朝、渋滞が始まる前に家を出たので、幕張に着いたのは7:30くらいというハイペース。
初日は当日券も残ってるということもあり、さすがにこの時間の人出はそんなに多くない。
ツレは昼ぐらいにダラ~っとくる予定なので、先に一人で参加する事に。
メッセの駐車場に入れると帰宅渋滞が最悪なので、海浜幕張駅の向かいの駐車場に入れる。
土日は終日2000円。
丸の内が2400円~4800円という駐車事情を考えれば、まあ高いとは思わないし
何よりSuicaで精算できるのが良い。
札を伸ばしたり、小銭を投入したり、お釣りを取ったりなんて最悪だ。
車を駐車場に入れて、会場に向かってみる。
その辺のスタッフに聞くと、リストバンド交換は8:00かららしい。
ちなみにリストバンド交換が済んだらステージはやってないが、
会場内のグッズ売り場に行けるので、グッズが欲しいなら、少し早起きして行くのがおススメ。
まあ、最近はグッズも欲しいとは思わなくなってきたけど。
リストバンド交換だが、一日券はメッセとマリンの両方で。
二日券はマリンスタジアムのみで交換を受け付けてるという意味不明な運営。
二日券なんて初日しか仕事が無いんだから、普通は逆だろうが。
マリンまで歩かなければ・・・だりー・・・・。
途中、APAホテルに入りこみ、2Fのローソンでおにぎりを買う。
このコンビニは宿泊客しか利用しないので、意外と穴場だ。
おにぎりを食いながらマリンスタジアムは目の前。
さて?交換所はどこだ?
眠い目をこすり、歩道橋の上から見て、人が集まるテントがあったので、そこに行ってみる。
全然、列になってねえな、と思っていたら、なんか紙が回ってきた。
????

リストバンドの交換所ではなく、運営スタッフの集合場所だったようだ。
何故か運営スタッフの中に、やる気あんのかコイツという服装の男が一人。
しばらくどっちも気づかなかったのが不思議でならない。
気を取り直してマリンに近づくと、列ができていた。これか~。

ちょうど、交換が始まっていた模様。
ペースは速く、2~3分で交換場所に。

リストバンドはその場で直接、腕に付けられてしまう。
親指が入るくらいのダルダルの状況で「きつくないですか?」と聞くマニュアル対応。
これできつかったら、オレはどういう感覚で生きてるんだ?
「きつくないよ」と言ったら、それでパチッとされた。日本語って難しい。
余った部分が長くなるので嫌だなと予想していたが、
そこだけは気をきかせて二重に折り返して留めてくれたから良しとしよう。

しかし・・・でかいな。サロンパスくらいでかい。
見ようによっては俺の腕が小さいじゃないかという錯覚さえ覚える大きさだ。
ツレのチケットも持っていたので、先にリストバンド化できるか聞いてみたら
「転売の可能性があるので…」と謎の回答をされたので
「それってチケットでも変わんねえじゃん」と思わず口に出したら相手が閉口してしまった。
ううむ、別にやりこめる気はなかったのだが…。
サマソニの運営なんだから、いつもみたいに「規則なんで~」とか言えばいいのに。
可哀想なことをしたなと思いながら、サマソニギャルから渡されたタイムテーブルを見る。

あれ?ショボクね?
すげえ見にくいし。
ぶっちゃけタイムテーブルはケータイにJpegで取り込んだので、この冊子が活躍することは無かった。
さて、別にグッズを買う予定もないので、マリンをぐるっと回ってメッセに向かう。
 
外はうだるような暑さだ。
メッセに着くと、こっちは9:00にならないと入れないそうな。
なんか入口に並んでる人達が。これもグッズ狙いか?

並ぶ意味はないので、ベンチで寝ることに。
余談だが、サマソニでは腰にカラビナを付けて、そこにタオルを通している。
首に巻くと、それがマフラーみたいで余計に汗が出るから。

石のベンチじゃ寝れないな~と思っていたら9:00になったようで・・・寝たのかもしれん。
何にしても入り口を見ると、列は空っぽ。これなら並ぶ意味ってないんじゃないの?
会場に入ると、当然ながらガラガラ。
飲食ブースは呼びこまないと客が来ないので必死だ。
混んできたら、こんな対応はしないんだろうな。

サマソニと言えば、ワケのわからん企業ブースが多いんだけど、一時期のブームは
去ったのか?制限してるのか?
そんなに多くない。
でも、他に見るものはないので企業ブースを回ることに。
面白いトコロでは『自宅で作れる炭酸飲料』のブースが。
普通の水道水に二酸化炭素ガスを流し込んで炭酸水を作る。
もちろん、ガスの調節で微炭酸~強炭酸まで作ることが可能。
シロップを入れることで、コーラやジンジャエールも作れるそうな。
へ~~。

でも、めんどくさくねえ?
それならコンビニでコーラや炭酸水買うんだけど。
比較してる資料も「アメリカの家庭では、年間にこれだけの・・・」って
アメリカの家庭って、あのアイスをバールで食ってる子供がいるイメージなんだよね。
(注・グーニーズのチャックより)
まあ、面白いからいいかって、飲んだらぬるかった(怒)
せめて冷やしとけよ!
エコを謳ってる割に、試飲のボトルは500mlで作って
カップ一杯の試飲で、残りは捨ててるじゃねえか。
他には、お馴染みのポールスミスが。

実店舗でも見たけど、会場で見ると欲しくなっちゃうパターンてやつか。
だって、あのハートTシャツ、日常の感覚ならゲ●っぽくていらんもん。
驚くべきことに毎回、夕方を過ぎると売り切れで店じまいをするんだよなあ。
そして、HMV。フジでは白を貰ったので、ここではピンクのタオルを貰う。
CDも売ってる。
毎回良かったLIVEを東京でCD探してるので、これからは会場で買おう、と思った。
他にはマンハッタンPのカバンとCA4LA(カシラ)の帽子が。
帽子とカバン買って、タオル貰ったら荷物持ってくる必要ねえな。

ブラブラ会場を歩いて、ちょっと外に出てグッズ売り場を見ると、相変わらずの様子。
 
・・・・と、あれ?
雨が降ってきた。
フジロックでも降られたことないのに。
慌てて中に入ると、音楽が。
あれ?オープニングには早くねえか?
よーくタイムテーブルを見ると、ほそーーく「スリラーLIVE」って書いてある。
ABCが流れてるってことは、これマイケルのトリビュートってこと?
へええ。
ジャクソン5が終わると、スリラーからBAD。
でもラッパーみたいなヤツが歌ってる。違和感だなあ。
すると、ビリージーンが。おお。これは見た目も似てる。

歌はオケだろうけど、ダンスの切れが良い。会場も盛り上がる。ムーンウォークも披露。
こうして聞くと、やっぱMJってすごかったんだなあ。
と、近くにいたリアーナ目当て(初日は何を見る気だ?)のオーラ全開の女性陣がマイケルを見て一言。
「え?本物!?」
いやいやいやwwww
マイケルとビリージーンは知ってて、死んだことは知らないってある?
絶妙な知識のバランスと、パフォーマンスの出来と会場の盛り上がりが生んだ、奇跡の一言だった。
ホントに15分くらいで終わっちゃたパフォーマンスだったけど、すげえ良かった。
タイムテーブル見ると、何回か見るチャンスありそうなんで、もう一回見よう。
さて、オープニングが始まる時間だ。どうしよう。
一番近かったレインボーに行くと、なんかV系のJバンドみたいなのが出てた。
客の入りが地方の駅前のライブハウスぐらいなのはまあ、時間帯もあり、仕方ない。
特筆すべきこともなく、会場を回るとソニックアートが。

山下氏のデザインが好きなんだけど、Tシャツはかっこよくない。物販主催者がんばれよ~。
時間は11:00。
よし、あれだ。マジできゃりーぱみゅぱみゅを見よう。
と、時間ギリで会場に行くと、結構ギッシリ。雨ってのもあるんだけど、そういうもんか。
出てきたきゃりーさんは、なんか思ってたより普通の人だった。
電波を受信しちゃってる人なのかと思ってたけど、そんなことはなく、まともな様子。
会場も、こういうノリが好きなようで、テンションアゲアゲ。

聞いたことのある曲を5曲くらいやって終了。
あ、サマソニって短いヤツは30分~40分で終わるんだね。
さらに、感覚も短く、30分で次のアーティストにチェンジって・・・なかなか慌ただしい。
昔からこんなだったっけなあ?
外は雷雨。
マジか。
見たいものも無く、メッセからも出られず…。

当てもなく会場内を歩くしかない。
グッズ売り場に並んでいた連中は、早くも買ったばかりのTシャツに着替えるという状況。
仕方なく、とりあえずムシムシするのでカキ氷を食うことに。

すると、ツレから駅に着くという連絡が。
いやあ、外は雨だし・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
 
夏の嵐は一瞬で去り(大阪は大変だったらしいが)天気はすっかりピーカン(死語)だ。
そうと決まれば、ヒマつぶしに俺が駅まで行くことに。
駅ではダフ屋が堂々と営業中。
雨の後で蒸し暑くなった中、ツレと合流。
場内のメシ屋は混んでる時間になってるはずなので、幕張の牛タン屋でメシを食う。
会場に向かうが・・・暑い。
チケットを渡して、勝手にリストバンド貰ってこいと言い放ちメッセに避難。
マウンテンでは、今年すげえ流行ったアレクサンドラ・スタン。

かわ・・・いいのか?
ちょっとクレオパトラっぽい(ルーマニア出身ということで納得)
メイクがキツ目で、「美人」と「怖い」のギリギリのラインだ。
DJを従え、観客に合唱を要求。
うーん。ネイティブ英語圏ならそれもアリなんだろうが。
ラストのSAXOBEATはさすがに盛り上がった。
やっぱこの曲はすげえな。
DJのコーラス部分は自分の声が高音すぎて、そっちが目立っちゃった。
ツレに連絡を取ったら、ついでにマリンでヴァクシーンズ見てから行くというので
こっちもメッセ内でマリンステージを映し出してるスクリーンの前で
ヴァクシーンズを見る。

・・・・あれ?
1~2年前にフジで見た時、Voは内交的なハジケかたしてたのに
スクリーンにはスギちゃんルックになってる・・・。
こういうハジケかたになっちゃったか~www
合流して、ブラ~っとメッセ横断。
まずはSt.ヴィンセント。

各ブログで絶賛されたこのLIVE。たしかに悪くはなかったんだけど
なんか、テンション上げ過ぎて、何度も客席にダイヴ。
しかもマイクが有線なので、その度にスタッフがコードを回収するのに必死。
3回目のダイヴを見た時にはさすがに笑っちゃったよ。
で、今度はHYRO DA HERO。予備知識ゼロで臨んだらビックリ。
すげえヘヴィ―な音に加え、半裸の筋骨隆々の黒人がステージ上をゴロゴロ転げ回り、
ギターを空中に放り投げる。
うーーん、カオスティック。

ラストの曲ではどうなっちゃうのかハラハラしたが、転がりすぎて疲れた様子。
ギターもそっと置いて終わった。
続いてはSBTRKT。後ろの方で見てたんだけど、
脇のスクリーンには例のロゴしか出さないので、何やってんのか、前に行かないと見えない。

めんどくせーので、PASSION PITに。

これもベストアクトの声が多かった。
たしかに、幻想的で多幸感のあるエモって感じで、分かりやすい。
それをブレることなく出せる所で、感動が呼び起こされるシステムだ。
色々、見過ぎて、ハイハイこのタイプか。みんな好きだよね。
と思ってしまったので、驚きがなく、感動出来なかった。
スクリーンに行って吉井さんを見る。

すると、JAM歌ってるじゃねえか!
バンド時代の曲って歌うんだ!?行けば良かったかな。
ソロの曲も割と好きなので、ちょっと後悔。
しかし、そんな流し見をぶった切るアクトが登場。
悪くはないんだろうな、とは思って、キッチリ開演前からスタンバってみたGotye。
まず、日本語のペラ度にビビる。
ペラペラではないんだけど、かなりペラってる。
「エット、ニホンニモ、ジドウオンセイッテアルヨネ?コレハ、ソノシステムヲウタッテミタヨ」とか
「キョウハ、コーラスガイッショニキテイナンデ、ミンナガ、ソコヲウタッテクレマセンカ?」
準備してきたコメントじゃなく、その場で考えた言葉をしっかり喋ってる。
すげえな、こいつ。
そして、そのステージの方も凄かった。

最初はバックバンドくらいの「どこにいるのかもわからない位置で太鼓を叩いてるので
思わず探してしまったが、要するに、ステージのどこにいようが関係ないよってことなのだ。
おまけにLIVE感がすごい。
音の深みというか空間力というか、飲み込まれてしまう。
アルバムを最初に聞いた時も、もちろん良いなと思っていたが、
最近の全米で7週連続1位とかいうニュースを見ると「それは言いすぎだろ」と思っていた。
ヤバい。そんなことない。LIVEで気づかされる楽曲の真の実力。
これでアルバムを聞き返したら、上半期の私的ランキングはひっくり返るぞ。
間違いなく、今回のベストアクト。単独で来たら、また見よう。
大満足でGotyeを終えて、次はシガーロスくらいしかないなあ。
さすがにマリンでこの後のグリーンデイ見て、帰ってきてシガーロスなんて無理があるだろうし。
スクリーンにはマリンで現在演奏中のフランツが映し出されている。

フランツは何度か見たし、何度でも見たいって程じゃなかった。
新しいアルバムでビックリするような変化があれば気になるのだが。
とりあえず、時間が余ってるのでレインボーでスカを見てみるが、
思ったようなスカじゃなかった。

しょうがないので飲食ブースへ。
マリンではグリーンデイが始まるせいか、メッセ内は過疎化が進んでる。さすがグリーンデイ。
晩飯にはちろ早いがカレーを食って次に備える。
でも、次がラストか~。朝も言ったけど、サマソニは慌ただしい、でも、その割にヒマな空き時間があるな~。
お笑いブースを見たり、時間をつぶす。
再びレインボーに来ると、トリ前のLIVEが。名前からしてアジアン系のバンドかな?
・・・・え?
客が数えられるくらいしかいねえ。前に見える客の前方は、もうフェンスだ。

これは主催者が悪いよな~。いくらなんでも。
で、マウンテンへ。
シガーロス待ちも結構多い。

グリーンデイは佳境に入って、終わっちゃうかもしれない時間だが、こっちは機材のトラブルで10分くらい押している。
おいおい、あんまり遅いと外で花火が上がるぞ。関係ないけど。
と、スモークが焚かれてシガーロス登場。
残響の流れか。轟音スタートのセットリスト。 1.lagið Í Gær 2.Varúð 3.Ný Batterí 4.Svefn-g-englar 5.Sæglópur 6.Viðrar Vel Til Loftárása 7.festival 8.Olsen Olsen 9.Hoppípolla 10.Með Blóðnasir 11.Hafsól 12.Popplagið

シガーロスはこの感じも良い。
ヨンシーの喉は絶好調。伸びる、伸びる。
馬の弓でギターを弾きならし、ギターのピックアップに声を当てる。
国際フォーラムのLIVEの時より、らしさが出てる。
トリに相応しい風格がでてきたなあ。
マウンテンのトリはマリンのトリに比べちゃうと、あっという間に感じる。
アンコールはなし。
あいさつに戻ってきただけ。

うん。まあ、満足だったし、いいかな。あっさりな感想だけど。
さて、マリンの帰宅ラッシュはひと段落したころのようで、サマソニの終了とは思えないほどスムーズに歩ける。
おまけに、車は市営の駐車場なので、シガーロスの終了から、ものの数十分で幕張を脱出。
ツレの家は都内とはいえ、幕張から車で20~30分。便利な位置だ。
メシを食って、シャワーを借りて大阪の様子(明日の東京のラインナップ)をネットでチェック。
と、そこには衝撃のニュースが。
『ジャミロクワイ大阪公演キャンセルのお知らせ』
えーーーー!?
トリ前がキャンセル!?
でも、わざわざ「大阪公演」て書くってどういうこと?
詳しく調べていくと、大阪の雷雨はこっちの比ではなく、なんとパフュームの時点で一旦中断が入った。
続くピットブルは天候不良のため公演NGですっ飛ばされた模様。
ケシャで天候は回復したがスケジュールはかなり押してる様子。
ジャミロのキャンセル理由は「JKの喉が先週から悪かったので」という不可解な理由。
じゃあ東京も無理じゃん、と思うわけだが、
なんかTwitterでジャミロが呑気に靴屋でスニーカー物色してた様子がUPされて大騒ぎ。
JKは雷が怖くて仮病で逃げた 説 と 時間が押したので、巻きで依頼をしたらキレてキャンセルした 説が。
そうすると・・・東京はやりそうだ(笑)だから「大阪公演キャンセルのお知らせ」なのか。
でも、そうすると建前上の理由が、先週からの体調不良はやばくねえかな?
ジャミロがキャンセルしたおかげで、リアーナはスケジュール通り、時間いっぱい歌ってピッタリ終わったそうな。
でも、近くでやってたa-nationでは死人が出たほどの雷雨。
あんなだだっ広い場所で電気製品に囲まれて歌ってるアーティストはビビるわな。
まあ、素直に天候不良で中止にすりゃ良かったんだが、前のケシャがやっちゃってるだけに無理だったか。
ネット上には大阪のファンの怒りと失望の声が。うううむ。
明日は果たしてジャミロクワイはやるのだろうか?(見れないけど)
そんな期待と不安を胸に二日目に備えて寝るのであった。
サマソニ二日目(その4)につづく・・・・。
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