〜Special〜 Fuji Rock Festivalの歩き方
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Fuji最大の敵に備えて

FUJIの歴史は雨から始まったと言っても良い。
さらに言えば、中越地方の7月の山中、長丁場とくれば、濡れること、体を冷やすことは命の危険にも通じる。
降らない可能性はあるものの、雨対策だけは絶対に怠らずに来ていただきたい。

FUJIのマナーにもある通り、ここでは自然への対応能力も必要となる。

自分の頭で考え、行動できない人間は迷惑なだけなのだ。



FUJIのおかげでアウトドアブランドの売り上げが上がったとの業界報告もあり、
特に機能的かつファッショナブルなもののラインナップの充実に関してかなり貢献しているらしい。

雨対策を行うに当たり、欠かせないのが天気予報だが、
これは絶対にピンポイントで「苗場プリンス周辺」か「苗場ゴルフ場」などで検索すること。
大事なのは雨マーク云々ではなく、雨の時の雨量や強さ。
どれだけの強さの雨が降るかで対応が変わるからだ。
また、数時間で変化する為、マメにチェックすることが肝心。


服装については、ついでなのでサマソニとの対比を以下に記す。

晴れの場合

サマソニ”


動きやすさ重視。
靴は混雑時に踏まれても問題なく、かつ動きやすいスニーカー系が望ましい。
都市型フェスは、そのまま街にいても溶け込めるような形で、できればスタイリッシュにまとめたいところ。
放水や水をぶっかけられることもあるが、発汗の放熱のほうが肝心。
フットボールシャツなどでも良いと思う。できれば軽装が好ましい。

FUJI


日光がきつい為、帽子は合った方が無難。
イスは好みが分かれるが、待ち時間や泥でも座れるので、トータルで考えると持ち歩く苦痛より、楽な場合が多い。
靴はスニーカーからサンダル、クロックス系のゴム靴、長靴、登山用靴と一長一短あるが、今回は登山靴としよう。
それぞれの一長一短は後述する。
服装としては、状況に応じて羽織ったり脱いだりできるものが一枚あると便利。
雨具を入れるバッグだけは携帯したい。


雨の場合

”サマソニ”


基本的には晴れと同じ。雨といってもマリンの場合しか影響が無い。
メッセ中心なら天気は関係ないといってもよい。

”FUJI”


ベストなのはアウトドアのレインウェア。
保温、放熱が計算されているのでこれがあれば基本的にはOK。
靴も履き替えることはできないので、登山靴。
専用の登山靴は泥でも滑りにくく、雨が染みてこないのだ。
パンツもレインウェアにしたいところなので、天気予報次第で、事前に履くことをお勧めする。


それでは、装備に関して、それぞれの特徴をRPG風に記述したいと思う。
(※装備率とは、会場内で身に付けている人のシェアである
   また、再生力とは万が一水が染みたり泥まみれになった場合のリフレッシュ力を指す。


スニーカー  装備率:20% 守備力:3 行動力:4 防水性:2 再生力:1 価格:4
長靴     装備率:20% 守備力:3 行動力:2 防水性:5 再生力:3 価格:25
クロックス  装備率:20% 守備力:3 行動力:3 防水性:1 再生力:5 価格:3
サンダル   装備率:19% 守備力:1 行動力:2 防水性:0 再生力:5 価格:35
登山靴    装備率:20% 守備力:5 行動力:5 防水性:4 再生力:1 価格:1

                はだし(サンダル破損など含む)1%    

雨具
レインウェア 装備率:50% 防水性:5 保温力:4 発汗性:4 価格:1
ポンチョ   装備率:30% 防水性:4 保温力:3 発汗性:1 価格:2
カッパ    装備率:10% 防水性:3 保温力:2 発汗性:1 価格:5
ゴミ袋    装備率: 2% 防水性:1 保温力:1 発汗性:1 価格:5 
                
               雨具なし8

(ゴミ袋は頭と腕を通す穴を開けて被るのだ)


上記のグッズを購入するにあたり、お勧めのブランドは

AIGLECAPTAIN STAGColemanColumbiaHELLY HANSENMILLET
mont-bellNIKE ACGPatagoniaThe North FaceTimberland などが挙げられる。

特にAIGLEの長靴は一時期大HITした。
レインウェアとしては、モンベルやノースフェイスが有名だが知名度のせいか、高額な場合が多く、
MILLETなどの方がコストパフォーマンスは良い。
いずれもアウトレットモールなどに入っている場合が多いので活用したいところ。


装備品以外のアイテム

キャンプを行う場合は、必然的にテントやランタンなどが必要となる。
テントは必ずカギをかけること。
また歯ブラシなどの宿泊グッズや簡単な救急セットもあったほうが良いが、
実はキャンプサイトを出た苗場プリンスの売店で大抵は購入できるので、本当に必要なのは現金と言える。

会場の中で必要となるのは、電池式の携帯充電器だろう。
携帯電話というのは、電波が良くなったり悪くなったりを繰り返すと、電池を早く消費する。
また、機種によって電池残量が2になった途端に1になったり、通話したら一気に電池が減少したりする場合が結構ある。
最悪なのが、電池残量が0になってしまうと、コンセント以外の充電が受け付けなくなってしまうタイプ。
こうなってからでは、電池式では意味が無い。
万が一、携帯が死んだ場合は、苗場食堂の脇に掲示板があるのでそこを活用しよう。

続いては、意外なところで懐中電灯。
会場内に灯りはあるが、雨が降ったときの水溜りの位置など、ライトを重宝する場合は多い。
明るさは絶対に確認すること。明るさが弱くて全く役に立たないライトもある。

タオルはほとんどの人が持っていると思うが、意外にもぞうきんを持っている者は少ない。
ぞうきんは泥を拭ったりするのに役立つ。携帯する必要はないが、フェスに持っていきたいアイテムとしてはNo1だ。

意外なものではジップロック。
携帯や電子機器が防水なら問題はないが、そうでないならジップロックに入れておくことをお勧めする。

イスは前述したように、好みが分かれる。
ただ、持って行くならば観賞スタイルを決めること。

どっかり座ってみるなら、大型のドリンクホルダーと背もたれがついているものを選ぼう。
中には屋根?のついてるものもある。


ちょい休みで持っていくなら小型に限る。3点式かパイプイスタイプの小型のもの。
材質がアルミのものは軽量なので良いのだが、貧弱なものもある。一度座って確認しておきたいところ。
ちなみにこのタイプは足に泥がつく場合が多いのでケースがあったほうが良い。
ケースの内側は泥だらけになるものと割り切ろう。



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