ここからは会場の案内だ。


スタートは駐車場から。
運よく場内の駐車券を手に入れた場合、苗場プリンスの駐車場に乗り込むことになる。
湯沢方面から来ると右折で入ることになるのだが、混雑に応じて左折のみに限定されることがある。
その場合、一つ先の交差点で右折することを案内されるが、結局Uターンなので、
可能であれば早めにUターンして左折経由で入ってしまおう。
そして、駐車券を開いた状態で半券を切ることに。
再入場の際は、切られた半券をもう一度受け取り、入るときには半券を渡す、ということになる。
場内ではハザードを点けたままの走行を求められる。
旅館利用など、三日間停めっぱなしでないのなら、ここでは多少面倒でも入ってすぐの場所に停めてしまうことをお勧めする。
なぜなら、帰宅ラッシュが始まった場合、入り口はバスの出入りが優先となり、場内からの車は非常に出づらくなる。
なおかつ、手前の車がどんどん列に割り込むので、奥に止めた車は一向に出られないのだ。
棒ふりにキレても対応は改善しない。
以前、知り合い(ということに)が棒ふりにガンガン怒鳴りつけたら、男のくせに泣かれてしまったという伝説もある。
フェスは祝祭。嫌な思いはしたくないものです。

そして駐車場に隣接する苗場プリンスの売店。
下着からカップめん、充電器まで、よろず屋的なアイテムが揃う。午前中は込み合うが、午後になると一気に人が減る。
トイレは綺麗で空いている上、気温も一定なのでここで寝ているツワモノもいる。

そしてリストバンド交換所。この付近にも売店は揃う。
会場内よりボリュームのある食事が楽しめるが、価格が安いということはない。
最大の利点は、並ばなくても買えるという所か。
ちなみにドラゴンドラのチケット売り場はここである。

ここから入り口までの間にルーキーステージがある。
昼間はやっていないので、主にキャンプ組が夜に楽しむ場所と言えるかもしれない。

入り口のゲートの荷物チェックはザル。あってないようなものだ。
入り口は記念写真組が多いので、ぶつからないように注意。
入り口を過ぎるとNGOの人がゴミ袋を配っている。袋は重要なので貰っておこう。

ここで川を渡って苗場食堂に出るか、グリーンに行くかの分かれ道がある。
このエリアはFUJI最大のトイレスペースがあり、手洗い専用の蛇口もある。
トイレは拡充され、比較的早く回るようになった。
ただし、未だにガマンできず立ちションに走る人間はいるので、このトイレの裏の道はかなりアンモニア臭がキツイ。

苗場食堂はFUJI最大の売店エリアだ。
中央のやぐらでは大道芸が行われたり、昼食用のベンチになっていたり、大雨の雨宿りになったりする。
前述したが、苗場食堂の脇には掲示板スペースがあり、万が一の連絡手段になっている。
ただし、携帯が全エリアで繋がるようになった昨今、三日目でも書き込みはまばら。
主にキヨシローやアベ、マイケルへの追悼メッセージが寄せられていた。
ここのエリアは当たり外れもあるが、食事の質が最も高い。最激戦区ゆえか。
小ネタだが、苗場食堂とは冷奴や、きゅうりなどを売るでかい出店の名称であるが、
このエリア一体を苗場食堂と称するケースが多い。
尚、レッドマーキーへ行く途中の苗場プリンスホテルの出店はホテルメイドの味なので安心だが、面白みは一切ない。
ラウンジは宿泊者専用なのでいつもガラガラ。結構冷ややかな視線を浴びている。

少し分かりにくいが、実はワールドフードコートは別のエリア。
パエリアやフィッシュアンドチップス、パスタやピザなど外人が作っているものばかり。
最終日に値下げが行われるのはここのメニューが最も多い。
すぐ左が苗場食堂のせいか、意外にも並ばずに買える場合が多い。
苗場食堂のLIVEステージは、出店の裏側なので、実際にはワールドフードコートの入り口左である。

レッドマーキーは唯一の屋内型ステージ。
新人や、ノリがハードな連中、日光が苦手な(笑)アーティストが出演する。
音響の関係か、ダンス系がやるのはここ。夜中もDJが回しているステージだ。
雨が降ると雨宿り組で混雑することがある。入り口は横から入るのと後ろから入る二つがある。
後ろがパンパンでも横からは普通に空いてたりするので注意。
続くは、FUJIのメインステージ。グリーン。
前方にモッシュエリアがあり、その部分は地面がコンクリなので雨でも飛び跳ねられる。
ステージの後方部分は土なので、雨天時は田んぼになる。
ぽっかり人がいない部分は、地面が最悪な場合なので確認すること。ここは混雑時に、イスの使用が禁止になる。

一応ホワイト方面へ続く道を挟んだ後ろもグリーンの客席。
ここはテントはNGだが、イス、シートはOKなので、ここに陣を張る人も多い。まあ、前方が道なのでアレだが。
盛り上がってきたら前に走っていく、という光景も見受けられる。
ちなみにグリーンはモッシュエリアを除き、ステージに向かって左側(苗場食堂)の方が混雑し、右側(ホワイト)の方が空いている。

グリーンの道を抜けるとMt.FUJIがある。
これはようするに分別されたゴミを積み重ねて山状に積み重ねること。
三日目には立派な山になる。それを作るNGOとタワレコのブースもここにある。

さらに小高い丘はオフィシャルショップエリア。
サマソニに比べるとグッズ販売力のないFUJIROCK。結構いつでも空いてる印象がある。
尚、タワレコのタオルプレゼント目当ての人は初日で完売することもあるので注意が必要。

ショップの脇を抜けるとキッズエリア。
メリーゴーランドや子供用の遊び場、そして天候に左右されまくりのカキ氷やがある。
毎年、カキ氷、アイス、ポップコーン、わた飴だけを取り扱うその姿には男気を感じる。

そこを過ぎると、こんぺいとう形状のライトがある道。
夜間は写真撮影をする輩が多く、急に立ち止まるヤツ多数。

毎年、この辺りでおかしな扮装をした連中に出会う。
基本的にこの辺の道を行ったり来たりしていると思われる。
道の終点はところ天国。
川をむずぶ橋と砂利のあるスペース。ここには水車があり、夜間は映画を上映したりする。
ところ天国は売り切れの多い売店。場所が目立つので人気が高い。

ここではハイジのカレーショップも隣接する。
販売の時間帯が決まっているので、いつでも買えるわけではない、こだわりのカレー屋。

橋を渡ればホワイトステージ。
ホワイトの入り口で右に目をやるとボードウォーク。オレンジやヘヴンに抜けられる。
左もボードウォーク。トイレがあるため、大体行列が続いているが、
実はこの行列を無視して先に行くと、グリーンへのボードウォークになっている。
トイレ待ちのせいで認知度が異常に低い。おかげでいつも空いているので、帰りは絶対こっちを使いたい。
尚、ボードウォークはどこも一方通行である。行きには利用できないので気をつけよう。
ホワイトステージはグリーンに次ぐ大型ステージ。ところどころ石などもあるので結構、足元は微妙。
左後方から入る形式なので、入りづらい、出ずらいステージとも言える。
売店もドリンク系のみなので、改良の余地があるかも知れない。

ホワイトを抜けて坂を上がるとジプシーアヴァロン。
ここでは、あの朝霧ジャムが出店している。
他の飲食店もあるが、味の好みが分かれる店が多い。飲食以外のオーガニック系のショップも多く点在する。
アヴァロンは国内アーティストがやる場合が多い。ステージの客席が段々になっている芝生なのも特徴。
規模的には大きくない。ここのステージを彩るひまわりは、三日目の最終ステージ終了後に配布される。
欲しい人は行ってみよう。
アヴァロンを抜けるとトイレスペースがある。
ここは奥にアーティスト移動の駐車場があるので車の出入りが多い。
そのせいか、ここのトイレは並び方が特殊。一つのトイレに数列並ぶというスタイルだ。
並んでいるように見えて、実はどこも4、5人待ち。穴場である。

その先にはフィールドオブヘブン。
ここはシャボン玉製造機が存在する。そんなわけで、シャボン玉の似合うアーティストが多く演奏する。
後ろにはオーガニックショップや天然酵母の飲食店が並ぶ。
ヘブンの雰囲気が最もFUJIらしいという人間も多く、ガツガツ移動しないでヘブンに居ようという意見もある。
その先はオレンジコート。
比較的新しいこのエリアは白い砂のエリア。ステージも補強され、立派になった。
右手にはアドバルーン的なものが暴れている。ただ水はけが悪く、雨がふると最悪の状態となる。
マルボロブースなどもあり、喫煙者は愛用している。
一応軽食のショップもあり、今年はタイムセールが行われた。
オールナイトFUJIの会場になることから、開催時はここの入り口が非常に混雑する。
坂になっているうえ滑りやすく、灯りもないのでライトが必要だ。

ちょっと分かりにくいが、オレンジの入り口を右手に土手沿いに進むと、最新のエリア、ストーンサークルエリアに出る。
各種民族音楽を演奏するバースタイルのテントや、太鼓の体験コーナー、ドッグランなどがある。
メジャーアーティストが出ることがないので、この地に足を踏み入れることなく帰路につくものも多いが、
折角なので一度は行っていただきたい。

さて、もう一つ、行くことなく終わることがほとんどの、ドランゴンドラエリア。
風雨によって中止になることも多い。乗り場はレッドマーキーの後方。
実は、かくいう俺も行ったことがないのだ(汗)行ったらレポするんで、そん時まで待ってね。
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