EURO 2012
1 / 2 / 3 / 4

GROUP LEGUE



A組
ポーランド
(4位)
勝ち点2
×

1-1


1-1

×
0-1
ロシア
(3位)
勝ち点4


1-1

×
0-1


4-1
ギリシャ
(2位)
勝ち点4
×

1-1
×

1-0

×
1-2
チェコ
(1位)
勝ち点6


1-0

×
1-4


2-1

【予選突破】
1位 チェコ
2位 ギリシャ
Group A (byポーランド) 1st
   開催日: 2012年6月8日
ポーランド 1 1-0 1 ギリシャ 
0-1
【マッチレポート】
出張先のホテルで開幕戦を見る・・・。TBS(地上波)のみかぁ。まあ、それは仕方ない。
試合は圧倒的な声援を背に、開催国が主導権を握った。
エース、レバンドフスキが鮮やかにEURO2012の最初のゴールを突き刺し、その後も
ポーランドのペースで進む。さらに、ギリシャが一人退場。11人vs10人だ。
これは、意外とつまんない試合かな。と思った後半。
選手を入れ替えた数的不利のギリシャに手を焼くポーランド。かっちりとフォーメーションを
決めすぎると、有利な状況であっても予想外の出来事に対応ができないパターン。
これで、何度も裏を取られ、なんと同点弾を押し込まれる。
空気を読まないのは2004からギリシャの得意技。
修正できないポーランドがまたも裏を取られ、アーセナルのGKシュチェスニーが交錯して
レッドカード&PK献上。
この絶好の場面で、2004優勝メンバーのカラグーニスがPKを外す。
どっちも脆さを見せて、結局ドロー。
しかし、ポーランドは落とせない初戦を引き分けた。
楽に勝てた試合だったはずなのに・・・。


Group A (byポーランド) 1st
   開催日: 2012年6月8日
ロシア 4 2-0 1 チェコ 
2-1
【マッチレポート】
この試合は地上波でやっていなかったので、出張から帰宅してから実際にチェック。
ロシアは強いのかチェコが弱いのか・・・どっちだ?
・・・ロシアが強い方が正解。
ボールを奪ってから縦へ縦への早いつなぎ。流れる攻撃。
だから、リバウンドシュートや2列目、3列目がいる。
途中、1点を返されたが、ロシアのザゴエフが追加点。
再び、楽になった後はパブリチェンコのスーパーゴール。
この選手、ホントに怖いタイプだ。ノーステップで振りぬいて、弾丸シュート。
もはや老いたチェコ。このスピード感についていけず、あっさりと負けた。
さすがに世代改革を推し進めるしかないかと。


Group A (byポーランド) 2nd
   開催日: 2012年6月12日
ギリシャ 1 0-2 2 チェコ 
1-0
【マッチレポート】
さすがに、この辺りのゲームは地上波ではやらないらしい(笑)
そうは言っても、全ての試合がEUROの命運を握るわけで、できる限り生放送で見たい
のである。今夜もがんばろお。
チェコはロシアに完敗し、絶対に落とせない二戦目。攻めてくる可能性が大。
ギリシャは様子を見ながら戦う方針か〜?なんて思っていたら、いきなり試合が動く。
チェコが斜めにドリブルを仕掛け、DFラインが大きくねじれた所、中央にスルーパス。
一本で、どフリーの1対1。イラーチェクが蹴りこんだボールはゴールへ。いきなり先制。
さらに、ギリシャの気持ちが落ち着く前に、サイドを駆け上がるチェコ。グラウンダーの
クロスをギリシャGKが取りそこね、DFと交錯しながらピレジュが押し込む。2-0。
沸き立つスタンドはチェコのサポーターだらけ。開始6分で、チェコが一気に優勢に。
戦前の戦略も役に立たなくなったであろうギリシャ。果たしてどう戦うか。
そんな中、ギリシャGKハルキアス、クリアミス・・・いや、違う。ケガしてるみたい。
不穏な空気で、結局交代。
40分が過ぎて、ようやく落ち着いてきた試合。右サイド、ギリシャの遠目のFKにヘッド!
ゴールインしたものの、オフサイド判定。VTRでは、超微妙。うーむ。ツキがない。
後半、チェコはロシツキーを下げる。ちょっと気が早いんじゃないの?大丈夫かな?
8分。チェコの不安は拡大することに。
ギリシャの放り込みに、ツェホとDFが交錯。ボールがこぼれてゴールに蹴りこまれる。
1-2。1点差に追い寄られたチェコ。名手、ツェホがあんなミスをするなんて・・・。
ペースはチェコからギリシャに。
前半の勢いが完全に無くなったチェコ。ロシツキー下げないほうが良かったのに。
高さを生かしてパワープレーに出るギリシャ。かなり怖い。
潔く、自陣に引きこもることを選択したチェコ。ここからは意地の勝負だ。
時間は刻一刻と過ぎて、ついにタイムアップ。
チェコがなんとか逃げ切った。


Group A (byポーランド) 2nd
   開催日: 2012年6月12日
ポーランド 1 0-1 1 ロシア 
1-0
【マッチレポート】
開催国ながら、後半で脆さを露呈したポーランドと、華麗な攻撃を披露したロシアの対戦。
前節の出来からして、ロシアが優勢にゲームの主導権を握るかと思われたが、そこは
開催国のプライドが許さない。ポーランドが気迫で押している。
惜しいシーンもあり、期待を持たせたものの、ゴールはロシアに生まれてしまう。
アルシャービンのクロスにジャゴエフが頭で合わせてロシアが先制。
2試合を終えて、勝ち点1は非常にまずいポーランド。攻めるしかない。
後半に入り、さらに積極的になるポーランド。時にロシアのカウンターを浴びる。
危険な戦い方だが、腰を引くわけにはいかない崖っぷちのポーランド。
後半12分、ポーランド主将ブラフチュコフスキがやや遠目の位置からシュート。
これが豪快にゴールに刺さり、同点!湧き上がるスタジアム。
その後はお互いに、相手のスキを狙った形作り。
できれば勝利が欲しいポーランドだが、たとえ引き分けても、最終節でチェコを叩けば
突破が決まる。どうせ最終節は、どの試合もデスマッチになるはずだ。
戦前のインタビューでも、ポーランドの監督は、引き分けを良しともしている。
決して自陣に引いたわけではなかったが、その後、お互いにゴールが生まれることは
なく、試合終了。
Aグループは全チームに突破の可能性を残したまま最終戦を迎える。


Group A (byポーランド) 3rd
   開催日: 2012年6月16日
ポーランド 0 0-0 1 チェコ
0-1
【マッチレポート】
ついに最終戦が始まった。
2試合の同時刻キックオフは、仮眠が取れるので助かるが、ザッピングが必須。
そわそわしちゃう。
ロシツキーは前節で交代したのはケガだった様で、スタメンから外れた。
雨の中、ポーランドがチャンスを迎えるが、ここは外してしまう。スタンドはポーランドの
応援一色に染まっている。その甲斐あってかポーランドは押せ押せムード。
ロシツキーがいないことも影響しているだろうが、チェコの方は攻撃が単調。
しかし、時間が経つにつれて、徐々にチェコもポーランドのゴールを脅かすように。
もう一方の試合に比べれば、積極的なやり取りだったが、前半はスコアレスで終了。
ロシアが勝とうが、ギリシャが勝とうが、とりあえず、この試合は勝った方が突破の
可能性があるシンプルな対戦。先に1点が欲しい両チーム
後半19分、FKからのこぼれ球から、チェコがポーランドゴールを襲う。
ポーランドGK慌てながら、ファンブルするが、なんとかクリア。
後半に入り、チェコも上手く攻撃を組み立てられるようになってきた。
後半27分、チェコがカウンターからの速攻。イラーチェクが鋭く切り返し、シュート。
これがゴールに決まる。ついに均衡が破れ、開催国は絶体絶命のピンチに。
ポーランドは、もはや攻めるしかないが、チェコもうまくカウンターで相手陣内に
プレッシャーを与え続ける。ポーランドに形を作らせない。
絶対に負けられないという気迫は感じるが、ゴールが遠のくポーランド。
開催前に「開催国の恩恵を受けた組」だったはずだが、実際はそうはならず、
時間が無常にも過ぎていく。
そして悲鳴と共に、無常の笛が鳴り、開催国は予選グループで姿を消した。


Group A (byポーランド) 3rd
   開催日: 2012年6月16日
ロシア 0 0-1 1 ギリシャ 
-
【マッチレポート】
ポーランドvsチェコ戦と、どっちが注目が高いかと言えば、開催国であり、
デスマッチの様相を呈しているポーランド戦の方がメインになるかもしれない。
しかし、それはロシアがギリシャより実力が上だから、多分、こっちはロシアの
勝利で終わるだろうという予想があるからだ。
しかし、全チームに勝ちぬけの可能性あり、ロシアも油断はできないはず。
ザッピングでチェックした、こっちの試合はロシアが結構、楽な形でポゼッション。
ギリシャはカウンター狙いなのか。持たされているもの、ロシアには、まだゴールの
予感が無い。
ギリシャの監督は、勝っていても負けていてもアンニュイな表情。
もう一方の前半が終わり、チャンネルをこっちに回してみたが、見所があんまり
ないかなと思っていた所に、カラグーニスがドリブルでエリアを駆け上がる。
そして、そのまま地を這うシュートはGKに当たってゴールの中へ。
前半ロスタイムにギリシャが先制した。
後半、ギリシャは、なおもロシアを攻め立てる。逆にロシアは腰が引けた試合展開。
勝ち点差で並んだ場合は、直接対決の結果が得失点差を上回るというルールらしい。
と、いうことはギリシャが勝てば勝ち点4でロシアと並ぶので、この試合に勝てば
突破が決まる。余裕だったはずのロシアは
時間を使うでもなく、試合を進めるギリシャ。ロシアはかなり焦りの色が見える。
ギリシャのDFは、ここへきて2004のようになった。
こうして、驚きのギリシャの勝利が決定。
いつも悲しげなギリシャ監督が始めて笑みを見せる。
A組はチェコが1位。ギリシャが2位で突破を決めた。





B組
オランダ
(4位)
勝ち点0

×
0-1
×
×
1-2

×
1-2
デンマーク
(2位)
勝ち点3
×

1-0
×
×
1-2

×
2-3
ドイツ
(1位)
勝ち点9


2-1


2-1


1-0
ポルトガル
(3位)
勝ち点6
×

2-1


3-2
×
×
0-1

【予選突破】
1位 ドイツ
2位 ポルトガル

Group B (byウクライナ) 1st
   開催日: 2012年6月9日
オランダ 0 0-1 1 デンマーク 
0-0
【マッチレポート】
LIVEでは見れなかったので、衝撃の瞬間は捉えられなかったのだが、録画したWOWOWを
チェック。
圧倒的だ。
圧倒的に負けたチームが主導権を握っている。
それでも、一向にゴールが割れないオランダ勢。
ファンペルシとフンテラール、ロッベンまで攻めのオプションは豊富すぎる。
そんな押せ押せムードの中、デンマークは少ないチャンスをモノにした。なんと、デンマーク
が先制。1点くらいは怖くないオランダ・・・のはずだったのに。
なぜ取れない(汗
GKがキレキレなのに加え、運もなかった。
オランダは、クライフがポツリと言っていた「自分ならカイトはSBに回す」という台詞が本当に
なり、SBにカイトを投入。とにかく点が欲しいのだ。
しかし、それでも1点が遠い。
デンマークにとって、長い長い時間が過ぎていく。
そして、ついに歓喜の瞬間。デンマークの勝利!まさかの「死のグループ」でオランダが敗北。
どうしても負け癖が抜けないのだろうか・・・。


Group B (byウクライナ) 1st
   開催日: 2012年6月9日
ドイツ 1 0-0 0 ポルトガル 
1-0
【マッチレポート】
まだ出張中・・。そんなわけで飲み会を終えて、ホテルで目覚ましをAM3:40にセット。
すげえ予定だ。
ただ、その価値があった好ゲームだった。
どちらも調子の良さを見せ、形を作る。どちらかといえばチーム全体で回すドイツと、
やはりC・ロナウドに預けて突破を図るポルトガルの対比。
会場にはモウリーニョが来ている様子。Jrがいるので母国の応援か。
前半は膠着のまま終了し、後半へ。
M・ゴメスが攻めあぐね、クローゼがアップ。それを見て燃えたのか?Mゴメスがヘッドを
叩き込んだ。ドイツらしいゴール。
これに対して、焦りは見えるが、効果的なカウンターを繰り出すポルトガル。
何度か決定的なシーンも作るが、ドイツの安定感は数年前を見るようだ(注・16年以上前ね)
レーヴの交代のカードを切るタイミングも素晴らしく、焦れたポルトガルがチャンスを
フイにして試合終了。決して悪いわけではなかったが、敗れたポルトガル。
強いドイツが帰ってきた。


Group B (byウクライナ) 2nd
   開催日: 2012年6月13日
デンマーク 2 1-2 3 ポルトガル
1-1
【マッチレポート】
先週から休み無く働く俺に対して、EUROはこのスケジュール。
死のグループは、オレを殺す気なのかもしれない。
眠気と疲労を振り払って参りましょう。EURO2012、6日目。B組の2ndマッチです。
前節、オランダ相手にジャイアントキリングを演じたデンマークと、負けはしたが、内容は
悪くなかったポルトガルの勝負。順当ならばポルトガルは負けないわけだが、精神的な
状況が違いすぎる。「負けない」ではなく「負けられない」になってしまっているのだ。
その影響か、ポゼッションは、ややデンマーク寄り。ポルトガルはナニやC・ロナウドが
前まで運ぶがそこからが続かない。15分、デンマークに怪我人が出て交代。
特に接触があったわけでもないので、捻ったか何かだろう。こういうのは切ないよなあ。
時間が経つにつれて、ポルトガルが押し込んでくるようになってきた。
そして24分。CKからぺぺが走りこんでヘッド。ゴール!早い時間で点が取れた。
点を取ってからはポルトガルのペース。Cロナウドへのマークは相変わらず厳しいが
調子がイマイチのポスチガへのマークは甘い。そこへナニがグラウンダーのスルー。
走りこんで決めて追加点。0-2。
このまま進むかと思われた前半終了間際。クロスに対して、デンマークはシュートでは
なく、頭でのパスを選択。ふわりとした折り返しにベントナーが難なく決めて1-2。
後半に入り、硬さが取れたのか、お互いに「らしい」形も見られるようになってきた。
Cロナウドが抜出し、どフリーのシーンもあったが、ここは外してしまう。
その直後、デンマークはヤコブセンのクロスにベントナーが合わせて、同点弾!
このまま終わると、非常にまずいポルトガル。そんな雰囲気になりかけてきた41分に
ポルトガルの意地の一発が生まれる。
コエントランからのクロスは誰も合わせられず、FWバレラも蹴り損ねたものの、処理
しそこなったボールに、もう一度切り返してシュート!
これが決まり、再びリードを奪う。これは嬉しい。ポルトガル陣営、喜びを爆発させる。
時間はほとんど残っておらず、これで試合終了。
絶対に負けられない一戦で、見事にポルトガルが勝利を手繰り寄せた。


Group B (byウクライナ) 2nd
   開催日: 2012年6月13日
オランダ 1 0-2 2 ドイツ 
1-2
【マッチレポート】
死のグループ注目の二戦目。ドイツは強豪との連戦に当たる。
手負いのオランダはスキを伺いつつ、時に大胆な放り込みを見せてくる。
ロッベンに対してはラームだけでなくMゴメスまでカバーに当たる。
お互いに一歩も譲らない展開だが、こじ開けようとするオランダの攻めに対して
チャンスを伺うドイツの攻め。両者の、今日の特徴が見て取れる。
緊迫の前半24分。中央でフリーになったシュバイニー。スルーパス一閃。
美しくターンしながら受けるMゴメス。日本の子供達にお手本にさせたい。
そのままシュート!ゴールに突き刺さる。効果的なチャンスをモノにした。
なんというか、こういう所を逃がさないのがドイツらしい。
ポゼッションをオランダに渡しながらも、FKから、鋭いヘッドでゴールを脅かす
ドイツ。オランダはステケレンブルグのセーブで事なきを得る。が、その直後に、
またも、シュバイニーのスルーパスがかけぬける。やや強引な位置であったが
Mゴメスがこれ以上ないコースにシュートを蹴りこみ、追加点!0-2。
去年のCLで殻が破れたのか、ついにゴメスが覚醒した。
オランダは、負ければグループリーグ絶望的である。シャレにならない。
攻めなければならない状況にもかかわらず、その後はドイツが優勢に。
前半が終了し、オランダは後半になにか仕掛けなければならないことが
はっきりと見て取れた。
後半、予想通りVマルバイクが動く。アフェライ、Vボメルに代え、フンテラール
Vデルファールトを投入。完全に前輪駆動のチームだ。オランダらしい。
ドイツは無理に攻めずに、キープを主体として形を作る。効果的だ。
オランダは前がかりな選手が揃い、ポゼッションを失う結果に。
しかし、ゴールが奪えれば問題ない。何度かノイアーをヒヤリとさせるシーンを
作るが、ゴールが奪えない。
このまま、ドイツDF陣とノイアーに最後の砦を阻まれて、試合は終わるかと
思われた後半27分。エース、Vぺルシーが強引に見えるシュートを放つ。
これが突き刺さり、1-2。独力で1点を返した。
それでも、まだ足りないオランダ。残り時間は刻々と過ぎていく。
さすがに何度かチャンスを作られるものの、試合巧者のドイツは、慌てずに
試合を終わらせに入る。サイドをワイドに使っての遅攻。
こうして90分が終了し、結果は1-2のまま動かなかった。
死のグループで二試合を終えて、オランダは勝ち点0。
まだ雌雄は決していないものの、かなり厳しい結果となった。



Group B (byウクライナ) 3rd
   開催日: 2012年6月17日
オランダ 1 1-1 2 ポルトガル
0-1
【マッチレポート】
死のB組も今日で終了。
絶対的に優位なドイツに対し、絶対的に不利なオランダ。
そして、負けられないポルトガルとデンマーク。全ての国の思惑が交差するが、
超注目のオランダvsポルトガル戦。
6月前半の忙しい日々のおかげで、明日は絶賛振替休暇。EURO休暇取得中なので
あります。今日もがっつり見るぞ!
開始直後は静かな立ち上がりだったが、ロッベンが持ち込み、中央のVデルファールト。
狙い済まして、カーブをかけたシュートはゴールイン。11分、早すぎる気もするが、先制
したのは窮地のオランダだった。とりあえず2点が必要なオランダにとっては、これからが
勝負だ。しかし、スタメンを外されてブーブー言ってたVデルハールトが活躍しちゃうと、
自慢の(笑)チームワークの悪さに拍車がかかっていまうかも。
17分、オランダのパスミスが最悪の形でポルトガルFWポスチガに渡るが、ポスチガが
あまりの不意をついたチャンスに、脇に逸らしてしまう。
直後のロッベンのシュートはVぺルシに当たり、なんだかオランダはギスギスしてる。
ポルトガルも負けてない。クロスに滞空時間の長いヘッドで飛び込むロナウド。惜しくも
GK正面で止められる。
調子を取り戻したかに見えるロナウドはポスチガのスルーに抜け出し1対1に。この形で
外すことはない。落ち着いて決めて1-1。この時点で、二転三転した死のグループは
振り出しに戻り、ポルトガルが勝ちぬけの権利。うーん、白熱してきた。
同点に追いついてから、ポルトガルペース。眠れるエースも目を覚ました模様。
前半が終了し、1-1。しかし、このままでは終わらない予感の展開だ。
後半はお互いに良い形を作るが、オランダよりもポルトガルの方が勢いがある。
27分、ロナウドからのマイナスのクロスに完璧に合っていたナニ。
あまりに完璧すぎた為に、ステケレンブルグともタイミングがバッチリ。惜しすぎる。
しかし、気落ちしないポルトガル。カウンターから、完璧な形で攻めあがる。
先ほどのお詫びのようなクロスがナニからロナウドにわたる。
落ち着いて切り返し、DFをかわしたあとは、ステケレンブルグの動きを見据えて
シュート!これで1-2。ポルトガルが逆転。勝ちぬけに片足をかけた。
その後もオランダはポルトガルを崩す形を作ることができない。
ここから3点を奪うことはオランダには不可能。試合はこのまま終了した。
W杯の準優勝国は、死のグループで自滅。C・ロナウドが喜びを爆発させる。
ポルトガルは2位通過で突破を決めた。



Group B (byウクライナ) 3rd
   開催日: 2012年6月17日
デンマーク 1 1-1 2 ドイツ
0-1
【マッチレポート】
オランダに勝利したにも関わらず、ポルトガルに敗れたために、ドイツ戦は
負けられなくなったデンマーク。これが死の組か。
とはいえ、絶好調のドイツも油断ができない。
試合は開始からドイツのミュラーがクロスを受けてシュートを放つなど、
デンマークゴールを脅かす。どうやら、今日も調子は良い模様。
19分、ドイツにゴールが生まれたのは必然だった。
なんどもチャンスを演出したサイドからのグラウンダーのクロス。
好調のM・ゴメスにマークは集中。そこでゴメスはワンタッチで逆サイドに。
フリーのポドルスキは余裕でゴールを陥れた。これで1-0。デンマークは
突破の可能性が薄れてきた。
しかし24分、CKからファーのベントナーのヘッド。このヘッドに対して、オランダ
戦の立役者、クローン・デリがさらにヘッド!頭のリレーでデンマーク同点!
もう一方ではポルトガルが追いついたせいで、デンマークは引き分けではダメ。
しかし、チャンスは次々にドイツに作られ、いまだに劣勢。
スコアは同点で後半に突入。
しかしペースはやはりドイツのまま。逆転までは厳しいか。
そうなると、デンマークはオランダがポルトガルを制してくれるのを願うしかない。
その思いは逆に、ポルガルがリードという格好で裏切られていた。
デンマークはドイツからボールが奪えない。
35分、綺麗な攻め上がりに、斜めのスルーパス。これをドイツのベンダーが決める。
1-2。ドイツが全勝のペースで試合を進める。
デンマークはアイデアもなく、まさになす術なし。
時間が過ぎるのを待つしかなかった。
こうして試合は終了し、全勝を飾ったドイツが勝ち抜けた。





C組
スペイン
(同1位)
勝ち点7


1-1


4-0


1-0
イタリア
(2位)
勝ち点5


1-1


2-0


1-1
アイルランド
(4位)
勝ち点0
×
×
0-4

×
0-2
×
×
1-3
クロアチア
(3位)
勝ち点4
×
×
0-1
×

1-1


3-1

【予選突破】
1位 スペイン
2位 イタリア
Group C (byポーランド) 1st
   開催日: 2012年6月10日
スペイン 1 0-0 1 イタリア 
1-1
【マッチレポート】
出張先から帰ってきて、ようやくWOWOWで全試合が見られる。ちょっとサプライズは
ゼロトップのスペインの布陣。やっぱりF・トーレスに信頼がおけないのか。
直近の試合では勝っているイタリア。
世界最強の国を相手に、それほど劣っていない。
足元の切り返しでは、危ないシーンを作られるが、イタリアDFは、やはり健在。
逆にFKからスペインを脅かす。悪童コンビのカッサーノとバロテッリもいい感じ。
スペインは相手ゴール前でもパス交換しちゃう。
もう一手、少ないくらいがいいんじゃないだろうか。
スペインもイタリアも非常に惜しいシーンが続が、前半はゼロ。後半、良い動きは
見せたものの、自国にとっても退場のリスクがあるバロテッリを下げたイタリア。
ディナターレが入る。そのディナターレに、ドリブルから鮮やかなピルロのスルー。
すくったシュートはゴールへ。先制はイタリア!
その直後、スペインの真骨頂。細かいパス回しにシルバ。
エリア前で5人に囲まれる中、セスクへのパス。すげえ。
抜け出したセスクが決めて同点。
あれはブッフォンでも無理。
イタリアはカッサーノに代えてジョビアンコが入る。
スペインもセスクに替えてトーレス。オフサイドギリギリのドリブルチャンスだったが、
ブッフォンに足で奪われる。絶好調のトーレスならかわして決めていただろう。
30分過ぎ、非常に良い守備を見せていたキエッリーニがイエローを貰う。彼は新しい
イタリアの門番に相応しく成長した。できればイエローで縮こまるのは避けたい。
さらに、トーレスが1対1。フライシュートは上げすぎてネットの上に。
終盤のチャンスもイタリアの壁に阻まれる。
いい試合だったが、結果はドロー。
試合前はイタリアがどう耐えるかという所が注目だったが始まってみれば、がっぷり四つ。
イタリアもチャンスを作りスペインの圧倒的なポゼッションはなりを潜めた。
今大会のスペインは研究されつくしている。
どのチームが相手でも苦労することが予想された。


Group C (byポーランド) 1st
   開催日: 2012年6月10日
アイルランド 3 2-1 1 クロアチア 
1-0
【マッチレポート】
会場は雨。それほど強くは無いが滑りそう。
開始直後の混戦からクロアチアが上げたクロスが、ラッキーな形でヘッドとなり、
いきなりのクロアチア先制。
しかし、その後に手に入れたやや遠目のFKから、エリアに放り込んだ早いクロスに
アイルランドが同点のヘッド。
この辺りのセットプレイは、トラップの指導の成果か。
同点になってから、徐々にクロアチアのチャンスが多くなる。
前半が終わろうかという時間にモドリッチのシュートがDFに当たり、クリアミスを誘う。
ジュキッチは完全にオフサイドの位置だったが、相手のクリアという扱いでお咎めなし
の2点目。これで1-2。後半になって右へ左へとボールをふるクロアチア。
モドリッチやスルナがタクトを操り始めた。
そして、モドリッチの縦への早いクロスに上手く、頭に当てて、ゴール!
これでリードを2点に広げた。
ボールを前に動かすときに、ボールを回すクロアチア。
逆に人を動かして、ガツガツ攻めるアイルランド。
時にアイルランド流が有効なこともあるが、基本はクロアチアスタイルの方が楽だし、
チャンスも多い。試合はそんな感じの対戦だった。
アイルランドはもう少しモダンなサッカーをしないと、スペインはおろか、トラパットーニが
知り尽くすはずのイタリアにも勝てないかもしれない。
こうして、最後にチャンスらしいチャンスも無くアイルランドが敗れた。


Group C (byポーランド) 2nd
   開催日: 2012年6月14日
イタリア 1 1-0 1 クロアチア 
0-1
【マッチレポート】
ホントに毎日、毎日・・・今週のオレの仕事はツライのに・・・。
仕方ない。それでも今夜も試合をチェックしてしまう悲しい男。
世界最強のスペインを相手に、デ・ロッシのCB、ピルロのレジスタが大ハマリした
イタリアは、今日もその布陣に悪童コンビの2トップ。
主審はW杯の決勝を吹いた英国人のハワード主審だ。不良2人は大丈夫だろうか。
バロテッリは、フィニッシュの正確さに難があるものの、やはり動き出しやキープ力は
世界レベル。ピルロやモッタから、時にはカッサーノからバロテッリを狙ってボールが
供給される。攻撃的な組み立てを見せるイタリア。15分。バロテッリのシュートはGKに
弾かれる。19分、クロアチアのクロスにキエッリーニとFWが交錯。笛が鳴る。一瞬、
ヒヤッとしたが、これはクロアチアのファウル。なるほど、最初に手を引っ張っていた。
事なきを得たイタリアだが、今度は逆サイドから同じようなクロスを浴びて危険な場面。
これはブッフォンがセーブ。クロアチアの攻撃は、時間帯は多くないが、かなり怖い。
試合は前半39分に動く。FKをピルロがスーパーゴール!壁をギリギリに巻いた
ボールはゴールの隅に落ちた。
こんなボールを蹴られたら、どんなGKも取れない。
前半終了で1-0。
後半に入り、ポゼッションはややクロアチア。イタリアにしてみれば大したことでは
無いのかもしれないが、普通に見ているほうとすればヒヤヒヤだ。
ボールがバンバン回る。で、なんと回るボールはゴール前のマンジュキッチにも
通ってしまった。一瞬にして凍りつくイタリアDF陣。蹴りこまれて同点。
ここにきて、デ・ロッシのCBが裏目に出てしまった。
発炎筒が焚かれて一瞬、中断。
イタリアが頑張ったおかげで残り時間は15分ほどしかない。
再び前がかかりにシフトするが、若干、今さら感もある。クロアチアはラインを上手く
上げ下げしてオフサイドを狙う。
クロアチアも鋭いカウンターで、ともに勝利を狙っていく。
終了間際に、ややゲームは荒れ始めるが、そこはハワード主審がコントロール。
こうして試合は引き分けのまま終わってしまった。


Group C (byポーランド) 2nd
   開催日: 2012年6月14日
スペイン 4 1-0 0 アイルランド 
3-0
【マッチレポート】
不覚にも、と言って良いだろう。イタリアと引き分けてしまった王者スペイン。
ゼロトップへの批判は多く、今回はトーレスが先発。
予想通り、ボールは回るがアイルランドはよくついていってる。
ついていってるが・・・開始早々、シルバが止められたルーズボールをさらった
F・トーレス。早い!そのままドリブル。早い!そしてシュート!早すぎる!
なんと、あっさり個人技で先制してしまった。全盛期のトーレスの動きだ。
アイルランドはピッチの脇をジワジワ進んでゴール前に放り込む、旧式の
フットボール。トラパットーニのフットボールは古いのか・・・。
それでもイタリア戦同様に、圧倒的にポゼッションを奪われるわけでもない。
やはり、スペインの戦い方は研究され尽くされているのか。
前半終わって1-0。王者にしてみれば、やや物足りないか。
後半開始から、やはり攻めの手は緩めないスペイン。
開始早々、数本のシュートを放つが、GKに弾かれる。しかし、跳ね返った
ボールがシルバの足元に。溜めて溜めて、ゴールの中にパス!そんなシュート。
これで2-0。決まるときはあっさり決まるもんだ。
後半も進み、運動量がやや落ちてきたアイルランド。ボールを回して機を伺う
スペイン。だんだん、いつもの形になってきた。
そして後半25分。抜け出たスルーにトーレス。少し長い距離を走ったが、
じっくりとGKの出方を見極めてシュート。絶好調に戻ったトーレスが2ゴール。
試合は3-0。一気に楽になった。ここでトーレスは御役御免。セスクが入る。
ゼロトップに、まだこだわりがあるのだろうか。
代わったセスク。ショートコーナーにエリア内を疾走。アイルランドDF見失う。
打ち抜いたシュートは一閃。ゴールに突き刺さった。呆然とするアイルランド。
4-0。王者の風格が戻ってきたスペイン。しかし、その立役者がトーレスとは。
声は出ているものの、勝てるとは思っていないアイルランドサポーター。
このまま試合は終了し、アイルランドは今大会はじめて突破の可能性がゼロに
なってしまったチームとなった。



Group C (byポーランド) 3rd
   開催日: 2012年6月18日
スペイン 1 0-0 0 クロアチア
1-0
【マッチレポート】
有利な状況ながら、決死のクロアチアとの勝負。引き分けならお互いが
勝ち抜けだが、勝ちに行かなければ足元をすくわれてしまう。
アウェイ(サード?)ユニで水色のスペインユニフォーム。これカッコイイ。
いつもに比べると、縦よりも横へのパスが多いスペイン。
やはり無理はしないか。先発の好調トーレス。ここで真価を見せたい。
発炎筒が焚かれて、ちょっと試合が止まる。最近は厳しいからね。
スタートこそ三味線を弾いてるようなプレーだったが、徐々にギアが
上がってきた。これは引き分けでは済まないのでは・・・。
チェックも厳しくなって険悪な空気。イタリアにしてみれば嬉しい展開だ。
しかし、激しい展開だが失点を恐れてか、中々お互いにゴールが生まれ
ない。前半はスコアレスで終了。
後半13分。クロアチア、ニアへのクロスにヘッド!カシージャスが横っ飛び
で押さえる。湧き上がるスタンド。イタリアはアイルランドにリードしてる。
今スペインが負けたら突破はない。
ここでトーレスがヘスス・ナバスと交代。・・・これは、シルバのゼロトップか。
ポゼッションはさらに上がるが、いかんせんフィニッシュが決まらない。
スペインはCKばかりゲットするが、欲しいのはその先だ。
時間は、刻一刻と過ぎて、シルバとセスクが交代。これでセスクのゼロ
トップになるだろう。
選手が代わっても、状況は一向に改善されないスペイン。
結局、仲良く引き分けかよ。と思った40分。クロアチアのCK。スペインの
ゴールを脅かす。これがまずかった。危機感を上げたスペイン。
セスクからイニエスタへのフライスルー。クロアチアのオフサイドトラップは
見事にハズレ。どフリーのイニエスタとヘスス・ナバス。
これじゃあ、点を取らない方が不自然だ。ナバスが押し込んで均衡が破れる。
唖然とするクロアチアDF。完璧にオフサイドだと思ったのだろう。
VTRで確認するが、これは微妙。とってもらえなくてもしょうがない。
ロスタイムは4分と長めだったものの、ポゼッションで不利なクロアチア。
少ない時間で点は生まれず、惜敗。クロアチアは突破ならず。
それでも試合後は、スポーツマンらしい対応。美しき敗者だった。



Group C (byポーランド) 3rd
   開催日: 2012年6月18日
イタリア 2 1-0 0 アイルランド
1-0
【マッチレポート】
すでに敗退は決まっているものの、プライドの高いアイルランド。
愛国心の名にかけて、一矢むくいたいはず。
しかし、今日は試合とは全然カンケーない所で気になることが。
WOWOWの解説がうるせえ・・・。ちょっとアイルランドのスルーが通っただけで
「うぁあああっと!!!これは危ない!!」
そんなに危なくねえよ・・・なんなんだコイツ。
8年前の試合内容すら理解できてない解説に比べれば、だいぶ良くなったね、と
思っていたのに、やっぱりスカパーの解説には一生かてないんだろうなあ。
イタリアは、勝利が欲しい試合。今日もデロッシがCB。そして起点はピルロ。
今大会、けっこうハマっているこのフォーメーションだが、ピルロが引退したら
誰が引き継ぐんだろう・・・アクイラーニ?ジョビアンコ?いやあ・・・誰もいないな。
どんな相手にもそこそこ強く、どんな相手にもそこそこ苦戦するイタリア。
今日もかつての指揮官トラパットーニ率いるアイルランドと一進一退の攻防。
33分、抜け出したディナターレがGKを交わすが、ちょっと角度が残っていない。
それでもうまーく枠に飛ばすものの、アイルランドDFがクリア。
しかし、そこで得たCKからカッサーノがバックヘッド。ゴールは・・・割ったか?
ラインの内側ギリギリに落ちた気が・・・笛がなる。ゴールだ。
W杯の疑惑の判定から、ゴール判定に人を裂いてるUEFA。
VTRで見ても、確かにラインを割ってるし、ナイス審判といったところか。
これでイタリアが先制。突破が近づいてきた。
前半が終わり、スペイン戦の方は、なんとまだ0-0だ。大丈夫か?スペイン。
1点を取って、スムーズな動きを見せるようになったイタリアの前線。しかし、
やっぱりピンチも迎えたりして、ハラハラさせる「耐えるイタリアサッカー」も健在。
後半、キエッリーニが接触でケガした模様。足を引きずりながら交代。
大事に至らなければいいが・・・。もともと当たりの激しい両チーム。
ケガが怖いのか、イエローが怖いのか、カッサーノが下げられる。
しかし、その後、バロテッリが入ってくる。やっぱりリードが1点だけだと怖いのか。
入ってくると、やっぱりファウルが絡むバロテッリ。しかし、今回は被害者。
こういうパターンもあるのか。
残り時間も少なくなってきて、他会場で、ようやくスペインが先制したという
ニュースが。そんな時にアイルランドのアンドリュースが、なんか言ったのか
目を付けられていたのか、微妙なプレーでイエロー2枚目。退場。
これで、試合はほぼ終わってしまった。
そんな時間帯のCKにバロテッリが背面ボレー。これがゴール。2点目。
ゴールしたバロテッリはうれしくなさそう。ふてぶてしすぎる。なんか言おうと
したのか、祝福の味方が慌ててバロテッリの口を塞ぐwww
いやあ、規格外なやつだ。
イタリアの試合は終了したが、クロアチアが追いつくと勝ちぬけがなくなる
イタリア。もう一方の結果が気になる。
・・・どうやら、スペインが勝利で終了したようだ。歓喜のイタリアイレブン。
これで突破が決定。緒戦はイングランドか、フランスか・・・それとも・・・。






D組
ウクライナ
(3位)
勝ち点3
×

2-1
×
×
0-2

×
0-1
スウェーデン
(4位)
勝ち点3

×
1-2


2-0
×
×
2-3
フランス
(2位)
勝ち点4


2-0

×
0-2


1-1
イングランド
(1位)
勝ち点7


1-0


3-2
×

1-1

【予選突破】
1位 イングランド
2位 フランス
Group D (byウクライナ) 1st
   開催日: 2012年6月11日
フランス 1 1-1 1 イングランド 
0-0
【マッチレポート】
2年前のW杯のどん底から立ち直ったフランス。ブラン提督が指揮を執る。
イングランドはホジソン監督に決まって間もない不安定なチーム。なんと18歳の
チェンバレンをスタメン起用。若いスターが好きな国だよなあ。
立ち上がりは静かな展開。青と白が鮮やかにピッチを染める。
最初の決定的チャンスはイングランド。14分に抜け出したミルナーがGKをかわし
シュートを放つが、惜しくもサイドネット。植毛後、変な髪形になった出場停止中の
ルーニーもスタンドで、その頭を抱える。
しかし、均衡は不意に破られる。右サイドで得たFKにジェラードのクロス。
レスコットが合わせて、なんだか、やや強引にゴールを奪った。
今度は逆のパターン。同じような位置でFKを得たフランス。ナスリのクロスに
ディアッラのヘッド。これをGKが弾き返す。さらに押し込もうとしたボールは脇へ。
ビハインドのフランスだが、ペースは徐々にフランスに向いてきた。
リベリーの丁寧なリターンに、狙い済ましたナスリのミドルシュート。狭いところへ
突き刺さった!フランス同点。
息を吹き返したフランスは、そこから攻め始める。
なんとか凌いだイングランド。前半が終了。
後半に入ると、攻守のコントラストがクッキリ出始める。
攻めるフランスと守るイングランド。特にナスリとリベリーが好調。ベンゼマも悪く
ないが、もう少し、勝ちにこだわっていれば、追加点も取れたかも知れない。
お互い、どちらかというと「引き分けでよし」という雰囲気もあり、結果はドロー。
これまでの強国同士の試合に比べ、やや消化不良でもあった。


Group D (byウクライナ) 1st
   開催日: 2012年6月11日
ウクライナ 2 0-0 1 スウェーデン 
2-1
【マッチレポート】
数年前の世界最高のストライカーと、現在世界最高のストライカーの対決。
ことはそう単純な話ではないと思っていたのに、終わってみればそう思わずに
いられない結果となった。
ウクライナ国民は祝杯を、スウェーデン国民はヤケ酒を煽ることだろう。
シェフチェンコ、イブラヒモビッチ、どちらも本当に素晴らしい選手だ。
明暗を分けたのは、サポートした選手達の調子。つまり開催国のメリットを
享受したウクライナの方が相手を上回ることができたのである。
独力で、絶妙のクロスを上げるイブラに、イマイチ合わせられないスウェーデン。
後半、何度もゴールを脅かすイブラに、ようやくチームメイトからのパスが応え、
ゴールをこじ開けることに成功する。
これを見て、触発されたのか、シェバが覚醒。良いクロスであったのは間違い
ないが、最後に頭を、もう1テンポ伸ばすことで、ゴールに叩き込むのは、最強
ストライカーならではのワザだ。
そしてCKから、もう一本シェフチェンコ!やはり、バッチリのパスに頭でゴール。
英雄の作り出す逆転劇に酔いしれるウクライナ国民。
イブラは、対照的に味方の動きがイマイチで、自身のスーパープレーも、
ポストに嫌われ、GKの好セーブに阻まれ・・・。
最後のラストチャンスも味方が外し、開催国に勝利を譲ることになった。



Group D (byウクライナ) 2nd
   開催日: 2012年6月15日
ウクライナ 0 0-0 2 フランス
0-2
【マッチレポート】
雷鳴とどろくスタジアム。国歌斉唱が終わった辺りから、恐ろしいほどの雨。
2〜3分、試合をした後で審判が止める。雷がピッチに落ちるとヤバイ。
観客も、一旦席を去り、裏へ逃げる。さて中断を挟んでどうするか。
1時間近くの中断を挟んで試合再開。雨は止んだようだ。
開始間もなくで中断したおかげで、両国に精神的なストレスもなくリスタート。
ややフランスが主導権を持つ形で、膠着が続く。
35分を過ぎて、ようやくシェフチェンコがシュートチャンス。しかし、ここはロリス
に阻まれてしまう。
前半38分、押し込んでいたフランスがFKを得る。ナスリの蹴ったボールに
メクセスがヘッドで合わせるが、ウクライナGKピアトフがセーブ。
湧き上がるスタジアム。しかし、前半の見せ場といえばそれ位で、0-0で後半へ。
後半は開始から両チームとも積極的に駆け上がり、チャンスを演出。
後半8分、フランスはリベリが持ち上がり、パス交換。ベンゼマが上手く振って
上がったメネスが振りぬいてゴール。ついに均衡が破られた。
0-1となって奮起するかと思われたウクライナだが、その直後に追加点を許す。
またもベンゼマから、なぜか上がっていたキャバイエに渡り、狙い済まして
シュート。これで0-2。ふとしたスキを突かれた格好だ。
こうなってしまうとウクライナは厳しい。
キープを重視し始めたフランスから点を奪うことは難しく、結局このままネットを
揺らすことは無く、試合終了。
最終節に望みを託す結果となった。



Group D (byウクライナ) 2nd
   開催日: 2012年6月15日
スウェーデン 2 0-1 3 イングランド
2-2
【マッチレポート】
ウクライナがフランスに敗れて混戦の模様を呈してきたDグループ。
スウェーデンはここを勝っておかないと、敗退が決定してしまう。
試合開始から、どことなくぎこちない両チーム。ポゼッションはどちらが有利
ともいえない状況。
ルーニーは今節まではスタンド観戦。今日の髪型はガスコインみたい。
スウェーデンは、相変わらずイブラが孤軍奮闘。キープしても出し所が無い。
前半22分、クリアボールを上手く処理したキャプテン・ジェラード。長い縦の
クロスに高さのあるキャロルがヘッド。綺麗なリバプールラインで先制。0-1。
30分すぎ頭にきたのかイブラがドリブルで無理やり中央に持ち込みシュート。
GK正面でセーブされるが、DF4人に囲まれてのシュートだった。
イングランドもヤングが上手い駆け上がりでサイドからチャンスを得るが、
揺らしたのはサイドネットだった。徐々に得点の雰囲気が漂うが、前半は終了。
後半に入り、前半からの激しい当たりが、さらに目立つようになってきた。
スウェーデンは正面で得たFKをイブラが壁に当ててしまうが、こぼれ球が
混戦のメルベリへ。シュートはハートの腕→Aコールの胸と経由してゴールへ。
開始早々に1-1と同点になった。
スェーデンは息を吹き返し、良い形を作り始める。そして13分。高ーいFKから
メルベリがヘッド。イングランドDFはこの時点で、イブラ以外の選手を数人
フリーにしてしまっている。こうしてゴールが決まり2-1の逆転。
イングランドはクロスにテリーが頭で合わせるが、名手イサクションに阻まれる。
しかし、そこで得たCKにキャロルが合わせそこなったこぼれ球に交代で入った
ウォルコットが狙い済ましてシュート。これが決まって2-2に追いついた。
イングランドはポゼッションよりもカウンターからの速攻を重視。
意外とこれは効果的に見える。
スウェーデンもイブラを中心に攻め立てる。中々見ごたえがある試合だ。
後半30分、ボールを受けたウォルコットが、トップギアで二人をぶち抜き
グラウンダーのクロス。これにウェルベックが反転しながら上手く足に当てて
曲芸のようなシュートでゴールイン。イングランドが再逆転。
負けられないスウェーデン。しかしイングランドサポーターからゴッド・セーブ・
ザ・クイーンが歌われる時間になってしまった。
残念ながら、このまま試合は終了し、スウェーデンは敗退が決定した。



Group D (byウクライナ) 3rd
   開催日: 2012年6月19日
ウクライナ 0 0-0 1 イングランド
0-1
【マッチレポート】
勝利に燃える開催国という、最大の困難にエースの出場停止が解けた。
髪型しか話題を提供できなかったルーニーは本職でもニュースになるか。
しかし、やっぱり開催国のパワーか、膝の怪我でシェバが欠場のウクライナが
ルーニー擁するイングランドを押し込んでいる。
そのウクライナは30分、抜け出して絶好のチャンス。しかしGKハートがストップ。
珍しくプレミアチャンピオン(シティ)のGKが英国人だ。
イングランドもたまにチャンスを作るものの、ジェラードからのロングパスが中心。
今のところ、ルーニーは全く役に立たず。
そのまま前半が終了してしまった。
後半、開始早々、ジェラードからの低いクロス。バウンドが変則的だったか、GKが
ファンブルで後ろに逸らす。そこにいたのがエース。うーーん。さすが、なのか?
ゴールパフォーマンスはヘアスプレーwww
これといった部分のないイングランドでジェラードの長短のパスは秀逸。
キャプテンのプレーでチームを組み立てる。
惜しいシュートは放つものの、今一歩、枠をとらえられないウクライナ。
ようやく決定的なチャンスを得た16分、GKハートの腕を弾いて、ボールは・・・
ラインを超えたかどうかは微妙だが、空中でテリーがかき出した。
うむむむむ?
TVではリプレイが出されるが、割ってるね、コレ。
W杯でやられた借りをEUROで返したイングランド。
しかし、ゴール判定に気を配ったUEFAの試みは、イタリア戦では成功したのに
開催国では成功しなかった。
会場ではこのリプレイは流れない。そらそうだ、ウクライナのホームである。
ここであんなの流したら暴動が起こる。
気を取り直して、というわけにはいかないか、ウクライナの攻めのリズムが悪く
なってしまった。後半25分、局面を打開する為に、本調子ではない英雄を投入。
シェフチェンコは初戦の奇跡を再現できるか。
もう一方ではフランスが負けているようだが、関係ない。
シェフチェンコは投入されたものの、リズムを変えるには至らない。
残り時間が迫っていく。
イングランドはルーニーを下げた。大事なエースに無理はさせない。
ウクライナの国民は、最後まで自国の戦いを見届けて、試合終了。
イングランドも快勝とはいかなかったが、1位で突破を決めた。

Group D (byウクライナ) 3rd
   開催日: 2012年6月19日
スウェーデン 2 0-0 0 フランス
2-0
【マッチレポート】
敗退が決まっているスウェーデンとフランスの試合。
やっぱり、もう一方の会場に比べると熱気は少ない。
ゴールの予感も少し希薄で、フランスは引き分けで良しの構え。
1位だろうが2位だろうが、相手はスペインとイタリアのどちらかだし。
35分、ナスリが接触。膝を押さえて立ち上がれない。一瞬ヒヤッとしたが
大事には至らず、戦列に復帰した。しかし、なんとなくその後も気にしてる。
もしかすると、結構ヤバ目のケガか?後半は出るか微妙。
勝ってれば、間違いなく下げたはずだが・・・。
後半に突入。
ナスリは結局、そのまま出る。しかし、どうにも攻めが単調。突破の可能性が
消えたスウェーデンの方がのびのびとプレーしている。
そんな後半10分。サイドからのクロスにイブラ。対応はメクセス一人だったが
そんなことはお構いなし。カンフーボレーが弾道を巻いてゴールに突き刺さる。
キャプ翼のワンシーンを見ているようだ。
これでスウェーデンが先制。他会場でウクライナが負けているので、それでも
突破が可能なフランスだが・・・、ちょっと覇気がない。
マルダが入って、少し良くなったものの、敗退が決まってる国相手に負ける
ようでは、スペインorイタリア戦は思いやられる。
逆に必死に守るスウェーデン。今さら遅いけど。
試合が終わりに近づき、イングランドの方はリードを広げた模様。
他力本願で突破に近づいている。
せめて引き分けでかっこつけてくれよ、と思っていたら、なんとスウェーデンが
追加点。クロスに合わせそこなったボールはバーに当たり、ラーションが
跳ね返りを思い切り振りぬいて2-0。だっせえ。
試合終了。
こうしてフランスは、負けたものの2位通過でスペインと戦う。







1 / 2 / 3 / 4