FUJIROCKERSはリピーターが多い。
実際に参加してみると、LIVEよりもその空間全体に魅了されてしまうことが多いからだ。
FIJIROCKERSがサマソニに行くと、その雰囲気に幻滅して帰ってくることもあるが、
サマソニは、その利便性やラインナップから絶対的に必要性のあるイベントであり、
それはそのチケットの売れ行きが証明している。
サマーソニックはフェス登竜門として、とても重要な存在なのだ。
ただし、サマソニ経験者がFUJIに行くと、その雰囲気に魅了されてしまうことが多い。
これまでフェスティバルと呼んでいたものの価値観が覆されるからだ。
その時点で意外なほどFUJI愛好家になり、サマソニを毛嫌いするようになったりするのだが、
その生い立ちにあるように、FUJIとサマソニは元々兄弟のようなもの。
お互いは無くてはならない存在だと思う。
あれだけの利便性を誇りながら、
2003年のような奇跡を起こす可能性を秘めた恐るべきフェスティバル、サマーソニック。
毎年、非日常への世界へといざなってくれるFUJIROCK。
どちらが良いとは言わないが、みんなでここまで大きくしてきたイベントなんだから、どちらも大事にしたいものである。
FUJIがFUJIを保てるのも、フェスをナメてるやつらが来られないぐらいの敷居があるがゆえ。
サマソニで育って、FUJIに挑む。
サマソニ愛好者のFUJI未体験者は、
是非とも、いつかはFUJI ROCK FESTIVALにやってきて欲しいものである。
海の向こうを目標としていたはずなのに、
いつの間にか、わざわざ国外からやってくる人間もいるほどのイベント「FUJI ROCK FESTIVAL」が
日本でできるようになったのは、紛れもなく音楽を愛する全ての人々のおかげなのだから。
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