すかさず渡すC・ロナウド。オランダDFは動けないC・ロナウドとデコに引きずられ右へ。
ぽっかり空いた中央を駆け上がってきたマニシェが足腰の強さを生かして、粘り越しシュート!攻め込まれていたポルトガル先制。
オランダはファンニステルローイがスタメン落ち、代わりにカイト、ロッベン、ファンペルシ、スナイデルが流動的に動き回る。
ポゼッションとシュートまではいいのだが、ちょっと単調。キープができないのでアイデアに乏しく「打つだけ」。数うちゃ当るか?
結局、足を引きずっていたC・ロナウドが交代。泣くな。まだまだ先はある。前半終了間際からいくつかアドバンテージを見た結果、
激しいタックルの応酬になってきた。後半、完全に前がかりのオランダ。カウンターのポルトガルを止められず、ファウルが連発。
キレやすいポルトガルが応戦。レフリーボールに見解の相違があって、とうとう本格的に険悪なファウルの応酬。
収拾付けられず、試合は大荒れ。いつの間にか時間は過ぎる。ロスタイム6分。なんとその間に4人目の退場者。9対9。
仲良し、デコとファンブロンクホルスト、隣り合ってなんか話してる。部活かよ!そんなワケの分からない勢いで試合終了。
打っても打っても入らなかったオランダ。若かった。勝った手負いのポルトガル。失ったものは大きい。次節はイングランド。

6/26(月)イタリアvsオーストラリア
1位のチームが2位を蹴散らす試合が続く。今回もそうなるか。って「国際映像が乱れております」ご乱心だよオイ!
FIFAの野郎。高い金取ってるくせにちゃんと世界に映像を提供しろ。しかし相馬がやたらと饒舌なのが気になる。
序盤イタリアのチャンスが続くが、オーストラリアも負けてない。ただ、ロングボールの放り込みから、キープ、シュートのパターン。
ポルトガル-オランダ戦とは対照的な展開。パスの精度は高いけどね。ちょっと大味な攻防。前半は得点の匂いはあるものの
特に特筆すべき点はなし。後半開始早々、懸念していたことが的中。マテラッツィがザンブロッタごとブレッシャーノを引っ掛けて
一発レッド。ちょっと厳しい気もするが、状況的にはあんな滑り込みをする展開ではなかったので、技術的な失敗と言える。
それが原因ではないんだろうが、うーん。毎度おなじみW杯のイタリアでございます。必死で守る。カウンターで決定的なシーンを
決められず、悲劇の表情。ああ、カルチョ。若干、攻めの姿勢は見られるも、オーストラリア相手にいつものコレかよ。
ロスタイムに入り、急に攻めに転じるイタリア。グロッソが抜きに掛かる。抜いた!!この時点で総立ち!DF滑り込む。焦ったか。
したたかに転ぶグロッソ。これはどうしようもない。PK獲得。これ以上ないイタリア的な展開。キッカーはトッティ。
恐らく(チップキックするんじゃねえぞ)と全イタリア国民が心配しただろう。豪快に蹴り上げ。この試合、最初で最後のゴール。
センターサークルにボールが戻ることなく試合終了。延長になれば多分やばかったイタリア。攻めればいいことがあるんだよ。

6/26(月)スイスvsウクライナ
組織力で意外な強さを発揮してきたスイス。逆にシェフチェンコのワンマンチームと言われた頃に戻ってしまったかのような
ウクライナ。対照的に予選を突破してきた2チームだが、拮抗した戦いを見せる。決定機がなかったわけではないが、ゲームの
大半は主導権争い。退屈に見えてきたのは時間のせいか。ネームバリューのせいか。いや、やっぱ内容だな。
深めのラインに来る前に潰されちゃったり、ロビングで放り込んでみたり、中盤は常にプレスの応酬。
スマン。見ては見たものの、特筆すべき点がない。前後半合わせて、どちらも集中力が切れることなく延長へ。
延長になって必死さが見られるかと思ったが、どーもその前とあんま変わらない。こりゃアレだな。
結局アレになった。そう今大会初のPK。何故か分からないけどここにきて集中力が切れる。シェフチェンコが外した。
スイスも×。オイオイ。ウクライナ決めた。しかしスイスがまた外す。PKは逆転が難しい。一度劣勢になって勝ったパターンは
アジアカップの日本ぐらいしか印象がない。ウクライナが2本目も決め、スイスの3本目。またも×。止められた。
結局スイスはPK戦でもゴールネットを揺らせず。失点0のまま大会を去った。自慢の組織力で沸かせてくれたが、詰めの甘さが
最後に見えてしまった。ダークホースとしての自覚もなかったのかもしれない。

6/27(火)ブラジルvsガーナ
内容は乏しいながら、帳尻を合わせたブラジル。強豪ぞろいの決勝Tでも初戦は若干格の落ちるガーナと対戦。
ロナウドはスタメン。ドタドタ走ってる。なのに、単独突破で抜け出した。もはやスピードではかわせない。フェイントでGKを抜く。
体を動かす初速は早いので、抜いた後のシュートも早い。歴代最多の15ゴール目をマーク。
今度はアドリアーノが同じような展開。ロナウド同様、かわしにかかるが、抜けない。しかもシュミレーションを取られた。
ロナウドにあってアドリアーノにないものは脂肪だけではないらしい。FWは結果が全てだから仕方ない。
上から見ていると、ブラジルはここぞという時以外、全速力で走らない。走るのはボールってやつか?サボってるようにも写る。
さすがに自陣ペナルティエリア内では焦った方がよいのでは?ジーダもセーブと言うより体にぶつけられるシュートが続く。
万が一を考え始めた頃、カウンター一閃。一人オフサイドポジション。それならオフサイドじゃない選手に。よりどりみどりだ。
最後はクロスに完璧に合わせてアドリアーノが追加点。オフサイドラインでもプレイに影響なければ取らないんだけど・・・今のは
多分、影響してるよね。無念、ガーナ。後半に入ってガーナが逆襲をかける。押し込まれるブラジル。どこかに余裕もあるが。
いいプレーをするも点が取れないガーナ。選手交代でバランスの取り直しを図るブラジル。これが功を奏し、なんと追加点。
試合終了。内容はともかく結果が安定しているブラジル。前回もこうやって、いつの間にかトロフィー掲げてた。
しかし、次節からが本番といった感の組み合わせ。このままの試合内容で今回はいつまで勝ち続けられるか。

6/27(火)スペインvsフランス
ベスト16にして屈指の好カード。若干スペインの方が自由に回しているが、序盤はやや慎重な戦い。しかし、それでいて常に
得点の匂いのするプレーが散りばめられている。レベルの高い者同士が見せるレベルの高い試合。当たり前のようだが、現代
フットボールでは只の潰しあいに終わるケースも多いわけで、両国はこの試合を誇りに思うべきだろう。少しジダンのマークが
ルーズになってきたスペインは、徐々に危ない場面を作られる様になってきた。だが、先に決定機を得たのはスペイン。
エリア内で後ろからのカットに倒れたところでPKゲット。当たり自体は弱いものだが、足首に当たったのと見ようによっては後ろ
から手で倒したようにも見える。気の早いサニョルが食って掛かるが、ジダンがいさめて審判と話し合う。当然覆らず。
でも、選手にキチンと説明できる審判は優秀。バルデス反応したが止められず。ようやく試合が動いた。
ヴィエラが上がるようになってきた。アンリをカバーするプジョル。その裏をまんまとリベリに抜かれ、同点弾。俄然、面白い展開。
前半終了間際、トーレス倒されるも、今度はお咎めなし。後半に入り、停滞気味の前線にホアキンとL・ガルシアを投入。
少し機能するようになった。しかし、フランスもリベリがゴールの影響か、動きが良くなってきた。スペインのSBは危ない。
後半35分を過ぎても一進一退のまま試合が続く。ジダンのFK。上手く合わず、それた場所に・・・ヴィエラ!S・ラモスはボールに
行ってしまった余り、ヴィエラをフリーにしてしまった。残り時間は、攻めるスペイン、守るフランスの構図に一転。よく守る。
皮肉にも、次のゴールはフランスだった。ウィルトールの素晴らしいリターンにジダン。スペインDFは戻ってこず。
ジダンを相手にあれはまずかった。コンスタントではなくなったが、超一流のアーティストである。一振りで試合を終わらせた。


BEST 8



2回線勝ち上がり予想チーム(開催前のものなので既に敗退あり)
チェコ、イングランド、イタリア、アルゼンチン、
ドイツ、イタリア、ポルトガル、フランス
2回戦
ドイツ 1-1
○PK×
アルゼンチン
イタリア 3-0 ウクライナ
イングランド 0-0
×PK○
ポルトガル
ブラジル 0-1 フランス


6/30(金)ドイツvsアルゼンチン
W杯を制した国は世界に6カ国しかない。そしてウルグアイを除く、5カ国がベスト8に残っている。
中でもこの2カ国は浅からぬ因縁というべきか、常勝国ならではの歴史がある。今日でどちらかが敗れることが残念でならない。
1990年、それまで世界最強だと思っていたマラドーナを破った西ドイツ。以来、ずっとドイツを応援してきた。96年のユーロでは
最高の形で応えてくれた。98、00、では目も当たられない惨敗を喫し、02では決勝に進むのがおこがましい程、低レベル。
結果、04ではボロを出した。今大会は愛しの黄金の隼が帰ってきた。しかーし、アルゼンチンには「焼肉」の見返りが待っている。
悩む・・・。前置きはこの位で試合状況を。穏やかなスタート。ホストのアドバンテージか、ドイツが優勢。どちらもDFにすごく気を
配っているようで、中々決定機が作れない。それでも遠目から積極的に打って出るドイツ。前線だけでなく、バックラインからも
シュートがある。クリンシー効果か。そして中盤から抜け出したバラックのヘッド。惜しい。バラックは大一番でも輝く選手。本物。
それ以降は前半、ほとんどこう着状態。押しぎみだったドイツが徐々に押され始めたのが気になる。
そしてバラックが足の負傷を再発させたようなのがもっと気になる。
後半、やはり集中力の高い両チームだが、アルゼンチンのCK。アジャラが無理やり頭を前に突き出す。ゴーール!
地味だけど、恐らくすげえレベル高いヘッドだった。数分後、同じようなシーンで、逆の立場。GKが倒れてがら空きのアルゼンチン。
バラックが狙いすますも、地面に叩きつけられてしまった。ドイツはゴールを逃したが、このシーンでアホンダンシエリが負傷退場。
大会前は疑問符の付いていた正GKも、試合を重ねるごとに評価を高め、メキシコ戦ではMVP級の活躍だった。何かが起こるか?
ここでリケルメが外れ、カンビアッソ。スター揃いのチームでもアンタッチャブルなリケルメを代えてきた。うーん、それでいいの?
ドイツのミスからアルゼンチン。絶好調男ロドリゲス。サイドネットだった。ドイツのピンチは前がかりにシフトした結果だろう。
そして、それがついに実を結ぶ。バラックの右足からボロフスキの頭、さらに流れた所をクローゼが叩き込む!ゴーール!!
これだよ、俺の知ってるゲルマン魂は!試合は延長戦へ!いやあ・・・。今夜は一睡もできねえのかな・・・。
延長に入り、リケルメ不在の影響か、形が作れないアルゼンチン。テべスがDFに精を出すシーンが目立つ。
お互いが共にPKでの決着は避けたい模様。バラックは完全に満身創痍。勝った場合は次節、出場は難しいかも。
そして決着はPKに。レーマンにカーンが駆け寄る。なんかいいシーン。逆に交代後、同点を許したフランコの心境やいかに。
お互い1本決めた。2本目はバラック!決めた!さすがキャプテン。そしてレーマンが止めた!!カーン効果か!
3本目を決め、4本目をドイツが決めた。これでカンビアッソが決めなければ終わる・・・・・。長い助走から。
止めたーーーーー!完璧!レーマン!!!これまでの全てシュートにもにも反応できていたし、レーマンの完全勝利。
あんまり髪の毛ひっぱんなよカンビアッソ。この負けでアルゼンチン選手の価値が下がることはないんだから。
俺の賭けは負けた!けど、ドイツで良かった。4年前とは違う勝ち方で、強さで、取り戻した魂でドイツがベスト4に駒を進めた。
わが愛しのドイツ。5年間、俺の脚に巻かれ続けているドイツのミサンガ。もしかしたら、ようやく切れるかも。

6/30(金)イタリアvsウクライナ
本来であれば華の金曜日。準々決勝はオールナイトのはずなのだが・・・・7/1は年に数回の土曜出勤の日。はあ。
でも、見ないわけにはいかないので(なんで?)ドイツvsアルゼンチンのPK戦(なげえよ)が終わってから、4時に目覚ましをセット。
いやー眠い。死ぬな。これ、死ぬな。いい試合しろよコノヤロー。
イタリアは審判スキャンダルのせいかは不明だが、ペッソットが自殺未遂をおこすなど、信じがたい状況になってる。アレックスは
一旦l帰国したとの話もあり、ハッキリ言ってまともな精神状態が保てるとは思えない。
試合開始前の人種差別排除の宣言。・・・スペインが勝ってたら、スペインもこの宣言をしたのだろうか?
では試合開始。開始早々、サムライブルー(笑)カモラネージのシュート。今日もイタリアは攻め気だ。カモラネージもデコも帰化した
選手だが、イタリア魂、ポルトガル魂を持ってる。オランダも、スペインもそうだったけど、帰化が流行ってるんだろうか。
なんつってる間にトッティ壁パス、DFコケた。ザンブロッタが見逃さず、一気に駆け上がり、シュート!おお、イーグルショット松山くん。
ゴール!ゴール!ゴール!(以下20回連呼)スーパーゴール!いやー。目覚めたよ。サンクス、ザンブロッタ。移籍先はあるぞ。
ウクライナはちょっと意図が見えない攻め方。理想系はシェフチェンコにおまかせ、なわけあるはずなく、イタリアを崩すことのはず。
ブッフォン、カンナバーロは今日も安定している。渦中の選手は絶好調のようだ。ウクライナのDFはちょっと危険な止め方が多い。
ウクライナは前半中にDFが想定外の2枚交代。1点ビハインドなだけに辛いところ。
後半、ようやくウクライナが決定機を得た。サイドからのクロスにヘッド!ブッフォンが止めた!頭ぶつけた!でも止めた!偉い!
イタリアは攻め気がなくなったわけではないのだろうが、ちょっと攻め込まれる回数が増えた。攻撃の時はトッティが削られてる。
そして超決定的なシーン!ウクライナ!ついに崩した!のに・・・ブッフォン!ザンブロッタ!ミラクルすぎるディフェンス。
風向きが変わるかと思われ矢先、ふわっと上がったトッティのクロスにトニ!!なんとイタリアが追加点!これは辛い。
ようやく「らしさ」が見えてきたウクライナだが、結果だけがついてこない。ここでピルロとカモラネージが一気に下がる。いいの?
ちょっと疑問符をつけようかと思った直後のゴール!サイドからゴールに切れ込む展開に、誰もトニのケアをしなかった。
あっさりと決まってしまった3点目。イタリア相手に0-3。3点取られている事実よりも、1点も取れていない絶望感。ブッフォン凄い。
シェフチェンコが独力で抜きにかかる。本当に抜き去った。エリア内!やばい!あ!倒れた。PK!?いや、なし。
うーん、あげても良かったけど。まあ時間的にもアレかも。試合終了。点差ほど、内容に差はなかったが、イタリアはツイていた。
割とサバサバしたウクライナ。ペッソットに思いのフラッグを掲げるイタリア代表。スキャンダルを糧にできるか。

7/1(土)ポルトガルvsイングランド
いやあ、眠かった。あまりの熟睡ぶりに夢も見ず、電車が一瞬で終わる爽快感。今日の仕事はヘビーだった。イベント前で残業だし。
キックオフには間に合わせましたよ。タクシー使ったかんね。さて注目の試合の方から。このカードは2年前も激闘だった。
プレミアで活躍するポルトガル人も増え、お互い勝手知ったる間柄。プレースタイルの研究や探り合いなど必要ない。
今日は今のところC・ロナウドがキレキレ。前節の悔しさで一回り大きくなったか。両サイドを自慢のドリブルで駆け上がり、足元の
ボールを好むポルトガル。そのせいか、パウレタは囮に近い存在。フィーゴもサイドチェンジを巧みに使う。なによりDFをよくする様に
なった。リーダーとしての自覚ゆえか。イングランドはサイドからのクロスボール。プレミアの十八番である。さらにミドルも持っている。
目立つところだと、ハーグリーブスの献身的な働きか。どちらかというと、ポルトガルの方が若干いい形である。
イングランドは本当はガンガン攻めたい中盤選手が譲り合う状態。ポルトガルはデコの不在を感じさせない出来。
後半、ベッカムが足を痛めたようで交代。レノンが入る。変わったレノンがエリアに切れ込みチャンス。ルーニーとかぶった。
譲る格好のレノン。空ぶるルーニー。詰めるJ・コール。ボールは空へ消えていく。惜しいシーンを作り出した。いいね、レノン。
と、その直後、囲まれたルーニーがカルバリョの金○を踏む格好に。故意かどうかでC・ロナウドが抗議。それを突き飛ばすルーニー。
クラブでは仲間なのに。あーあ、呼ばれちゃったルーニー。怒られるぞ・・・・・・って・・・えええええええええ!?一発レッド!!?
なんで!?厳しすぎじゃねえ?今まで割とルーズにファウルを流していたのに、ここでレッドかよ。ちょっとエキサイトしてきた。
審判の判定の一貫性が原因かも知れない。イングランドはクラウチを投入。この展開は予想してなかっただろうが、ベンチで良かった。
数的優位のポルトガル。クラウチも奮闘しているが、やはりポルトガルのシュートが増える。フィーゴのループシュート。絶妙。
ロビンソンがセーブ。あぶねえ。ファーディナンドも堅守を見せる。完全にボールを捕らえたタックルで吹っ飛ばす。上手い。
終了間際にハーグリーブス、C・ロナウド、同じサイドの両選手から互いに絶好機を作るが決められず。今日はこの2人が良い動き。
延長に入り、衰える事のない運動量。むしろ増える一方か。チャンスも多く、濃密な時間が過ぎていくが、結局決着はPKに。
PKは好きじゃねえな。でも仕方ない。1本目でランパードが止められる!やべえ。しかし、2本目を止め返し、タイに。
3本目はお互いに決められず。ジェラード決められなかったイングランドの方が悲壮感。そしてキャラガーが蹴りなおしで止められる。
C・ロナウドが決めれば終わり。・・・・・決めた!!!長かった戦いに終止符!奇しくも2年前と同じ結末に!フェリペマジック続く。
ルーニーの退場劇は98年のベッカムの様になるのか。あのシーンは悔やまれるシーンだった。

7/1(土)フランスvsブラジル
あれから8年かあ・・・。そういや高校生だったっけ。テスト期間かなんかで夜は余裕あったので、W杯ほとんど見てたなあ。
テストがどうだったかは記憶にない。両チームとも当時の主力が残っているので、少し感慨深い対戦カードだ。
クラブチームの影響か、なんかフレンドリーな展開。「2006年はロナウジーニョの大会になる」と言わしめた怪物だが、今の所、
その能力は影を潜めている。試合は少し淡々とした展開。最終ラインのパスはどっちも通らない。その繰り返し。
まあ、ブラジルの守備が高いということを感じさせてくれる展開だが。前半がこのまま終わろうかという最中、ジダン→ヴィエラの
ラインで一気に抜け出す。ファンがファウル覚悟で後ろから。色は!?イエロー。ホッとしたことだろう。レッドでもおかしくなかった。
前半は、結局ゴールが生まれず、きっかけがない限りはこの展開が打破されることは難しいと思われる。
そしてゴールはセットプレイから。ジダンのFKに走りこんだアンリが蹴りこむ。ついに均衡が破れる。セレソンに焦りの色が。
これまで緊張感で統制の取れていたブラジルDFが乱れ始めた。危ないシーンが続く。フランスはいい流れをつかみ始める。
リベリとロべカルの走りっこ。引き分け。引き分けはDFの勝ち。二人もつれた後で、ロベカルが小さくパンチ。リベリが小さくキック。
特にお咎めもなく、(というよりビデオで確認しないと分からない)二人ともそ知らぬ顔。いやー、やりあってるねー。
ブラジルは前がかりに行くがフランスは逆にカウンターを狙う。相変わらずロナウジーニョには繋がらず。
ジダンのプレーは非常に光っている。その動作、一つ一つが美しく、感動もの。予選までのフランスとは思えない。
じわり、じわりと時間が過ぎていく。ロナウドを外してロビーニョ、アドリアーノに切り替えるべきではなかったか。FWの枚数が多くても
フォローが減れば意味はない。そしてラストチャンスとも言えるFK。ロナウジーニョの鋭いFKは、ネットを揺らすことなく変化していった。
そして・・・・・・・・・・・試合終了!!「かつてこれほど圧倒的な優勝候補がいただろうか」と評されたブラジル。
最後の最後まで、らしさを見せることなく、W杯を後にした。恐るべしW杯。これで4強は全てヨーロッパに。
恐らく、どの国が優勝しても、ただ事ではない歓喜の雨が降り注ぐだろう。どこが勝っても泣くかも知れん。




1 / 2 / 3 / 4