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Fuji Rock Festival 2009 2009.7.24〜26 at 苗場スキー場
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2日目 7/25


二日目は、朝10時に起床。
う〜む。よく寝た。

朝一で靴を洗いに行く。もはやオトギリソウ(仮名)を我が家のように使うオレ。

この靴はどんなに泥だらけでも、丸洗いでザオリクされる素晴らしさがある。
靴下は二度と復活できないので、使い捨てです。ありがとう、ユニクロの動きやすいくるぶしソックス。

この旅館の数少ない喜び『朝の絶景』を堪能。

「絶景、絶景」
どうやら晴れている。
ケータイの苗場プリンス最新天気予報では・・・それでも17時から雨が降るらしい。
ううむ。今年はきついなあ。

朝は湯沢方面からだったのでいつものコンビニへ。朝飯を買う。
このコンビニはフェス用品が充実していることでも有名。
ツレは日差し対策で帽子を物色しているようだった・・・しかし・・・

着こなしに、かなりのテクニックを要求する帽子しか売ってない。
NHK大河ドラマにでも出ない限り、ナチュラルに被ることは許されないレベルだ。
オレは勧めたのだが、ツレに着こなす自信はなかったらしい。

結局、帽子は買わずに苗場に到着。
ところが右折でプリンスに入れない。指示に従い、仕方なくその先の交差点を曲がるも「ここからは行けなくなりました」だって。
Uターンで左折で入った。この教訓は明日に活かそう。

時間にして12時くらいの社長出勤。一応、今のところ晴れてるんで、ポロシャツにシャカパン、そして海賊になれる麦わらをセット。
今日はFUJIを満喫できそうだ。

手始めに陣を張るのじゃ。・・・あの帽子被ってたら、完全に本陣の大将首だな。

レジャーシートを広げ、雨が降っても大丈夫な木陰にセッティング。
少しだけ傾斜をつけるのは防ぎきれなかった雨水をシートの上に溜めない知恵。
風で飛ばないように石で押さえ、防寒用の服とオヤツの入った汚れてないのに汚らしい
あのバッグを置く。そのバッグは入り口でもらったゴミ袋でくるむ。
コレも口を傾斜の下側に向けるのがポイントです。雨が入らないように。

腰のバックパックにはすげえ小さくした雨具とタオル。
どんな足場でも座れる折り畳み式のイスを持っていくのです。
今回イスは、素材を変えて軽くてケースのついてるイスにした。だいぶ負担がない。
一眼レフの三脚使用の経験から、軽くて持ちやすいは大きなポイントになることを知ったのだ。

一眼レフで思い出したが、今回はホントに一眼レフ所有者多し。てかライブ中にも一眼レフ構えてんですけど・・・。
セキュリティ云々はおいといて、雨のときとか、コケたとき、壊れるんじゃないのかなあ・・・。

場内を歩くと、日差しの強いところはもう足場が乾燥してる。
自然てすげえなあ・・・てゆうか・・・
暑すぎジャネ?
この砂漠並みの寒暖の変化は、FUJIの恐ろしい所。
昨日は全然売れてなかった、かき氷やアイス、スイカなんかが売れまくる。
ところ天国の川もいつもの水遊びの光景に戻っていた。

で、ホワイトでなんとかポイズンとかいうのを見る。ヴァインズっぽかった。確かに毒は多そうだ。

スピーカーの上にのっかってシャウトしてた。

で、ヘヴンへ。
ここは日差しがよく似合う。
なんとかセールスとかいう、何を売ってるのかわかんない名前のを見る。
なんか、笑い声のかわいいおねーちゃんで、ヘヴンな気分になったのでやっぱりカクテルタイム。


オレンジコートに行ってみると、昨日と同じ場所とは思えない程、回復している。

さすがに完璧に水はなくならないが、昨日の田植えができそうな状況からすると、信じられない。
元に戻ったオレンジでインスペクターとかいうのを見た。メタルっぽい。

ここでツレのサンダルがクラッシュ。
靴に履き替えるので車まで戻ることに。オレはキーを渡して陣地でメシを食って待つことにした。
一路、苗場食堂まで戻る。

一人でメシを物色しているとHMVブースで抽選会が行われている。
チャレンジしたら・・・サンダルをくれた。
でも、今一番サンダルが欲しいはずのアイツはここにはいなかった。

メシはサイコロステーキを購入。
肉がゴムっぽい。この肉で、昨日のやきそばだったら、完全にゴム人間だ。いくら麦わら帽子でもゴム人間は嫌だ。
この食事のもう一つのポイントは水。カレー屋で買った水なのだが、温泉水らしい。けっこうまずくてツラかった。

ツレが戻らないのでUAを見に行く。
りりしい。
みんな知ってるだろうアーティストだし、他に特筆すべきこともない。

とにかく、りりしかったのが印象的だった。

で、ツレが戻ると「FMブースにダイナソー出てた」ということなので早速見に行った。
おお、元祖ロックオタク。完全なアラレちゃんメガネだ。


ケータイの最新情報だと、これから雨がふるっぽい。とりあえず下だけ雨具を履いておくことに。
そしたら足元にバッタが止まった。

オレはフジで数え切れないぐらいバッタに止まられる。樹液でも出てるんだろうか・・・。

グリーンでギター音が聞こえてきたので行ってみるとJETが出てきたところ。
おお、U2と並ぶiPodCMの立役者。

割と序盤で例の「ビマイガーッ!」をぶっこんできて、一気に最高潮。
さすがにこの曲が聴こえると、みんな遠くから駆けてきた。

終盤は予報どおり、雨が降り出して、みんないそいそと着替えTIME。

天候を制するものはFUJIを制する!とプロゴルファーっぽい格言を残し、屋根つきのマーキーへ。


ツレのM83、gongに続く3オシ目のトランスキャンシナトラズ。なんかユートピアパークウェイって感じだった。
雨なのに非常に空いててちょっと不安だったが、別に人気と実力が正比例するわけではないので割と良かった。

その後はホワイトでZAZENの超難解な音遊びを聞いた。


ツレはその後、イージースターとかいうレゲエ調ででレディヘやビートルズのカバーやってる奴らと
ダイナソー見るっていうんで一旦お別れ。
オレにはキヨシロー→SOIL→フランツ というハードな流れが待っているのだ。

グリーンに戻る頃にはすっかり暗くなっていた。
小腹が空いたので五平餅と、とり皮を食う。

やべえ。五平餅うめえ。
あんまり同じ食べ物は買いたくないが、これは明日も食べよう。


動きやすいように、後ろの方でキヨシローが始まるのを待っていたら、結構、ありえないくらいの人達がいることに気づいた。
元々人が集まる土曜日とはいえ、昨日のOASISにせまるくらいの人がいる。
でも、みんな熱狂的に待っているというより、佇んで、ただ、待っていた。

やがて、大将が出てきて「すげえメンバーが来てくれてるんでキヨシローくんと一緒に楽しんでくれよ」と告げて、
やっぱ、大歓声というより、見守るような感じでスタート。やや湿っぽいなあ。

両サイドのスクリーンには、苗場のKINGが映し出され、jumpが鳴り響く。
ステージには実際はチャボとナイスミドルバンドが弾いているだけなのだが、歌はキヨシローの声が被せてある。
一発目はキヨシロー本人というわけだ。
みんながようやく「悲しい」から「楽しい」に変わっていく。
やっぱりそうこなくっちゃ。

で、charが出たり、charaが出たり(笑)
浜崎さんのデイ・ドリーミン・ビリーバーは良かった。
ヒロトとマーシーは「まちがえちゃった」らしい。その後のきもちEは、やっぱヒロトしかいないよな〜ってほどの出来。
スローバラードはUAが担当だったので、「UAか〜」という感想もチラホラ聞かれたけど、よく歌えてました。
チャボはやっぱりキヨシローのことを一番分かってる歌いっぷりだったし、トータスは気持ちがこもってた。
最後はやっぱり、雨上がりの夜空にで、キヨシローの映像が出てきたんだけど、キヨシローに合わせて歌っているのは
グリーンステージにいた我々だった。
すごいメンツがきてくれても、キヨシローがいなくなっても、最後はみんなで歌おうぜ!って感じで
ぶっちゃけ、その場のグリーンはもう、誰もが「愛し合ってるかい?ベイベー!」だった。

結局、最後まで楽しんじゃったので、急いでオレンジへ。
SOILはJAMの曲もやってくれた。
去年の雨のヘヴンは良かったよなあ。

キヨシローで時間くいすぎて、あんまり見れなかったのが残念。

さて、今度は、またグリーンだ。ハードだなあ。
ちなみにグリーンへはホワイトトイレ脇のボードウォークを利用。この道、トイレの行列で完全にわかんなくなってて
すげえ空いてるのだ!

グリーンではすでにフランツが爆発してた。

CDレビューではあんまり良くないと思ってた3枚目も、結構良くて、こないだのZeppより見直しました。
でかいステージの方が映えるバンドなんだな。MUSEタイプか。
らっきー!らっきー!Soらっきー!が早い段階で流れたので、場内はドカンドカン!
さらに、TAKE ME OUTもきちゃって・・・シメどーすんの?

盛り上がりまくりで下がった。時間的には早いので、アンコールな場内。
戻ってきて、アンコールスタート。・・・・・・・なのだが。
やっぱり、ここでZeppの悪夢が。
なんか、コレきいたんじゃね?的な感じでお腹一杯ムードに。さっきまでおいしく頂いてたのに・・・。
終了前に陣地に戻って、ツレと合流。
「フランツ・・・しつけえ・・・」で意見一致。シメはよくわかんないけど、音楽垂れ流しでシメたらしい。
2時間みっちりやって帰っていった。

さて、今夜はもう一本ある。そう、レッドマーキーのDJパーティー。5時くらいまで繋ぎで回すのだ。
80kidzが出るまでは時間があるのでワールドフードでフランスクレープを食う。
・・・クリームがヘアムースみてえ・・・。微妙な味わいだった。


で、0時になったので、レマキに行って、80kidzが出た途端、客が急増。
・・・・これは・・・・。

音楽がスタートした途端、大歓声。やべえ。80kidz人気たけえ!
以外にもバンド編成な3人。3人で皿まわしてんのかと思ってたけど、ギターもってんじゃん!

完全にダンサンブルロックパーティーな展開。
もう、そりゃあ盛り上がった。
とりあえず、今年のFUJIのNo.1アクトかも知れない。

ものすげえスッキリしたので、ホクホクで宿に帰る。
いやあ、今日の終盤はすげえ良かった。

風呂に入って、26時間を見て爆睡。
明日でFUJIも終了かあ・・・。

帰りたくねえあ。




三日目につづく



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