朝。
九時に起きてメシを食う。宿泊客も昨日より多い。
そのせいか心なしかおかずの種類が減っている。・・・・いや普通、増えるだろ。
あいかわらず、まったく愛想のない犬。今日もロックだな。
じっと見てたら、低く唸られた(笑)
さすがです。
昨日は1ミリも雨が降らず、真夏日だったが、今日の天気も快晴そのもの。
雨の無いフジロックというのは「らしくない」感じもするが、降らないにこしたことはない。
ただ、日差しが強すぎるのもどうかなあ。
ゲート前では今日も撮影タイムが。ただ、明らかに昨日の同時刻より人の数が多い。
やっぱ土曜は混むんだなあ。
昨日は、8年ぶりぐらいに陣地を張る位置をグリーンの後方に移したが、どうにも居心地が悪かったし
帰ってきた感が無かったので、いつもの場所に帰還。
やっぱ、ここに根を張ろう。
しかし、やっぱ人多いよなあ。今年は空いていると思ってたけど、普通か。
さて、朝イチの約束と言えば、酒である。
今日も元気に電子マネーで酒を買う。
朝から酔っ払いながら音楽を聴くのが生きる喜びに繋がるのだ。
まだ朝のステージは始まってない所も多く、消去法でレッドマーキーへ。
うーーーん。荒削りすぎるかな〜。
まあ、朝イチのバンドに多くを求めるのも酷だけど
ちょっと、あがらないなあ。
The Heavyを見るかどうかで悩んだが、今日はゴンドラでとりあえず上に行っとくか、という感じに。
1500円でドラゴンドラへ。こんな高かったっけか。まあ、いいや。
ゴンドラは乗り場までが意外と長い。
暑さのせいもあり、乗り場に着くころには汗だくである。
ゴンドラに乗ると、中にはタイムテーブルやヒマつぶしのパンフなんかが。
なるほど、この辺は考えてきてるのね。
相変わらず、けっこう長い。
上からグリーンやホワイトのステージを見る。
ゴンドラは、当然、登りと下りがすれ違う仕組みなのだが
上から下りてくる客が手を振ってきたりすると、ちょっと萎える。
逆に子供とかの方ががクールに座って降りてくるだけのことの方が多い。
上に着くと、ハイジがすげえ勢いで手を振ってくる。
ハイハイ。わかったわかった。
しばし、上の空気を吸いながらボケっとしてみる。
これだけの為に時間と金を費やすわけだが
俺は、意外と上が好きだったりする。何するわけでもないんだけどね。
さて、やることもねーし下るか。
下に着くと、ウルフルズの時間がピッタリだ。
よし、グリーンに行こう。
グリーンは大賑わい。ウルフルズ人気ある。
トータス登場!
活動休止からの再開、フジロック初ステージという俺の全然知らない情報があったようだ。
そうか、それも含めて、こんな混んでるのか。
演奏がスタートするや、結構な一体感。そしてトータス、上手い。
ロキノンとかラインジングサンとかでフェス慣れはしてるせいか、圧倒的な存在感。
歌の方もヒット曲多し。出し惜しみなし。
そして新作の「どうでもよすぎ」と「ヒーロー」は、ばっちし俺の心にヒットした。VIDEO
良い曲だな〜。
みんなで歌える曲も多いし、初ステージでこんなに盛り上がるなんて
国内で名前が知られたバンドとはいえ、そうは無い。
単にメジャーで人気があるだけなら、こうはならない。
当日の出来が露骨に歓声に左右する、実力と結果だけで判断すのがフジロックの客。
最初からウェルカムのロキノンや、なんでも結構騒いじゃうサマソニとはわけが違う。
トータスもそれが分かってて、嬉しくなったのか「来年も絶対来るぜ―!」と上機嫌。
それぐらい、この時のウルフルズのLIVEの出来は良かったように思う。
ウルフルズを見終えたら腹ごしらえ。
五平餅とラーメン。まあ、定番のメニューだね。
腹が膨れて、なんも見るものがないかな〜の時間なのでちょっと散歩することに。
象印のブースで、今回もほうじ茶を補給。
暑いのでホットの列はゼロ。
今年はあんまり目立たない目のある木。
ちょっとジオラマ風に撮ってます。
ホワイトまで来た。
なんだろう、ちょっと毛色がちがうバンド。
どうやらルーキーA GOGO上がりのバンドらしい。
メタルっぽいラウドネス。人はいるなあ。固定客がついてるんだろう。
アヴァロンで大友バンド(あまちゃん)を聞く。しかし、すごい人だな。
演奏は素晴らしく、ここは満足度が高かった。
で、時間になったのでグリーンに帰宅。
TRAVIS登場。
フランは髭がぼーぼーでサンタクロースみたい。
歌は上手いし、演奏もいいんだけど、フランの見た目がちょっと浮いてる。
The Man whoからもう15年以上経ってるのか〜。
Turnなんか、すっかり懐メロなんだな〜。
VIDEO
そうだよ、最初に聞いたの10代だったもん。
大合唱で会場は大入り。さすがTRAVIS。どうも、俺らの年代がフジの客層で一番多いんじゃないかと思うほど
がっつりハマった。
お次もグリーンで待機。
クロマニヨンズです。あのロゴ・・・・上から見たアレの行為ですよね。
シュール。クロマニヨンズくらいの知名度が無いと、ただ卑猥なだけだな。
まあ、LIVE前からセキュリティが増員されてたんで分かってたけど
もう、ワニワニパニックをやってるかの如く人がダイブしてくる。
右へ左へ大忙しで受け止めるセキュリティ。
中には、飛んだばっかりで、セキュリティに引っ張り込まれた奴までいるwwww
ヒロトは今でもロッケンローラーだな。
最後に、恒例のパンツ下ろして帰って行ったし(笑)
クロマニを見て、小腹がすいた。
無性にフィッシュ&チップスが食いたくなってワールドレストランに行くが混んでる。
ワールドレストランだけど外人客がここに溜まり過ぎだと思う。
なんか、海外のフェスばりにいねえか?
買うのに並んで20分くらい待たされそうなんで、一旦、諦めることに。
デーモン見て、終わったら買いにきてみよう。
早めにグリーンに戻り、デーモンを待つ。
なんか魔法陣みたいなのステージに下げてるけど、
本当に悪魔(デーモン)呼ぶんじゃないだろうな。
閣下とか出てきたりしないよな。
先日のフェスではソロで出て、グレアムが飛び入りでテンダ―を歌ったというサプライズのニュースもあり
Blurの曲もやるんだろうな〜とは思う。
Blurもゴリラズもソロも、全部、別にやめてないし、ソロでも歌えるって変な感じ。
ちょっと自由すぎる。そもそもゴリラズだってソロみて―なもんだろうが。
すげえラフなジャンパースタイルでデーモンが登場。
で、ゆるゆるのソロからスタート。
が、早くもゴリラズをぶっこんできた。
けっこうやりたい放題だな。
で、ステージ降りてきてモッシュピット前でディナーショー状態www
VIDEO
この人、ホント触れ合うの好きだよね。
なんつってたらEnd of a Centuryがきた。おお、ブラー。 All Your Life も。
当然、盛り上がる。で、クリントイーストウッド。DJも飛び入りで参加。
デーモンが終わると混雑が始まるはずなので、この辺りでグリーンを退散。
ワールドレストランへ。
おお、ガラガラだ。さすがLIVE真っ最中。
おかげで全く並ばずに目的の食事をゲットした。
フィッシュ&チップスを持って、レッドマーキーへ。
オノ・ヨーコを見てみよう。
お、なんか語ってる・・・・。
・・・・・活動家っぽいなあ。
そして、叫ぶ。シャウトというより、叫んでるだけ。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。ゴメン、ジョン、だめだわコレ。
食ってたフィッシュ&チップスが美味いのだけが救いだった。
全く、ヨーコの世界観が掴めず早々とマーキーを後にする。
で、再びグリーンステージ
海外フェスでは当然のようにトリを務めるアーケードファイア。
日本では、ちょっととっつきにくいんだよなあ。
モッシュピットの真ん中にミラーボール衣装の男が登場。
ロボット的な喋り方。ヨーコに続き、こっちもちょっと世界観が、と思ったが
演奏の方は実に素晴らしい。
音源では掴みにくかったアーケードファイアの輪郭がLIVEではハッキリと掴めて
こういうバンドで、こういう音楽なんだというのを伝えてくれる。
サイケでダンス要素を手に入れたアーケードファイア。
フェス慣れしてるというか、大物扱い慣れしてる。
いつの間にやら、風格がすごい。
一旦下がって、なぜかYMOで戻ってくる。そして謎の似てない着ぐるみ。
・・・この辺のよく分からない感は解決できなかったな。
VIDEO
しかし、紙吹雪はすげえハマってた。
・・・・・量、多すぎねえか!?
VIDEO
そしてラストは大合唱。グリーンステージに響き渡る声。VIDEO
うん、フェスのトリとして完璧な構成だ。
半信半疑だったアーケードファイアの実力が、ようやく本物であると実感できた。
良いステージだった。ほんと、良いステージ。
海外で激賞される理由はこれで分かった。
あとは、まあ、おかしな世界観がちょいちょいあることぐらいだな。
さて、二日目もトリが終わったけど、どうするか。
ホワイトでは、マニックスがまだやってるはず。
この時間に出れば、混雑する土曜でもサクッと帰れるかも。
結局、二日目も早々に会場を後にする。
駐車場はやや混んだが、それでも例年の比ではない。
ただ、会場近隣の、コンビニ風のフレンドリーショップなる店は、完全に店のキャパがオーバー。
店員も時給制なので、早く処理する気なし。
こういう時は歩合制にしてやれば、回転率あがって儲かるはずなんだけどなあ。
会場から近い宿は、コンビニが無いので、食事関係は会場で済ませとかなければならいってのが鉄則なんだな。
宿に帰ると27時間TVがやってる。
たまーにフジロックと被るんだよな。あんまり見る余力もなく、風呂に入って寝るだけ。
ホント、フジの期間中は健康的です。
3日目につづく。